Dear B,

London Writer
中学生の頃にUKロックに出会い音楽の専門学校を卒業後憧れのロンドンに1年間語学留学。2009年にロンドンへ移住し現在はロンドンの端っこで目標にしていた仕事をしながら、ブログGrapefruit Moon(http://grapefruit-moon-london.blogspot.co.uk/)ではロンドン生活のこと、音楽、アートのことなどを写真と一緒に綴っています。
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WORLD
2015.11.21

ロンドンの金融街(シティ)に現れる

アートトレイル

ARI from London

Hiya B!

イギリスはサマータイムも終わって日が暮れるのがすっかり早くなっちゃったよ。

寒くて家にひきこもる前にいっぱいお出かけしなきゃ!

ロンドンにはふたつ金融街があって、ひとつはBank駅周辺のシティって呼ばれるエリアと、もうひとつは新金融街と呼ばれているCanary Wharfっていうエリアにあるんだけど、今日はシティエリアに面白いアートトレイルがあるから紹介するね!

このアートトレイルは「Sculpture in the City」っていうもので、今年で開催されるのが5年目になるんだけど、忙しない大通りや緑のスペースの空間を使ってコンテンポラリーアートと都市環境を強化するっていう目的のイベントなんだって。

ロンドンのランドマークのひとつにもなっているガーキン(30 St Mary Axe)の周辺にたくさん作品が展示されているよ。

平日のシティエリアはスーツを着た人たちであふれかえってるんだけど、公園でランチを食べる人達の中に作品がしっかり溶け込んでいたり、高層ビル街の中に突然現れる小さな作品に立ち止まって見ている人達がいたり、ビジネス街とアートがうまく共存しているんだよね。 

今年は、何と言ってもガーキンの前に展示されているAi Weiwei作の「Forever」という作品が一際目を引いているよ。

幾何学的に積み上げられたステンレス製の自転車は、1940年に企業されて中国を代表するブランドとなったForever社の自転車を象徴していて、近年自転車が自動車に代わっていく中でも人々の中にこの自転車の記憶は永遠に巡り巡るっていうテーマの作品。

ガーキンの前に何台も積み上げられた自転車がなぜか空間を歪ませているみたいに見えるんだけど、その前を忙しく人が通りすぎて行く風景がなんとも不思議なんだ。

シティエリアは週末になると、平日とはうって変わって閑散としてまた違った一面が見れるよ。普段はビジネスマンが忙しなく行き交っているこのエリアだけど、ちょっと立ち止まってアートを楽しんでみてね!

灰谷 あり

小学生の頃、アルファベットを習いたてで英語の「え」の字も知らないのに海外文通を始め、他の国の人達とコミュニケーションが取れることに感動を覚え、中学生の頃にUKロックにハマる。

専門学校卒業後、憧れのロンドンに1年間語学留学へ。日本帰国後は英会話や貿易の仕事に従事。2009年にロンドンへ移住し、現在はロンドンの端っこで目標にしていた仕事をしながら、新たなロンドン発見に勤しんでいます。

Grapefruit Moonというブログではロンドン生活のこと、時々ヨーロッパ旅行やイギリス国内の旅行記を綴っています。

 

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