ジュネーブ滞在6日間、何したの?
「スイス留学プログラム」日記まとめ

Franck Muller × Cheer up! English Presents Study Abroad in Switzerland

去る3月9日、Cheer up! Englishとワールド通商株式会社が行う「留学プログラム」の奨学生がスイスへ出発しました。今回は、留学中の様子を留学生の日記でお届けします。

 

「スイス留学プログラム」とは

Cheer up! English が意欲ある有能な若者たちに学びのチャンスを提供すべく行っている留学プログラム。今回は、世界最大の機械式時計生産国スイスで、高級機械式時計ブランドとしてその名を轟かせている『フランク ミュラー』の日本輸入総代理店である『ワールド通商株式会社』がプログラムを全面サポート。語学学校での英語研修と時計工房でのインターンシップ体験を通じて、時計作りにまつわる現場を肌で感じ、スイスの伝統産業の粋を体験することがミッション。

 

私が留学しました!等 麻理子さん

東京の大学でアート・マネジメントを学ぶ大学生。将来は、日本と海外の文化交流を促進させる人になりたい。海外就職にも興味があり、昨年はニューヨーク企業でのインターンシップを経験するなど、意欲的に活動している。

 

 

 

1日目

ジュネーブ到着。 空港の広告を見て、時計大国に来たことを実感

 

朝10:00に成田空港を出発。フランクフルトで乗り継ぎをして、ジュネーヴ・コアントラン国際空港へ到着したのが18:00。空港に降り立つとあらゆる所に時計の広告があり、スイス国内だけでこんなに多くのブランドがあることを知り驚いた。また、「電車は次の駅で止まりますか?」「ホテルはどこですか?」など、道行く人に英語で尋ねてみると、多くの人がきちんと英語で返してくれるのが印象的だった。夕食で食べたチーズフォンデュがすごくおいしかった!

 

 

写真左から:スイスエアー。フランクフルトでのトランジット時に撮影した空。夕食のチーズフォンデュ。 

 

2日目

フランク ミュラー ウォッチランド訪問。複雑時計の巨匠Golayさんとお話するチャンスが!

 

語学学校1日目。授業は毎日9時から12時まで。初日で緊張していたが、クラスは6人の少人数で話しやすく、主にヨーロッパのフランス語圏の生徒たちと気さくに話ができた。

午後にはフランク ミュラーの時計が製作されている、フランク ミュラー ウォッチランドへ! 工房で時計のできる過程の説明を受け、その後なんとPierre Michel Golayさん(フランク ミュラー氏が尊敬する巨匠。ウルトラ級の複雑時計の開発設計を手掛ける技術開発部門最高責任者)とお話するチャンスが! どのように時計の設計図を作っていくのか、Master of Complicationsの魅力を聞くことができた。

夕食にフランス料理を堪能していたところ、隣の席のイタリア人とスイス人のふたり連れと話が弾み夕ご飯をごちそうになってしまった。旅の醍醐味は一期一会や予期せぬ出来事だなぁと改めて感じた。  

 

 

写真左から:フランク ミュラー ウォッチランド入口。中庭とその向こうに見えるレマン湖。工房の様子。語学学校。

 

 

3日目

インターンシップで、時計作りを体験!

 

午前中の語学学校は、テキストに沿って、C1(ケンブリッジ英語)のレベルを勉強。

午後は、フランク ミュラー ウォッチランドでのインターンシップ。時計師の方にレクチャーしてもらいながら、とても小さなパーツを決められた場所に正確に埋め込むという、時計作りに欠かせない作業を体験。作業をしてみて、時計師のみなさんがいかに集中をして作り上げているか身をもって知った。すごく難しい作業だったが、とても楽しかった。その後、フランク ミュラーのブティックを訪問。なんとも素敵なブティックだった!   

 

 

写真左から:時計組み立ての様子。フランク ミュラーの最も古いブティック。

 

 

4日目

午後の自由時間で市内観光。街中をサイクリング

 

語学学校では、主にP.P(過去完了)の文法を学習。フランス語からも日本語からも考えにくいP.Pということもあり、「各国の英語教育の方法は有効なのか」という話題になる。フランス人の生徒たちも「学校の英語教育は役に立っていない」と話していて、驚いた。

午後は、『United Nations』や『Patek Philippe Museum』へ。市内はトラムなどが走っていてややこしいが、自転車用の道があるためサイクリングは移動がスムーズ。自転車で走っていると、いろんな所に時計があり、それぞれ全くテイストが違い見ているだけで楽しい。モンブラン橋を渡ったところにあるイギリス公園の花時計は、日本に居る時から見たいと思っていて写真などで調べていたが、実物は本当に素晴らしかった。  

 

 

写真左から:レンタルした自転車10CHF。United Nations。イギリス公園の花時計。

 

 

5日目

モーターショーへ! 時計と車の複雑なメカニズムには共通するものがあった

 

午前の授業は、引き続きP.P(過去完了)の文法について。クラスメイトはみんなビジネスマンのため、ディスカッションで意見を聞くのがとても新鮮だった。

午後は、アーティストが住んでいたり一軒家のお店が多いと言われるカルージュへ。市内から15分ほどの距離だが、市内とはまるで時間の流れと雰囲気が違うことに驚く。お店もチェーン店は一切なく、ギャラリーや古着屋・オープンカフェなどが立ち並び非常におもしろい雰囲気。その後、フランク ミュラーのブティックでお話をしたスタッフの方のお勧めで、ちょうど開催中のモーターショーへ。時計好きには車好きも多いと聞いていたが、その通り複雑なメカニズムが似ていると感じた。

 

 

写真左から:カルージュの街並み。タンタンが置いてあるお店のショーウィンドー。モーターショー。

 

 

6日目

レマン湖の湖畔でスイスの自然の素晴らしさを感じた

 

最終日の授業を終え、今日はマーケティング担当の方がオススメと言っていたヴヴェイまで足を伸ばした。スイスの交通機関は本当に分かりやすく、不自由なく行くことができた。ヴヴェイではレマン湖のほとりの道が綺麗に整備されていたため、山を目の前に湖に沿って歩く。湖畔のベンチに座って、夕日が落ちていくのを見ているだけで時間があっという間に過ぎていった。こういう自然の美しさが、多くの著名人が過ごしたくなる理由のひとつなのだろうなと感じた。  

 

 

写真左から:レマン湖。レマン湖と街。夕日。

 

 

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