褒める・感心したことを示したいときの
英語のあいづち、どれが正解?

相手の会話へのリアクション
いつも同じじゃ伝わらない!

相手がおもしろい話をしてくれて、自分もおもしろいのに何て返したらいいのか分からない…。よろこび、おどろき、反対、共感など、あいづちを状況に応じて使い分けて、気持ちが伝わるスムーズな会話をしてみましょう。

欧米では、日本人ほど頻繁にあいづちをしません。どちらかと言うと、すべて聞き終わってから、返答します。というのも、特にビジネスなど、シビアなシーンでは、うなずく=yesと受け取られるのが一般的です。ですからうなずいていたのに最後に日本人が反論をすると、驚かれ、場合によっては信頼関係も築きにくいこともあるので注意しましょう。ですから、欧米人と話す時、相手の反応がなくても聞いているので、びびらないようにしよう。

 

 

褒めたいときやいいことを聞いたときは?


Sounds good/great/wonderful!
いいですね/いいね

➡いいことを聞いた時のあいづち。例えばHow about Chinese food for lunch?「お昼は中華料理にしない?」 Sounds good!「いいね!」ここでThat’s good.「いいね!」は使いません。また、Sounds good.は「私的にはいいよ」とやんわりと言うような時にも使えます

  

That’s good.
よかったね

➡いいことが事実として起こり、そのできごとに対して使えます。これに対して、Sounds good.は計画やアイディア、提案など、まだ起こっていないできごとについて使うことが多い傾向です

 

That’s amazing!
それはすごいね!

➡日常からビジネスのシーンまで使えます

  

Lucky you!
いいな/うらやましい

You are lucky! も同じように使われます。どちらかと言うと、明るい感じのことがらを聞いた時によく使われます

  

I’m jealous.
いいな/うらやましい

jealous「嫉妬」などの意味がありますが、会話ではこちらがよく使われます。笑顔で言うこともポイント。日本人がよく使うI envy you.は日本語に訳せば「いいな、うらやましい」ですが、妬ましいニュアンスがあり、ネイティブがめったに使わないため、その分特別な感じもして怖がられるかも知れません

 

Good for you.
よかったね

You「あなた」に対して、よかったね、と言っています

 

Good to hear.
よかったね

That’s good to hear.の短縮形。何かいいことを聞いた時に使います。例えばMy interview went well.「面接うまくいったよ」にGood to hear.「よかったね」などと言ったりします

 

Congrats/Congratulations!
おめでとう

お祝いごとの時に。続けてGood for you!「よかったね!」と続けることができます

 

You did it!
やったね

➡相手のことでいいことを聞いた時や、相手が何か成し遂げた時に使います

 

Woohoo! (ウーフ―)
やったね

➡単体でも使えるし、Woohoo! You did it! と続けて言ったりします

  

Yay!
やったね/イエーイ

➡単体でも使えるし、Yey! You did it! と続けて言ったりします

  

That would be great!
そうしてもらえると助かります/それはありがたい

would be「~してもらえると」というまだ起こっていないできごとについていう時に使えます

 

Perfect!
完璧

 

Super!/ Sweet!/ Awesome./Fantastic./
すごいね

➡スラング。That’sが省略されています。好感、共感、肯定的なあいづちになります

 

Cool!
いいね!/かっこいいね!

Awesome.Great. Cool. などと同じように使われますが、時々かっこいい、という意味も入ります

 

Lovely!
すてきだね/いいね

➡おもにイギリスなどで頻繁に使われます

 


感心したことを示したいときは?


Huh!
(ハッ)
へ~

➡鼻から抜ける音で「ハッ」と聞いたら「へ~」になります

 

That’s interesting!
なるほどね!/おもしろいね!

➡ネイティブは頻繁には使わず、本当に感心した時に使うので、日本人感覚でいろんな会話の合間によかれと思って使うと、後から残念がられることも。「(本当に)おもしろい!」と思ったとき以外は、他のリアクションをなるべく使って、Interesting! 頼みのあいづち以外も使い分けてみましょう

 

That’s incredible!
すごい/すごいじゃん!

incredible「信じられない」という意味があり、次のImpressive!と同じように使われます

 

Impressive!
すごい!/すごいじゃん!

Impress「衝撃・驚くべき」という意味があり、「そんなことできるなんてすごいじゃん!」という感心している時のニュアンスで使われます

 


ライタープロフィール●Y. DINK

英語講師歴10年。カナダ留学、外語大で英語を学ぶ。得意分野は英会話。海外生活やアメリカ人との国際結婚の経験から学んだ、おもにアメリカ英語のフレーズをご紹介。現在二児の母として子育てにも奮闘中!

 


おすすめ記事