驚き・びっくりして聞き返したいときの
英語のあいづち、どれが正解?

いつも同じじゃ伝わらない!
相手の会話へのリアクション

相手がおもしろい話をしてくれて、自分もおもしろいのに何て返したらいいのか分からない…。よろこび、おどろき、反対、共感など、あいづちを状況に応じて使い分けて、気持ちが伝わるスムーズな会話をしてみましょう。

欧米では、日本人ほど頻繁にあいづちをしません。どちらかと言うと、すべて聞き終わってから、返答します。というのも、特にビジネスなど、シビアなシーンでは、うなずく=yesと受け取られるのが一般的です。ですからうなずいていたのに最後に日本人が反論をすると、驚かれ、場合によっては信頼関係も築きにくいこともあるので注意しましょう。ですから、欧米人と話す時、相手の反応がなくても聞いているので、びびらないようにしよう。

 

びっくりしたときのリアクションは?

Oh my gosh.
なんてこと!
godを濁したのがgoshになります。宗教的な語源があるので、日本人が使うと違和感を感じる人もいるので、注意して使いましょう

 

OMG!(オーエムジー)
なんてこと!
Oh my god!の略ですが、godgoshを発話しないだけ、宗教的な不快感が和らぐかもしれません。ただし、クリスチャンの人の前で言うのは嫌な気分になる人もいるので注意

  

Heavens!
なんてこと!/まあ!
Oh my god!などと変わらず使われます

 

Oh my goodness!
なんてこと!
➡日本人にはこれが一番簡単に使えます

 

Holy cow/ crap/ shit!
なんだそれ!
Oh my god!などと同じレベルの驚き度で使われますが、人によってこちら好んで使う人も。とてもカジュアルに使われ、フォーマルな場では絶対に使ってはいけない表現です


下品度★
cow「牛」の意味となり、ヒンズー教徒の人の前では注意が必要です

下品度★★
clap「うんち」と言う意味 

下品度★★★
shit「クソ」という意味

 

You’re kidding!
冗談でしょ!/うそでしょ
No kidding!も同じように使えます

 

You’ve got to be kidding/ joking.
まさか
You must be kidding / joking.も同じタイミングで使われます。have got to=mustにした言い方です

 

No way!
まさか!/あり得ない!
➡予想外だったような時、驚いた時に使います。ちなみに「やだよ」という使い方もします。Can you do my homework?「ぼくの宿題やってよ」No way!「やだよ!」や、I broke up with him.「彼と別れたんだ」No way! 「まさか!」なんて使い方もできます

 

What!
え!なに!なんだって!
➡びっくりした時何でも使える万能なリアクションと言えます

 

I’m surprised./ That’ surprising!
へえ、びっくり
➡肯定的な意味合いやリアクションとして使えます

 

That’s unbelievable!
信じられない何てこと!あり得ない!
➡いいことでも悪いことを聞いた時でも使います

 

That’s crazy!
何てこと!マジで!すごい!
That’s unbelievable!の代わりにも使われます。crazy「狂っている」の意味から想定外の印象を受けたことに対して使われます。単にCrazy!と言うこともあり、最近のアメリカの若者の間ではcrayと略したり、cray-cray(クレイ クレイ)などと言ったりします

  


びっくりして聞き返したいときは?

Really?
ほんとに?
➡どんな時に使える万能な聞き返しフレーズです

 

What?
何だって?え?
➡どんな時にも使えます

 

Huh? (ハァ?)

なんだって?え?
➡カジュアルなシーンで使います。日本人の「はぁ?」はちょっと嫌味っぽいきついニュアンスがありますが、英語ではWhat?と何ら変わらない意味合いで使われます

 

Is that so?
本当ですか?そうなの?そう?
Really?よりも丁寧な印象になる聞き返し方です。be動詞/動詞+主語+?で聞き返すことができます

is+主語の場合
It’s hot today. 「今日は暑いね」  Is it?「ほんと?」
She is so pretty. 「彼女、超かわいいね」 Is she?「ほんと?」

 

do+主語の場合
We won the game!「私たち試合に勝ったよ!」 Did we? 「ほんと?」
He has such a nice car.「彼ってほんといい車乗ってるね」 Does he?「ほんと?」

 

are+主語の場合
These books are expensive! 「この(これらの)本高いよね!」 Are they?「ほんと?」

  

Seriously?
ほんとに?/マジ?/本気で?
Are you serious? の短縮で、短縮すればするほどカジュアルになります

 

Are you joking/ kidding?
ふざけてるの?冗談でしょ?
joke「冗談」、kid「からかう」「ふざける」の意味ですが、使うタイミングもニュアンスも同じように使います

 


ライタープロフィール●Y. DINK

英語講師歴10年。カナダ留学、外語大で英語を学ぶ。得意分野は英会話。海外生活やアメリカ人との国際結婚の経験から学んだ、おもにアメリカ英語のフレーズをご紹介。現在二児の母として子育てにも奮闘中!


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