2010年に冬季オリンピックが行われたバンクーバー。海沿いのハーバー、都市と自然の両方が楽しめて、特に冬はスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しむ人に人気です。

教えていただいたのは
JAL　国際線　キャビンアテンダント
荒川　実結さん

キャピラノ吊り橋　Capilano Suspension Bridge Park

長さ137メートル、高さ70メートルの世界一長い吊り橋と言われており、市内からバスで30分くらいの山の中にあります。もともとは先住民が日常生活用として架けたものですが、移民した英国人が観光用にレストランを開き、ついには英国王室まで訪れた、カナダ西海岸最初の観光施設です。 揺れる吊り橋に喚声をあげるのも良し、高い木々の中腹に渡された空中回廊を廻り、リスの目線で森を眺めるのも良し、あっという間に時が過ぎていきます。特にバンクーバー名物の冬の雨は森全体をしっとりと濡らし、ここで暮らした先住民の生活について私たちにささやきかけてくるようです。 入場料はちょっと高めですが、崖の中腹にかけられた桟道を歩くクリフウォークまで体験できるなど、カナダの自然を堪能できるすばらしい観光スポットです。

David Davies　

グランビル・アイランド　Granville Island

晴れた週末にバンクーバー市民が繰り出す、大きなパブリックマーケット。新鮮な魚介類やフルーツなどが山盛りになっていて、見て歩くだけでも地元の珍しい人気食材に出会えます。さらに他にも、クラフトショップやギャラリー、おしゃれなレストランなどが軒を連ねて100軒以上集まっており、広場のストリートパフォーマンスを楽しむのも良し、ウォーターフロントのベンチに腰かけ、騒々しいカモメを追い払いながらチップスをつまむのも良し、みなさん思い思いにのんびりと週末を過ごしています。 グランビル・アイランドには車で行くよりも、ダウンタウンから渡し舟で行くことをお勧めします。10人乗りくらいの小さな船で潮風を感じながら船長さんのおしゃべりに耳を傾けるのも、バンクーバーのいい思い出になるでしょう。

Colby Stopa