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BRIDGETと友人達のLetterを管理するDear B,のEditor達。彼女達の目標は、多くの女の子をBRIDGETのように世界に飛び立たせること。
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WORLD
2015.02.19

ポートランドのクラフト市は
物づくりの宝庫だった!

ポートランドのDIY
ハンドクラフトをシェアする

ハンドクラフト(手作り)はポートランドのキーワードのひとつ。木工、手芸、陶芸はもちろん、ジン(簡易な小冊子)、音楽(Music-loverが多い)、はたまたビールやワインのハンドクラフトも盛んだ。

ポートランドにはつくることを楽しみ、今風に言えばそれをリスペクトする風土が自然にある。ハンドクラフトのイベントやショップもいろいろで発表する場が多く、それをまた互いにシェアするという循環もある。そういう背景も含めてポートランドのハンドクラフト文化は成り立っているのだと思う。ハンドクラフトを互いにサポートし合う文化が定着しているからポートランドには物をつくる人が多いのだろう。

例えば、年2回開かれるCrafty Wonderland。手づくりが好きなふたりの女性がバーラウンジで始めたクラフト市からスタートし、今ではオレゴン・コンベンションセンターに200以上のローカルの出展者が集合、ポートランドのハンドクラフト文化を象徴するようなイベントに成長した。

 ほんの一部だけれど、昨年末の会場の出展者を紹介しよう。

 

●Super Colossal Holiday Sale

2014年末にオレゴン・コンベンションセンターで開催されたCrafty Wonderland。会場はクリスマス前とあってギフトを探しにきた人達で賑わっていた。


 

 

●WeeGreenSpot

フードジャーでつくった小さなテラリウム。オーナーは東海岸ニュージャージーから越してきたマウラさん。ポートランドの自宅の周りの樹木の多いしっとりとした自然環境に発想を得て、苔を使った独特な湿度のある世界を創り出す。


 

 

●Aunt Becky’s

カラフルで楽しいディスプレイがひと際目立っていたベッキーさんの店。手づくりジャム、フルーツバター、シロップを販売。オーナーの明るいキャラクターに引きつけられて、味見をする人達がひっきりなし。


 

 

●Know Your City

ポートランドのことをもっと知って貰おうと、ジンの製作やツアーなどの活動をしているNPO。文化的背景や政治活動の流れをコミックやストーリー仕立てにしている。気軽に手に取れるけれど、内容は濃い。


 

 

●A tea leaf

女の子らしいビンテージビーズのアクセサリー。工夫したパッケージやディスプレイでかわいく演出している。今夏、オーナーのアリッサさんは東京へ行くそうで、「どこがお薦め?」と聞かれた。


 

Crafty Wonderlandは、雑多なクラフトを間に作り手と買い手の友達同士のような関係が特色。でも、出展者となるには審査を通ることが必要で、まず自分の手でつくった物であることが絶対の条件。このイベントは今やポートランドの手づくり作家達にとって大切な機会の一つとなり、様々なメディアに「ベスト・オブ・ポートランド」として取り上げられている。

 

ライタープロフィール

百木 俊乃 Toshino Momoki

コピーライター、コンセプトデザイナー。広告代理店、メーカー宣伝部を経て、ニューヨークにて独立、企画・編集業を営む。2001年の同時多発テロを切っ掛けにポートランドに移住。以後、広告プロモーションの仕事を中心に、東京とポートランドを往復しながら日米をつなぐプロジェクトに携わっている。ポートランドの今をクリップするふたつのブログ、「365Portland」及び「ポートランド自由生活」の編集人。

 

 

 

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