日本の常識は世界の非常識!?
こんなに違う、日本と海外の電車マナー

〈連載〉世界のマナー事情 その2

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構成・文/山川俊行(編集部)

 

「日本では当たり前のマナーが海外で全く通用せず、逆に現地人からヒンシュクを買ってしまった……」なんて経験をお持ちの人も多いのでは? “マナー”にはそれぞれの文化の違いが如実に表れるもの。思わぬトラブルに巻き込まれないためにも知っておきたいところです。

 

そこでこの企画では、日本人が知らない世界のマナーをご紹介。今回は、世界と日本でこんなに違う!「電車マナー編」をお届けします!

 

 

◆ “乗り越し”は犯罪!?

乗り越し精算が行える日本の電車と違い、欧米では電車の乗り越しは不正乗車とみなされ、罰金を支払うハメになるので注意! というのも、欧米の多くの鉄道は、「信用乗車方式」を採用しているからなんです。「信用乗車方式」とは、乗車券をチェックする改札がなく、誰でも自由に出入りができるというもの。乗車券を指定の場所で購入した後、駅や車両の乗降口に設置されたタイムレコーダーのような刻印機で乗車地、降車場所、日時を刻印してはじめて有効な乗車券となるんです。乗車後は、検札員による乗車券のチェックが行われ、乗車券に刻印してなかったり、日時が違ったりすると、理由の如何を問わず正規運賃に加えて、運賃の数倍から数十倍のペナルティが科されるんだとか。このシステムを知らずに利用した日本人が高額な罰金を取られるケースは、海外で起こりがちなトラブルなので注意が必要。

 

 

◆ 鼻をすするのは厳禁!?

外国人が日本人の理解できない行動の筆頭に挙げられる「鼻をすする」行為ですが、電車内でもそれは同じこと。むしろ、閉鎖的な空間なので外国人の不快感はMAXに! 特に、麺やスープをすするなどの“ズルズル系”が大嫌いなイギリス人にとっては、道路に痰を吐いたり、人前で放屁することくらい恥ずかしい行為だそう。鼻をすするくらいだったら、鼻水を一滴残らずティッシュで豪快にかみ切りましょう!

 

 

◆ 電車でもレディーファーストは絶対!?

レディーファーストが当たり前の欧米。電車内でも、男性は年齢問わず女性に席を譲るという考えが浸透しています。女性側もレディーファーストの意識が染み付いているので、席を譲られた時には快く応じてくれることが多いそうなんです。日本人は、「あまり年をとっていない人に席を譲るのは失礼かな」「断られたらどうしよう」などあれこれ悩みがちですが、欧米では、女性相手なら断られる心配をしないで席を譲ることができそう!

 

 

◆ ケータイで話すのはOK!?

日本でのご法度な行為の代表格「電車内での通話」ですが、日本以外の大多数の国では、電車内のケータイ電話の通話は解禁状態! 世界を見回しても、どうやら電車内の通話に厳しいのは日本だけなんです。外国人にとっては、なぜ電車内での通話が悪いのか、そもそも理解ができないとか。公共の場で、他人に迷惑がかからないよう気配りを欠かさない日本人にとっては意外な事実ですよね。

 

 

いかがだったでしょうか? 異国での孤独感と重なり、電車のような密閉空間のトラブルは怖さも倍増。みなさんも、海外旅行先での電車の乗車マナーは、しっかり確認しておきましょう。


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