簡単!英語育児から学ぶ日米流子育て術
Meal Time Manners|食事のマナー

英語での語りかけ育児から学べる
平川裕貴先生のしつけと習慣

2015.08.14 | 連載子ども英語

日本と欧米文化両方の優れた点を取り入れたしつけを提唱している平川裕貴先生が、世界に通用する真の国際人育成のために大切なことを教えてくれます。今回はMeal Time Manners.「食事のマナー」。海へ行く前の準備をしている親子の英会話を通じて、子どものしつけや能力開発にも役立つアドバイスが盛りだくさんです。ぜひ英語育児やしつけの参考にして下さいね。

 

食事のマナー Meal Time Manners.

 

Mom

It’s time for dinner.

夕食の時間よ

Child

OK. I’m starving.

は~い。 おなかがペコペコだ

Mom

Did you wash your hands?

手は洗ったの?

Child

Oops, I forgot.

おっと、忘れてた

Mom

You have to wash your hands with soap before eating.

食べる前には手を洗わなきゃだめよ

Child

OK.

わかった

Mom

Then sit at the table properly please.

それじゃ、お椅子にちゃんと座ってね

Child

OK. Mom, may I eat now?

はい、 ママ食べていい?

Mom

Yes, you may.

いいわよ

 

Eat slowly and chew well, OK?

ゆっくり、よく噛んで食べるのよ、いい?

Child

OK. Let’s eat.

はい、いただきます

 

Mom listen to me.

ねえ、ママ聞いて

Mom

I will listen, but don’t talk while the food is in your mouth.

聞くわよ、でも食べ物がお口に入っている時は、しゃべらないでね

 

It’s not good manners.

それはよくないマナーなのよ

 

Let’s enjoy the food first.

まずは食事を楽しみましょう

Child

OK.

わかった

Mom

Oh, no.

あらあら

Don’t put your elbow on the table.

テーブルに肘をついたらダメよ

Child

Oh, yes.

ああ、そうだった

Mom

Good.  

いいわ

 

And don’t make chewing sounds while you are eating.

それから食べている時は、くちゃくちゃ音をたてないようにね

Child

I know mom. 

知ってるよ

 

It’s bad manners , isn’t it?

それも悪いマナーなんだよね

 

 

 

食事のマナーを教えよう

 

食事は、人間にとってなくてはならないもの。 単に栄養補給という目的だけではなく、家族の団らんや、人との楽しいお付き合いにも欠かせませんね。 食事のマナーは、家庭では許されても、社会に出れば知らないと恥をかく場合もたくさんあります。マナーは、みんなが気持ち良く食事ができるようにというお約束事ですから、子どもにもしっかり教えていきましょう。

食事の前には石鹸で手を洗う  特に外遊びの後などはしっかり洗いましょう。
テーブルに向って椅子にはしっかり座る  斜に座るパパの真似をしないでね。
肘をついて食べない  両肘はもちろん、片肘もダメですよ。
お箸(フォーク)を振り回さない  振り回すと危険。集団生活に入る前に教えてね。
食べ物が口に入っている時はしゃべらない  噛みかけの食べ物が見えるのは見苦しいもの。食べるか話すかどちらかに決めて!
音を立てて食べない  くちゃくちゃ音を立てて食べると100年の恋もさめちゃいますよ。
よく噛んで食べる   よく噛むことは、食べ物が消化吸収されやすくなるという直接的なメリットだけでなく、脳の働きを良くする効果もあるんですよ。

 

 

 

会話の中の豆知識

 

日本には、食事の際「いただきます」と「ごちそうさま」と言う習慣がありますね。 これは、自然の恵みをいただくことへの感謝、料理を作ってくれた人への感謝、こうして食事ができることへの感謝など、たくさんの感謝が詰まった素晴らしい言葉です。 でも、欧米では、クリスチャンなどが、食べる前に十字を切って感謝を表すということはありますが、英語にはこういう言葉はありません。 宗教的にならないように、ここでは、“Let’s eat.(食べましょう)” としていますが、残念ながら日本語の「いただきます」の真意を表しているとは言えません。 子どもには、こうして食事ができることはとてもありがたいことなのだと、機会をみて教えて下さいね。

 

  

ライタープロフィール 平川 裕貴 (ひらかわ ゆうき)

元日本航空CA。英語スクールマネージャーを経て、1988年外国人講師による子ども英会話教室『リリパット』設立。長年欧米文化に触れた経験から、日本と欧米文化の優れた点を取り入れたしつけを提唱する幼児教育研究家。現在、3歳から6歳の子が通う幼稚園型英語スクールで、日本人としてのアイデンティティをしっかり持ち、広い視野と思いやりの心を持ったバイリンガルを育てている。スクール経営の傍ら、これまでに得た知恵や知識を広く伝えるべく執筆活動も開始。著書に『グローバル社会に生きる子どものための-6歳までに身に付けさせたい-しつけと習慣』(アマゾン)『5歳からでも間に合う お金をかけずに子どもをバイリンガルにする方法』(彩図社)がある。また、コラムライターとして、ママ向けサイト『IT Mama』で、子育てに関する記事を執筆中。 

 

 

 


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