ホテル代ナシで海外旅行ができる 「カウチサーフィン」とは？

取材・文／山川俊行（編集部）

夏休みは海外旅行へ！　「できれば年に何回も行きたいけど、ホテル代がかさむのが悩みの種・・・・・・」なんて人も多いのでは？そんな人にピッタリなのが、「Couch Surfing（カウチサーフィン）」という旅行者向けのSNS。なんでも自宅の空き部屋をサイトのユーザー同士で貸し借りするシステムがウケ、2004年のサービス開始以来、欧米を中心に世界中で300万人が利用しているとか。でも、日本人利用者の数は圧倒的に少ないよう…。そこで、日本人にあまり馴染みのない「Couch Surfing」が、どのようなサービスなのかご紹介します！

「Couch Surfing」とは、「カウチ（ソファー）」と「サーフィン」を併せた造語。サイトには、泊まる家を探すサーファー（旅人）と、泊める家（カウチ）を持っているホストが登録しています。ホストは旅人に自宅を宿泊場所として無料（！）で貸し出すので、旅人は宿泊費以外の出費だけで旅を楽しめます！

出費を抑えられることはもちろんですが、「Couch Surfing」の最大のメリットは、現地人とコミュニケーションを図れるということ。ホストと生活をともにするので、絶好の語学学習の機会になります！　他にも、一緒に食事をしたり飲みに行ったり、地元住民しか知らない穴場スポットを案内してもらったり、時にはホストが開くホームパーティに参加したりと、ゲストハウスやユースホステルでは味わえない体験に溢れています。

そうはいっても、見ず知らずの人の家に泊まることに抵抗や不安を持つ人も多いはず……。そこで、「Couch Surfing」では、会員同士の「Reference（評価・感想）」を公開することで、トラブルを防ぐ対策をとっています。評価は「Positive（良い）」「Neutral（普通）」「Negative（悪い）」の三段階に分かれていて、ホストと旅人がおたがいに感想を書き合うことで、両者がどのような人物かわかるようになっています。評価が高い人をホストに選べば安心ですね！

ちなみに、サイト内では、国、都市名、言語 、性別、年齢、キーワードなどのプロフィール情報から相手を検索することができます。ホストやサーファーを選ぶ時は、Referenceはもちろん、プロフィールを読んで相手が信頼に足る人物なのか、自分の旅プランに合っているのかをしっかり判断しましょう！

現地人と旅人をつなげる新しい旅のカタチ「Couch Surfing」。きっと、ホテル泊の旅にはない刺激的な時間が過ごせるはず。あなたも利用してみる？