日本文化を英語で説明しよう こたつ~What is Kotatsu?~

日本文化を説明する時の

お役立ち英語ガイド

日本人にとって当たり前すぎて疑問にも思わないこと、外国人に聞かれて困ることありますよね? 起源や単語を調べて…、なんて結構大変な作業です。ここにまとめてみたので、会話したり指さしなどしてコミュニケーションしてみましょう。

こたつって何? どんなもの?

What is Kotatsu?

 

 こたつは、低いテーブルの中に熱を入れ、布団などで掛けて暖かさを閉じ込める暖房器具です。布団の上にテーブルの天板を置き、リビングの中心にこたつを置き、そこで団らんをしたり食事をします。

 近年では電気で温めていますが、昔は木炭や豆炭を中に入れることで温めていました。こたつの始まりは600年前の室町時代とされ、とても長い間親しまれています。

 こたつには二種類があります。床が掘られていて椅子に座る姿勢で足を伸ばして座れる「掘りごたつ」と、床の上にテーブルを置き、布団を掛けて床の上に座る「こたつ」です。ほとんどの家庭では後者のタイプを使っています。

 電気こたつはランニングコストも低いことから、冬の暖房器具として根強い人気があり、現在では若いひとり暮らしの女性でも使える小さくかわいいタイプや、ダイニングテーブルのような脚の長いテーブルと椅子がセットになったこたつなど、さまざまなこたつを見るようになりました。

 

 

A kotatsu is a traditional Japanese heating appliance. It is a low table with a thick blanket laid over it, and an upper tabletop which holds the blanket in place. The inside of the kotatsu is heated, and people place their legs under it while sitting on the floor.

In modern times, kotatsu are electrically heated using an element but traditionally charcoal or coal briquettes were used. Kotatsu were invented in Muromachi period, about 600 years ago and have been popular ever since.

There are two types of kotatsu. "Hori-gotatsu" have a recessed floor so people can sit with their legs positioned as if they were sitting on a chair. The type simply called "kotatsu" do not have the recessed floor and are the most common type found in Japanese homes.

Besides being comfortable, kotatsu also have low running costs which contributes to their popularity. There are various sizes of kotatsu available, ranging from those built for individual use, to large designs with long legs and matching chairs that can be used as a dining table.

 

 

 

ライタープロフィール●Yurika L Fabre

結婚して10年目を迎えたオーストラリア人の夫と、ハーフの子どもたちと都内在住。アメリカ留学やひとり縦断旅、オーストラリアでのワーキングホリデーや大学生生活、仕事を経て学んだ文化や言葉の違いの面白さについて発信している。

 

 

 

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