フィニッシングスクール校長 清水彰子さん「グローバルな交流を楽しみ美しく」

Professional Interview!
~世界視野をもつグローバルリーダー~ Vol.01

清水彰子さん

ビジネスの急速なグローバル化が進む今、英語を学び「企業のグローバル化に備えたい」「世界規模の仕事がしたい、海外で働いてみたい」と考える人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は、一人ひとりの女性がもつ可能性を引き出し、内面と外面の美しさを磨くアメリカ生まれのフィニッシングスクール『ジョン・ロバート・パワーズスクール東京校』の校長として、日本女性の自分磨きをサポートする清水彰子さんに、女性がグローバルに活躍することについてお伺いしました。結婚・出産を経て、10年あまりを海外で過ごされた清水さんは、帰国後、豊富な社交経験を生かし、マナーやコミュニケーションを中心に企業コンサルタントとして活躍された経験をおもちです。つねに人前に立つお仕事をされてきただけに、清水さん自身、非常にパワフルで、プラスのオーラが全開。そばにいるだけでエネルギーがチャージされるよう。表情豊かで、お話もぐんぐん引き込まれます。さっそく、海外生活の苦労や楽しさ、また日本人が海外で活躍するにはなにが必要かなど、気になるあれこれをうかがいました。

撮影/川野裕子 取材・文/染谷晴美

 

「異文化を受け入れ、グローバルな交流を楽しみ、 自分に自信をもつ。それが美しくあるための秘訣」

――『ジョン・ロバート・パワーズ スクール 東京校』には、どのような生徒さんが、どのような志をもって入学されますか?

年齢でいえば、圧倒的に多いのは20代30代ですが、もちろん10代も40代も、さらにはその上の年代もいて、じつ幅広い年齢の方々が在籍。みなさん、いまの環境を変えたい、自信をもちたいという強い想いをもって学んでいます。

――アメリカの学校ということで、海外での活動を目標に掲げる人も多いのでは?

清水彰子さん

目標というよりは、“結果的に”、ですね。カリキュラムは、まずは自分を磨くためのもの。でもここでさまざまなマナーを学ぶうちに、表現することが楽しくなって、結果、海外志向になっていく。もちろん、学校としてもそうなるようにあと押ししています。 たとえば、「ミス・ジョン・ロバート・パワーズコース」には、英会話の授業があります。同コースは、自分の可能性を引き出し、自己実現を目指すためのコース。より世界が視野に入ってくるのでモチベーションが違う。当然、英会話の習得も早いですね。

――海外生活が長い清水さん。語学で苦労された経験はありますか?

最初に住んだ国はブラジルで、公用語はポルトガル語。そもそも英語だってまだまともに話せていないのにいきなりポルトガル語ですから、かなり苦労しました。なにしろ事前学習ゼロ。言い訳するなら、当時はまだ小さい長女を抱えていて、その時間がとれなかったという理由もあるのですが、しみじみ、海外で暮らすというのは旅行とはわけが違うと実感しましたね。 日々そこで生活するとなれば、たとえカタコトでも、話せないよりは話せたほうがいいのは当たり前です。でも話せないものは話せない(苦笑)。まずは一生懸命、現地に溶け込む努力をしました。具体的には、ポルトガル語を学びながら、とにかく友だちをたくさんつくった。海外、特にブラジルのような日本とまったく気質の違う土地にいくと、合う人、合わない人が極端に分かれます。幸い私は合う人でした。性格的に、好奇心が強くて、日本と違う面があればあるほど興味がわいて、どんどんハマっていったんです。 一方、合わない人というのは、すぐ日本と比べるの。「日本はこんなことあり得ないわ」って、すべてを日本ベースに考えて、結果、耐えきれずに帰国してしまう。もったいないですよね。でも、ブラジルに限らず、そういうケースは多いのではないでしょうか。

――つまり、海外で活動していくためには、まず異文化を受け入れ、好奇心をもって現地に溶け込むための努力が重要?

いえ、だからといって好奇心だけではダメで、自分の中に“軸”をもつことがなにより大事。これが良さそう、あれも良さそうとやっていてはなかなか落ち着かないと思いますよ。軸をしっかりもって、自分はどうしたいのか、なにをしていきたいのかという方向性を明確にすると、それがひとつのテーマになって、もっともっと掘り下げるものが深くなっていくはずです。

――“グローバルに活躍する”には、語学のほかに、どのようなスキル・教養が必要でしょうか。

当然、語学力は大事。会話ができれば自信もつきます。ですが、自分の経験から、語学ができればすべてOKではないとも思うのです。ではなにが大事かといえば、信頼感。私は決して英語がペラペラ話せるわけではありませんが、多くの人とコミュニケーションをとる中で、“想いが伝わる”実感を得てはじめて、これでいいんだ!と自信をもちました。 とにかく一歩一歩、前に進んでみる。そうすれば世界が広がります。“交流の場”をつくって、それを“継続”していく力があれば、どんな人でも活躍できるはずだと、私は思っています。ですからスキルとか教養とか、そんな大げさなものは必要なくて、まずは楽しんでほしい。「ランチ食べましょうか」、「イエス、行きましょう!」のノリで良いのです。

――でも、やっぱり英語が話せないと、楽しむことも敷居が高いと思ってしまいます。

清水彰子さん

それがいけないの! ないんですから、“敷居”なんてものは。まあ、私もかつてはそう思っていたので、気持ちはとてもわかります。でも実際は、足を踏み入れてみたら敷居なんてなかった。むしろ、多くの国で日本人は興味をもたれる存在です。日本の言葉や文化は、海外ではとても関心が高い。コミュニケーションのチャンスはいくらでもありますよ。

――では、日本人のこれからのグローバルな活躍に、どのようなことを期待されますか?

チャンスを得て海外へ出ることがあったなら、その環境で自分ができることを精いっぱいやる気持ちで溶け込んでほしいですね。少なくとも、日本のほうばかり見るのはやめましょう。そうでないと、そこでの生活は“仮(かり)”のものになってしまう。せっかくの機会、日本の良さを広めるくらいの気持ちで活躍していただきたいと思います。 コミュニケーションツールとして、なにかひとつ挙げるとするなら、それはだんぜん“料理”です。実際、私は普段から、海外へ行くなら料理のひとつやふたつ覚えてからにしなさいと言っています。欧米ではホームパーティが盛んなので、英語がちょっとたどたどしくても、おいしい料理をつくれたらそれだけで場がつくれて、先につながる人間関係が築けます。もしパーティに招かれたなら「あなたは友だちです」というサイン。自宅に招く、料理をふるまうというのは、心を許した相手への最高のおもてなしです。

――日本の企業が海外の企業から学ぶべきことはありますか。

外国の方はとにかくポジティブ。積極性があって自信に満ちている。チャレンジする気持ちもすごく強くて、その向上心には感心するばかりです。日本の企業人もぜひ、そういうところを学んでいただきたいですね。そして、相手の文化に対して敬意を評して、尊重して、リスペクトする。殻をつくってしまって、なにを考えているのかわからないと思わるようではダメ。語学うんぬんの前に、学ぶべき大事なことはたくさんあるのです。

清水彰子さん
■プロフィール 清水 彰子(しみず・あきこ) 『ジョン・ロバート・パワーズ スクール 東京校』校長。テレビ、雑誌、講演、企業コンサルタント、ブライダルアドバイザーでも幅広く活動を続けるほか、ミス日本、ミスユニバース審査員など、ミス教育指導にあたり、多くの魅力ある女性を世に送り出している。知的でエレガントな魅力ある女性指導には定評。著書に『いちばん綺麗なあなたを見つける』(リヨン社)、『気品のコツ』(海竜社) ●ジョン・ロバート・パワーズスクール http://www.jrp-tokyo.com

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