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2015.11.11

イタリア移住に必要なこと③

移住のコツ(就職・ビザ取得・税金etc.)

From BRIDGET

イタリア移住の必要なこと①基本情報」「イタリア移住の必要なこと②生活費」に引き続き、「イタリア移住の必要なこと③移住のコツ」では、イタリアで暮らす上で必要なビザの取得や仕事の探し方、税金についてイタリア在住のCさん(50代後半女性)が紹介してくれているわ。イタリア移住に興味のあるあなたは併せて読んでみてね。

 

ビザの取得について

 

長期滞在におけるビザの種類


1、就学ビザ
2、労働ビザ
3、イタリア人との結婚ビザ
4、永住ビザ、等

一般に90日未満、それ以上の観光目的以外の滞在の場合は、1)就学ビザを取得することになっています。ここでは1)就学ビザの取得について説明します。

就学ビザ申請の必要提出書類に関してはサイトからダウンロードも可能ですが、必ず管轄のイタリア大使館・領事館へ確認してください。

ビザは通常問題がなければ1、2週間で取得できます。

これらのビザを取得した上で入国ですが、入国後すぐに滞在許可書(Permesso di soggiorno) の申請を早く行う必要があります。以下順を追って説明します。

1)滞在許可書申請キットは郵便局窓口(Sportello amico)で入手。

2)キット記入後、その他必要な書類と揃えて再び郵便局(Sportello amico)に提出。クエストゥーラ(警察)に出頭する日時が言い渡されます。ここで手数料などを支払います。 (ここまでの手続きをイタリア入国から8日以内に完了させます。)

3)クエストゥーラ(警察)出頭日に滞在許可書申請キットと必要書類を持ってクエストゥーラ (警察)へ出向きます。同時にこの場で「指紋押印」をします。問題がなければそ申請受領書を受け取り、滞在許可書発行まで40日ほど待ちます。ネットで確認も可能。

4)発行確認後、郵便局と警察署で受け取った書類一式を持ってクエストゥーラ(警察)に行き、 滞在許可書(Permesso di soggiorno)を受領します。

 

 

仕事の探し方について

イタリアはここ数年の不景気で失業率が14%を超えています。この状況で仕事を見つける事は簡単ではありません。まずは履歴書を作成し、求人誌、ネットを通じて仕事探し。それと同時にイタリア版ハローワークに登録します。最初は就労用滞在許可書を取得する事を第一目標とし、えり好みせず探して行く事が懸命です。就学ビザで週20時間のパートタイム契約から始まるケース が一般的。あとはコネクションです。

 

準備資金について

往復航空券代、保険代、住居費(水道光熱費)、食費、交通費、通信費、学費、等を考えると最 低でも約1年暮らすとしたら約200万円が妥当と思われます。

 

婚姻について

縁あってイタリア人と結婚する場合、まず在イタリア日本国大使館(ローマ)または日本国総領事館(ミラノ)で婚姻要件具備証明書(Nulla Osta)を取得します。取得に必要な書類は以下です。

・申請者のパスポート

・婚姻相手の国籍、氏名、生年月日が明記された公的機関の発行のもの。

例)パスポート、運転 免許証、身分証明書などのコピー)

・3ヵ月以内に発行された「戸籍謄本」または「全部事項証明及び改製原戸籍」

・手数料10ユーロ50セント

申請書類に関しては再確認も兼ねて大使館に出向く前に電話で問い合わせると事をお勧めします。 婚姻要件具備証明書(nulla osta)取得と同時に県庁で証明書の認証(Legalizzazione)をしてもらう必要があります。認証には手数料として印紙代16ユーロが掛かります。

婚姻要件具備証明書(nulla osta)取得、認証を受けた後は住んでいる市役所の戸籍課(Ufficio Anagrafe)に婚約者双方で出向き以下の書類を提出、結婚式の日取りを決めます。

 

・当事者双方の有効な身分証明書


・婚姻要件具備証明書(nulla osta)


・出生証明書(certificato di nascità) →日本人はnulla ostaに記載がある為、提出は求められな い場合もある。


書類提出時と同時に結婚後の財産を共有するか、分割するかを宣誓します。 財産の共有とは、結婚後に得た財産は全て共有のもの(一部除外されるものもある)、財産の分離とは、結婚後に得た財産は各人(誰が支払ったか)のもの、と言う事。

そして全ての書類が揃った段階で、結婚の公示が行われます。 結婚の公示は、所謂、重婚などの不法な結婚を防ぐ目的で、2回の日曜日を含む8日間の公示期間 の間に、ふたりの結婚に異議があるものは申し出る、といったものです。通常市役所の掲示板で告知されますが、サイト上での掲載もあるようです。この公示より180日以内に挙式が執り行われことになります。

結婚式場の予約ですが、市役所で行う1「民事婚」、教会で行う2「宗教婚」があります。 どちらも新郎新婦に各一名の立会人が必要。これは 友人で問題ありません。 「宗教婚」の場合は結婚準備勉強会がある場合が多い様です。詳しい事はその教区司祭のところ で!相談することになります。

 

イタリア方式で婚姻が成立したら日本へ婚姻届けを出します。3ヵ月以内に日本大使館、領事館もしくは日本の本籍地のある役場に届ける必要があります。

 

婚姻の届け出に必要な書類

ここでは配偶者の一方が外国人の場合

・婚姻届2通(イタリア大使館窓口に用紙があります)

・日本人配偶者の戸籍謄本2通(6ヶ月以内に発行されたもの)

・婚姻証明書2通(3ヶ月以内に発行されたもの)

・婚姻証明書の和訳文(イタリア大使館作成の雛形有)

・外国人配偶者の国籍証明書(3ヶ月以内に発行されたもの)

・外国人配偶者の国籍証明書の和訳文(イタリア大使館作成の雛形有)

 

税金について

付加価値税(IVA) : 標準税率は22%、その他軽減税率(生活必需品など)は10%、4%が適用。
所得税 : 個人所得税は累進課税で税率は年収により異なります。
イタリアでは誰であろうと収入がある人は税金を納めないといけません。その際にCodice Fiscale という納税番号が必要になります。 この番号は銀行口座の開設、自動車の売買など、色々な所で必要になりますので取得して下さい。 取得は市役所の歳入局(Agenzia delle Entrate)で行います。以下の書類を持って申請します。
・有効なパスポート
・滞在許可書(現本)
・身分証明書(Carta d’identità)
→市役所の戸籍課(Ufficio Anagrafe)で取得できます。これも生活する上で必要です。

 

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