国際都市ロンドンならでは

お気軽持ち寄りパーティー!

夏になってBBQの季節だね!　気温も上がらないし、雨や曇りの日が多いロンドンだけど、天気のいい日はここぞとばかりに皆集まってるよ!　私も相方もそんなにパーティーピープルじゃないけど、お誕生会やらハウスウォーミングパーティー(引っ越し祝い)なんかは皆普通にやってるので、ちょくちょくお誘いがくるよ。「パーティー」だからってそんな気張ったりかしこまったものじゃなくって、ドリンクやスナックを持ち寄って気軽に皆で集まるパーティーが多いよ。

友達の間でよくやるのは、持ち寄りパーティ。ひとり一品ずつ何か作っていって、ドリンクを持っていったら、それで準備完了。主催者にも負担がかからないし楽チン。ロンドンは外国人が多いから、自然とバラエティー豊かになるのもうれしいしね。インド人の友達はカレーとナン、イタリア人の友達はラザニア、ブラジル人の友達はポンデケージョ(チーズパン)、スペイン人の友達はトルティーヤなどなど。

そこで、日本人の私に絶対的な期待を寄せられるのが、寿司なんだよね。寿司はロンドンではヘルシーフードとして人気があるから、スーパーのお弁当なんかでも気軽に手に入るんだけど、日本人の私としては、そんなエセ寿司作りたくない！　イギリス人の友達なんかはスーパーに売ってるような、スモークサーモン＆赤ピーマンで巻き寿司作ったりするけど、お寿司はやっぱりちゃんとした生のお魚がいい！でも寿司用の魚ってすっごく高い。というわけで、私は寿司は避けて、別の日本料理を作ってるよ。お寿司の代わりに、大量にあったふりかけを使ってちびおにぎりを作ったらものすごく人気だったよ。夏のパーティーで出したそうめんやお好み焼きも人気あったな。でもこの間、友達に巻き寿司キットをプレゼントされたので、これはもう作るしかないかも…。 

—白魔女の儀式と体験—

この間のパーティーでおもしろかったのは、白魔法の儀式を体験したこと。パーティーのゲストの中に、ご先祖が白魔女だったっていう子がいて、その白魔女が行う占いのような儀式をみんなでやってみたよ。

器の中に、名前は忘れたけどアルコール度数５０は軽く超える強いお酒をなみなみと注いで、レモンの皮、お砂糖を入れたら、アルコールに火をつけてフランベ状態に。その炎の中に、コーヒー豆を幸せを願いたい人(その場にいない人)の数だけとって、呪文を唱えて投げ入れるの。その時にコーヒー豆が器に入らなかった時の意味もちゃんとあって、器からはずれた場合は「その人は幸せに値しない人｣、汗やらで手にひっついて残っちゃった場合は、「その人があなたの助けを本当に必要としている」んだって。 

みんなが投げ入れたらコーヒーを入れて味を足して火を消して、カップにとりわけ、その人の幸せを願って飲み干すんだけど、お酒がものすごく強くて私は飲めず…。本当は、その飲み干した時のコーヒー豆の位置で未来がわかる、みたいなのがあったんだけど、私は飲み干せないから結局わからずじまい!　白魔法だからってオカルトな雰囲気ではなくて、皆気軽にそのカルチャーを(というかお酒を)楽しむ感じ。パーティーだからって気張った演出しなくても、こうやって自分の国のカルチャーを披露することで皆楽しめるよね。