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2015.11.14

オーストラリア移住に必要なこと③

移住のコツ(就職・ビザ取得・税金etc.)

From BRIDGET

オーストラリア・シドニー移住の必要なこと①基本情報」「オーストラリア・シドニー移住の必要なこと②生活費」に引き続き、「オーストラリア・シドニー移住の必要なこと③移住のコツ」では、オーストラリア・シドニーで暮らす上で必要なビザの取得や仕事の探し方、税金についてシドニー在住経験のあるDさん(30代後半女性)が紹介してくれているわ。オーストラリア移住に興味のあるあなたは併せて読んでみてね。

ビザの取得について

オーストラリアに日本のパスポートで滞在するためには、事前に必ずビザの申請が必要です。旅行目的であれば、オンラインで申請できる観光ビザやワーキングホリデービザ、留学目的なら学生ビザというように、滞在の目的に合わせて様々なビザが用意されています。ビザにはそれぞれ就労の可否や制限、年齢制限など滞在条件が課されています。

もっと本格的にオーストラリアへ移住したい! という人は、ビジネスビザや永住権といったオプションを考えることになりますが、長期滞在用ビザは審査条件も厳しく設定されています。例えばビジネスビザは、申請前にビザをスポンサーしてもらう就職先を見つけなくてはなりません。永住権を取得するには、オーストラリアで不足している職業スキルを持っていることなどの条件があります。また、長期滞在用ビザは一定以上の英語力を要求されることが殆どです。永住者には、オーストラリア滞在中にワーキングホリデービザや学生ビザからビジネスビザ、学生ビザやビジネスビザから永住権を取得した人が多くいます。

 

仕事の探し方について

オーストラリアの就職活動の仕方には、日本と同様いろいろな方法があります。まず、新聞や雑誌のクラシファイド欄に求人広告のスペース。広告内に記載されている応募連絡先に履歴書を送って応募します。正社員の仕事を探すのであれば、SEEK や CareerOne といった求人情報ウェブサイトは、条件を入力するだけで自分の希望にあった職種の募集を検索することができ、とても便利です。ウェブサイトには、従業員を募集している会社が直接広告を出している場合ももちろんありますが、人材斡旋業者が出している場合も。後者の募集に応募した場合、面接を受けて受からなかった際には、似たような募集を紹介してもらえるケースがあります。日系企業への人材斡旋を中心に取り扱っている日本人経営の会社もあります。

また、オーストラリアで就職面接を受ける際には、いかに上手く自分の能力をアピールできるかが非常に重要になってきます。履歴書に過去の食歴で成し遂げたこと、培ったことを詳細に書くことは勿論ですが、過去の勤務先からのリファレンスレターなどがあれば更に印象がアップします。

 

準備資金について

渡航前に準備する資金は人それぞれだと思いますが、渡豪後に仕事を見つけて生活費を賄おうと思っている人でも、最低限、往復の航空券代金、滞在中の旅行者用保険費用、1ヵ月分程度の宿泊費に加えてボンド用のお金、同じく1ヵ月分の食費相当の金額、交際費、交通費、緊急用のお金は確実に用意しておいたほうが安心です。

また、準備した資金を全て現金で持っていくのは、セキュリティの面でもあまりお勧めできません。PLUSやCirrus のマークのついたATMカードがあれば、オーストラリアの街中にあるほとんどのATMで日本の口座から現金が引き出しできます。もし多額の現金を持っていくのであれば、小分けにしてひとつにまとめないなどの工夫が必要です。また、$10,000以上相当の現金を持ち込む際は、必ず入国カード上で申告してください。

 

婚姻について

オーストラリアで現地の法に基づいて結婚をするのに、婚姻の当事者たちがオーストラリア国民である必要はありません。婚姻をするための条件のうち、日本と共通しているのは以下の点です。

  • 現在誰とも婚姻関係にないこと
  • 18歳以上であること、
  • 婚姻する相手が2親等以内の親族ではないこと

これに加えて、オーストラリアで法的に婚姻が認められるためには、次のことを実行する必要があります。

  • 結婚とは双方の自由意思によって夫/妻となること、という原則をきちんと理解する
  • 事前に結婚の意思を書面にしたものを、セレブラントと呼ばれる式の執行人立会いに提出する(たいてい1か月前まで)
  • セレブラント立ち合いの下、特定の言葉を宣言してお互いを正式な夫/妻とすることを誓う

セレブラントは結婚式の進行のための文言全般のアドバイスや、上記の条件についての事前説明、各州のRegistry of Births, Deaths and Marriages という役所への書類提出、婚姻証明書の手配および結婚式当日の式進行など、非常に重要な役割を担ってもらう人になります。特にフィーリングが合うと感じた人にお任せするのがよいでしょう。

 

税金について

オーストラリアで就労する際は、まず最初にTax File Number 通称TFNと呼ばれる個人番号を取得しましょう。Australian Taxation Office (オーストラリア税務局) のサイトからオンラインで登録できます。TFNは毎年確定申告の際に使われ、また就職の際に必ず雇用主に提出しなくてはなりません。また、銀行口座開設の際にも、取引銀行に知らせる必要があります。

オーストラリアの会計年度は、7月1日から6月末日です。毎年会計年度が終わると、その年度に所得があった人は10月末日までに確定申告(タックスリターン)をします。次年度初めに勤務先からGroup Certificate と呼ばれる日本で言う源泉徴収票のようなものが出されますので、それを元にタックスリターンを行います。

その他、生活に直接関係のある税金は、生鮮食料品や水等の一部の飲食料品を除く、すべての商品・サービスにかかる10%のGST(日本の消費税にあたるもの)があります。

オーストラリア移住に必要なこと③ 移住のコツ(就職・ビザ取得・税金etc.)
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