知っておくべき！ 海外のNGハンドサイン

構成・文／山川俊行（編集部）

「日本では当たり前のマナーが海外で全く通用せず、逆に現地人からヒンシュクを買ってしまった……」なんて経験をおもちの人も多いのでは？　“マナー”にはそれぞれの文化の違いが如実に表れるもの。思わぬトラブルに巻き込まれないためにも知っておきたいところです。

そこでこの企画では、日本人が知らない世界のマナーをご紹介。今回は、「NGなハンドサイン編」をお届けします！

◆裏向きのVサイン　～イギリス～

日本の女子たちの間では定番となったこのポーズ……、イギリスでは絶対にやってはいけません!!　イギリスでは、中指を立てることと同様に「相手を侮辱する行為」にとられるんです。

ちなみに、ギリシャでは、単なるピースサインさえ、「お前くたばれ！」という意味にとられるのだそう。なんでも、その昔、犯罪者が通りを歩く時に、市民が2本指で物を投げつけながら罵声を浴びせていたことに由来しているのだとか。

◆OKサイン　～フランス～

フランスでは、“ゼロ”を示すサインとして使われ、「お前は役に立たずだ」「魅力がない」なんてことをさりげなく匂わせる仕草にとられます。口説いたフランス人女性に“OKサイン”を出されても、日本の男子諸君は「イケる！」なんて勘違いしないようお気をつけを。

◆グーの状態から人差し指と小指を立てる　〜地中海地域〜

主に地中海地方では、子ヤギの角を表すNGな表現なんです。というのも、新約聖書のなかで子ヤギは悪しきものの象徴として扱われる記述が多く、ヤギのマネをすることは相手を侮辱する行為になるのだとか。日本では、プロレスラー・武藤敬司のキメポーズで有名なこのサインですが、彼が子ヤギのポーズをしているかと思うとチャーミングに見えます（笑）。

◆親指を立てるグーサイン　〜中東〜

日常生活で最も使われる頻度が高いハンドサインの１つの“グーサイン”ですが、中東では、「お前の肛門に突っ込んでやる！」といった下品な表現になります！　あなたの身近にいる中東人にグーサインされたら、しばらくはお尻をおさえて歩いた方が懸命ですね！（キリッ）

いかがだったでしょうか？　みなさんも、海外旅行先でのハンドサインにはくれぐれもお気をつけて。