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Travel Editor
旅する編集者 ファッション、ワインPRを経て旅する編集者になる。 「世の中やサービスに新しい視点や価値を加える」を軸に21世紀の新しい生き方、ライフスタイル、価値感を、執筆を通じて発信している。
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WORLD
2016.02.03

神の声が聞こえた!?

スリランカのシロダーラで昇天

アーユルヴェーダでデトックス!

スリランカ女1人旅 〜5、6日目〜

いよいよアーユルヴェーダのメインイベント"シロダーラ"の日がやって来た! この"シロダーラ"を体験をするために、日本から9時間のフライトと3時間のバス旅、そして安くはないお金をはたいてひとりスリランカの地にやってきたのだ。そして、至高の体験を得るために、おいしいとは言えないハーブの薬を飲み、大好きなお酒も我慢した。さて、どんな展開が待ち受けているのだろう…?

6:30 ヨガ

 

シロダーラ中はyogaのクラスへの参加が禁止なので、シロダーラ前の今朝ははりきって朝ヨガ。相変わらず先生にポーズをなおされるが、流れをつかんだからか上達が自分でも感じられる。早朝ヨガは頭もぼーっとするし、胃ももたれているような気もするし、起きたてというのは体調がよくないものだということもヨガをして気づいた。

ヨガは自分の心と身体と対話をしながらポーズをとっていくスポーツ。ゆえに普段見過ごしがちな身体と心の不調にも気づくことができる。だからこそストレスの多い現代人に重宝されるのであろう。

 

11:00 念願のシロダーラ

 

9:30に鍼を終え、いよいよシロダーラ。ちなみにシロダーラの日は、アビヤンカなどのデイリーとリートメントはない。そしてシロダーラは、いつものセラピストが担当してくれる。

 

ちなみにシロダーラとは…

 

シロダーラは、薬用オイルを額に絶え間なく注ぎ続ける療法です。治療の所要時間は3060分、お客様の体質と病状によって、使用するオイルの種類が異なります。治療には、ダーラ・パトラと呼ばれる専門の器具を使います。シーロダーラは、頭、首、目、耳、鼻、咽喉や神経系統に関わる病気の治療に効果を発揮する、特別な治療法です。また、慢性頭痛、偏頭痛、不眠症、精神ストレスや精神疾患、麻痺、パーキンソン病、脳萎縮症、失語症などの治療にも効果があります。(バーベリンHPより)

 

 

施術台に横たわり、壷の登場!!

 

実は私、3年前にシロダーラを1度タイで経験したことあるのだ。この時はタイに住んでいて、地理的にもスリランカまで近かったこともあり、行く! と意気込んでいたのだが、施術込みの宿泊日の高さに怖じ気づいて、直前で激安ラオス寝台車の旅に切り替えた。しかし、シロダーラへの憧れを捨てきれず、ラオスから帰宅した後、自宅近くのスパでアーユルヴェーダを体験してみた。そして、その時は正直何も感じられなかった。ただオイルがおでこをなでるだけ…。

その直後は、シロダーラへの熱はすっかり冷めてしまった…が、2年後の今は「あの時のシロダーラはきっと本場ではなかったし、セラピストもタイ人だったからスキルが足りなかっただけだろう」と思い直し、本場のシロダーラに期待だ! 

 

シロダーラの施術はカマニが担当してくれた。壷は温めたオイルで満たされ、壷から突起した細い口からちょろちょろとオイルが出てくる。眉の間をオイルがくすぐる。そのうちに勢いづいて、第三の目と呼ばれる額のチャクラを激しく刺激する。これがくすぐったくてついつい笑ってしまった。

カマニも一緒に笑っている。うふふ、くすぐったいでしょ。After you got married, No くすぐったいね。Next Year” と言われた。来年結婚することを予言されたのかと思った(笑)

オイルの圧に慣れてくすぐったさがなくなると、とてつもない快感が訪れた。

額の上に性感帯があったのかと思うくらい。第3の目は額の○-Spotなのではないか? 気持ちよさに意識が朦朧となり、色々な思考が浮かんだり消えたりする。

「大丈夫。第3の時代がもうすぐ来る」という声がはっきり聞こえた。これぞスピリチュアル体験! 最後は視界が真っ白になって、施術室を出たら世界がキラキラと輝いて見えた。

 

シロダーラの施術は2日間に渡って行われたが、2日目は額の骨がパカっと開くような1日目とはまったく違う感覚があった。

 

12:00 ランチ

 

ランチでは、同じテーブルの日本人の参加者達とシロダーラ体験の感動を共有するつもりだったが、途中で寝てしまったという人が圧倒的に多かった。

シロダーラを受けた後は、オイルを流さず、そのまま白い布巾で頭をくるむ。バーベリンでは、これがシロダーラ中の患者の目印。この状態が2日間続く。もう頭が痒いけれど、大丈夫だろうか?

 

13:00 図書館

 

バーベリンリーフには図書館があり、そこには英語、ドイツ語、日本語の本が並ぶ。シロダーラ中は、読書で頭を使うことを控えたほうがいいという話なのだが、瞑想を日課にしているわけでもない私は手持ち無沙汰だったので6冊ほど本を借りた。

 

現代人、特に日本人はいつも何かをしていないといけないという強迫観念があるように思う。しかし、いざ余暇ができてしまうとその時間を消費すること(本やインターネット、レジャーなど)以外に何もすることがなくなってしまうというのは、消費に飼いならされている証拠だ。

それに気づいてから、私はノートの上で自分と対話をすることにした。自分自身に対する質問を書き出し、その問いに答えていく。今考えるとこの時間が、この旅の中で最も有意義だったように思う。その後のアクションにも繋がる自分自身の心の底からの欲求に気づくことができた。

 

15:30 アフタヌーンティー

 

バーベリンは食事以外に、10:00のフレッシュジュースの時間と、午後のアフタヌーンティーの時間がある。アフタヌーンティーの会場はプールサイドのカフェ。紅茶やハーブティーの他に、クッキーなどのスナックが用意される。シーロダーラ組は基本的にすることがないので、頭に白い布を巻いてみんなここに集まる。

時間がたつと、オイルが布巾に染みてくる。この染みているオイルの色も人によって違う。私は緑。他には黄色や茶色もみた。きっとここでも患者によって使われるオイルが違うのだろう。

 

アフタヌーンティーの後は、引き続き読書と自分との対話タイムに戻った。

 

7日目に続く…

 

○プロローグ

なぜ今、女がひとりでスリランカなのか?

 ○1日目

コロンボの空港からバーベリンリーフへ

 ○2日目

デトックスの最高峰 本場のアーユルヴェーダを体験

○3日目

スリランカ早朝マーケットとアーユルヴェーダの食事

 

○4日目

スリランカ・ワンデートリップ 世界遺産の旧ゴール市街を散策

 

○5,6日目 

神の声が聞こえた!? スリランカのシロダーラで昇天

 

 ○7日目 

スリランカ・ベルワラの村を3輪タクシーで散策

 

 

○最終日

なぜ27歳女はスリランカにひとりで旅するべきだったのか

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