デイビッド・セイン先生に聞いた
日本人の弱点に効くTOEIC学習法6選

初めてのTOEICにも学習方法に
行き詰まりを感じている人にも!

 

今回はカシオのエクスワードを使ったTOEIC のスコアアップに有効な学習法を、デイビッド・セイン先生に聞きました。特にエクスワードを使った日本人の弱点の克服と効果的な学習方法について伺ったので、英語力の伸び悩み、英語力の維持方法などでお悩みの方は必読です。また、初めてTOEICを受験する人へのお役立ち情報もあります。  

 

TOEIC学習法1

単語ではなくてフレーズで覚えることが大事

 

語彙力を強化することも大切ですが、私が日々日本人に必要だと感じているのは、2単語以上の「かたまり」、つまり「フレーズ」で覚えることです。

この「フレーズ」は「イディオム」とも言い換えられます。例えば、sickは「病気」という意味ですが、(be) sick of ...というイディオムになると「…にうんざりする」という意味を表します。

こういったイディオムはネイティブの会話では頻出なのですが、単語レベルに収まっているとなかなか身に付けることができません。

このイディオムの学習に有効な教材のひとつが、エクスワードに収録されている「TOEICイディオム」です。基礎編では「超基礎イディオム99」として、絶対に覚えておきたい99のイディオムを厳選しているので、分からないイディオムがあれば、「音声」「例文」「解説」で確認することをおすすめします。

  

 

 

 

TOEIC学習法2

「楽しい」が効率の良いリスニング学習のキーポイント

 

TOEICではリスニング力も重要なポイントになります。リスニングの学習のポイントは、自分が楽しいと思えるテーマをピックアップすることです。

エクスワードには、オバマ大統領の演説や、NHKラジオのラジオ英会話などが収録されており、豊富なリスニング教材の中から興味のあるジャンルやレベルに合わせて学習することができます。「英語名演説・名せりふ集」には「日本語訳」も付いているので、まず日本語で内容を理解してから英語を聞いてみるのもおすすめです。

興味のあるジャンルのリスニングなら学習が長続きして、本当の英語力を身に付けることができます。

  

 

 

 

TOEIC学習法3

高得点を狙うなら英英辞典で類義語を覚えておこう

 

TOEICでは、しばしば「言い換え力」が問われることがあります。例えば、正解の選択肢がConvince the managers of the need for a change(部長たちに変更の必要を納得させること)だとします。しかし、設問にはconvinceという単語は出てきません。類義語であるpersuadeが使われているのです。

このように、ある単語とよく似た意味の単語を習得するには、英英辞典を使わない手はありません。エクスワードに収録されている「オックスフォード現代英英辞典」では、convinceという単語を、persuadeという類義語を使って「to persuade sb to do sth(sb=subject「人」/sth=something「もの」)」のように説明しています。

分からない単語を英和辞典ではなく英英辞典で調べる習慣をつければ、TOEICのスコアアップだけでなく、総合的な英語力向上にもつながります。

 

 

 

 

TOEIC学習法4

1分200語の英語を読むことを目標にしよう

 

TOEICのテストには長文読解がありますが、日本人の弱点のひとつに、平均的に読むスピードが遅いことがあると思います。1分間に200語が読めるスピードが理想です。TOEICテストの読解問題で時間が足りなくなってしまったという経験をお持ちの方も多いと思いますが、これは読むスピードが遅いことが大きな原因です。

 

実はリーディングのスピードが向上すると、リスニング力も引き上げられます。少し早口のネイティブが話すスピードは1分間に200語程度なので、その速さで英語のインプットを処理することに慣れれば、同様に、入ってくる「音」も理解できるようになるのです。

 

スコアアップを狙いたいなら、日ごろからできるだけ楽しんでリーディングのトレーニングをするといいでしょう。

エクスワードに収録されている「世界文学1000作品」はすべて英語です。その中から面白そうな作品を見つけて、読んでみてはいかがでしょうか。

最初は、Aesop’s Fables(イソップ物語)のように2~5ページで読み切れる作品から始めるといいかもしれません。おおよそ200語を前もって「しおり」機能を使ってマークしたら、タイマーなどを使って1分区切りで読み進めましょう。最初の数回は分からない単語で立ち止まらず、「目の動きのスピードを定める」ことに集中しましょう。分からない単語は、調べたい言葉をスムーズに調べる事ができる「ジャンプサーチ」機能で意味を確認できます。

 

 

 

TOEIC学習法5

TOEIC問題集はタイマーをかけて解こう

 

TOEICの問題形式は決まっているので、練習問題をたくさん解いてテストに備えましょう。エクスワードには「TOEICテスト新公式問題集」が収録されているので、本番さながらの模擬試験に挑戦することができます。 解説を読んでいて分からない単語があれば、「ジャンプサーチ」機能ですぐに辞書で引けるのも便利。時間内に終わらせることはとても重要なので、スマホでタイマーをかけて挑戦してみましょう。また、解いた公式問題のテストスコアが記録されるので、推移を客観的に確認でき、弱点克服にも役立ちます。

 

TOEIC試験が初めてなら、エクスワードに収録されている「はじめての新TOEICテスト全パート教本」で試験の概要とコツをおさえておくといいでしょう。


 

 

 

 

TOEIC学習法6

対話形式の会話フレーズをコツコツと覚えることが大切

 

私のおすすめしている英語学習方法は、対話形式になった会話のフレーズを練習することです。

エクスワードには「スキット・トレーニング」という教材が収録されていて、ここではネイティブのナチュラルな会話を聞くことができます。さらに、録音機能が備わっているので、耳に入ってきたフレーズをすぐにまねて発話⇒再生することで、自分の発音をチェックできます。慣れてきたら、対話している人物のどちらか一方になって会話を練習できる『相手の音声のみでスキット練習』にも挑戦してみましょう。

一度も声に出したことのないのに、言葉がいきなり口をついて出てくるはずがありません。会話は実際に発話することが上達のコツです。

「スキット・トレーニング」を地道に繰り返せば、S/W(スピーキング/ライティング)テスト対策に効果を発揮することはもちろん、実際の会話で瞬発的に言葉を返せる英語力が身に付くはずです。

 

 

 

 

TOEICテストの本来の目的は、実践で使える総合的な英語力をはかることです。

カシオのエクスワードをうまく活用すれば、日本人の弱点であるリーディング力を補強したり、中・上級者が英英辞典などを使って類義語などを学んだり、音声機能を使ってリスニングやスピーキングのトレーニングをすることが可能です。

エクスワードがTOEICテストにおいて、初級者から上級者までをバックアップしてくれる頼もしい学習ツールであることは間違いないでしょう。

 

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出演/デイビッド・セイン

人物写真/さとうのりゆき  取材・構成/天野里美(編集部)

 

 


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