海外&国内大学受験にはどっちが有利?
TOEFL®とIELETS

試験の専門家が決定的な違い

選択基準を教えてくれました

TOEFL®とIELETS、どちらも海外の大学進学受験として採用されていますが、どっちを選ぶべきなのか悩むところです。それぞれどんな特徴があって、どう有利なのか、どう選ぶべきなのかを、資格試験のテスト対策や留学サポートを行っている、Sapiens Sapiensの山内勇樹さんに教えてもらいました。

国内大学や海外受験を控えている高校生やその保護者のみなさんなら、両テストの特徴を捉えて現状などを把握するのに役立ちます。さっそく確認してみましょう。

 

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国内大学か海外大学かで選択肢が絞られる

TOEFL®やIELTSは大学受験の場でもよく使用されるテストです。このふたつのテストは似ている面もあるものの、さまざまな決定的な違いがあります。どのような違いなのでしょうか? 話は、国内大学受験と、海外大学受験で大きく異なります。また海外大学受験の場合は国によっても異なります。

 

多くの国内大学で審査対象になるのは?

まず、「国内の」大学受験を想定した場合には、TOEFL®を一般入試(願書などに書く欄があったり、インターネット出願などではスコア表をスキャンして送るなど)やAO入試、編入学の審査対象として使用する大学はかなりの数にのぼります。非常に広く使用されているテストだと言えます。一方IELTSは、日本国内の大学受験においてはあまり使用されていません(今後拡大する可能性はありますが)。ですので、日本国内の大学受験対策としてのテスト受験を考えるのであれば、TOEFL®を受験しておくとよいでしょう。大学や学部にもよりますが、TOEFL ® iBT40-80点くらい持っておけばかなり有名な大学への受験にも活用できます。(例:上智大学文学部、推薦入試のために45点)

 

 

国によって選択が異なる海外大学

次に「海外」への留学を考える場合ですが、TOEFL®IELTSのどちらを受験すべきなのでしょうか? ひとことに海外と言っても、日本以外は全部海外になるため対象範囲が広すぎます。大きな枠で考えると、アメリカ・カナダへの留学ならTOEFL®、それ以外ならIELTSと言えるかもしれません(但し、そうとは言い切れないケースもありますので、詳細については後述します)。

TOEFL®はアメリカのETSという機関が作成・運営するテストであり、ILETSはイギリスのブリティッシュカウンシルが基盤です。ともに留学時の英語力測定テストとして用いられますが、やはりアメリカの学校はTOEFL®を標準採用し、イギリスの学校はIELTSを標準採用しています。このため、留学先としてアメリカを考えているのであればTOEFL®が無難と言えますし、同様にイギリスを考えているのであればIELTSが無難と言えるでしょう。

 

 

最近のアメリカの大学・大学のテスト事情

しかしながら、アメリカの大学ではTOEFL®に加え、IELTSのスコアも採用する学校がかなり増えてきました。例えば、MBA留学するにあたり、入学基準としてTOEFL® iBT 100点又は、IELTS 7.0 という形で「いずれかを取得してください」という大学や大学院がかなり多くなってきています。ランキングに名前が載ってくる大学レベルで見ると、おおよそ6-7割の学校は TOEFL®でもIELTSでも認められるようになってきています。このようなケースは年々増えていますので、アメリカ留学でもIELTSを受験するというのは間違ってはいません。

 

 

最近のイギリス、ヨーロッパ、オーストラリアはTOEFL®を排除?

逆に、イギリスはじめヨーロッパ、オーストラリアでは、TOEFL®を採用して、IELTSでもTOEFL®でもOKとする、という動きは見られません。むしろ逆ですね。TOEFL®はじめ、ETSが運営するテストは排除しようとする動きが見られます。これはTOEFL®がテストとして評価を受けていないというわけではありません。一部の受験者が不正な方法で高いスコアを取得しているのではという噂が流れ、その真実の程は不明としても、イギリス政府やヨーロッパ、オーストラリアの学校の個々の判断としてはTOEFL®スコアや、ETS運営のスコアは認めない、という流れになっています。

 

こうした背景も考慮してテストを選択するのであれば、アメリカ・カナダへの留学であればTOEFL®(またはIELTS)、それ以外の国であればIELTSがお勧め、という判断になります。

 

 

両方OKのアメリカの大学の場合は有利・不利がある

さらに細かい話になりますが、例えばアメリカ留学を考えていて、志望する学校がTOEFL®でもIELTSでもOKという状況の場合、現状としてはどちらのテストを受けても構わないのですが、学校によって有利・不利が変わることがあります。TOEFL®なら100点、IELTSなら7.0と条件設定する学校もありますが、TOEFL®なら100点、IELTSなら6.5点、と設定する学校もあります。逆に、IELTS7.5と規定する学校もあります。TOEFL®ILETSも4技能をはかるため似ている部分もあるテストですが、「採点スケール」が大きく異なります。TOEFL®100点がIELTSの何点に相当するのかは「誰にも分からない」のです。違うテストですから。

 

 

ではどちらを選ぶべきか? 選択基準を考える

両方受験した受験者の統計的データを見てみると、TOEFL®100点はおおよそIELTS6.5-7.5のどこかな……、という一定の「予想」があるだけで、TOEFL®100点を各学校がIELTS6.5から7.5で対応させています。このことからも、普通に考えてみると、TOEFL®100点かIELTS6.5だったらIELTSの方を考える方が賢明です。同様にTOEFL®100点かIELTS7.5であれば、TOEFL®を選択する方が賢明と言えます。

 

ということで、「大学受験にはTOEFL®IELTSのどちらを選ぶか」というテーマで進んできましたが、特にTOEFL®は日本国内進学でも優遇措置や受験項目として実用性が高く、同時に海外留学にも活用できるので、国際進学にしようか、海外留学にしようか?又は同時進行で考えられないか?と思いをめぐらしている方には、やっておいて損は無い、お勧めのテストになるかもしれません。

 

 

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教えてくれた人

 

山内勇樹(やまうち ゆうき)

株式会社Sapiens Sapiens 代表 (東京都墨田区)

長崎県生まれ、広島県育ち。アメリカUCLAを卒業。

株式会社Sapiens Sapiensで、個人・法人向け英語学習、留学支援を通じて教育、人材育成に取り組んでいる。TOEICのみならず、TOFELIELTSGREGMATなど幅広い英語系テストの研究と指導を提供している。モットーは「楽しく!堅実に!」。趣味は「流星群を見に行く」こと。

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