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Travel Editor
旅する編集者 ファッション、ワインPRを経て旅する編集者になる。 「世の中やサービスに新しい視点や価値を加える」を軸に21世紀の新しい生き方、ライフスタイル、価値感を、執筆を通じて発信している。
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WORLD
2016.02.18

スリランカ・ベルワラの村を

3輪タクシーで散策

アーユルヴェーダでデトックス!

スリランカ女1人旅 〜7日目〜

シロダーラの昇天体験に感動が覚めやらず迎えた7日目。今日でアーユルヴェーダの施術は最後。慢性だった肩こりはとれ、体から余分な力も抜け、心も清々しく、ぽっこりおなかもすっかりへっこんだ。最後の施術の前に体重計に乗るとなんと……3キロも減っているではないか!! こんなに体が軽いのは、いつぶりだろう?? それではいきますスリランカ7日目!

6:20 ヨガの前に

 

ヨガの前にシャワーを浴びる。

「ああ、やっとシャワーが浴びられる!!」

シロダーラ中は入浴禁止なので、シャワーを2日浴びていなかった。体はタオルでふいたから良いものの、頭に装着した布巾は基本的にとっていけないので、めちゃくちゃ痒い。2日間オイルまみれの布でほんわりスチームされた髪。

しかしこの痒みとも今朝でおさらば。シャワーを浴びたらめちゃくちゃすっきりした。

上機嫌でヨガへ…。

 

9:00 アーユルヴェーダ&

  

最終日は、空港付近のコロンボを旅行することにしたので、アーユルベーダの施術はキャンセルした。なので、施術は今日が最後。

ちなみに最終日には、自分を担当してくれたセラピストにチップを渡すのがおきまり。館内案内ビデオなどでは、チップはセラピストに直接ではなく、チップ箱に入れるように案内をされていたが、感謝を伝えるために本人に渡したいので、部屋にあった封筒に500ルピーずつと、お礼の手紙を入れてセラピールームに向かった。

すっかりお互いを名前で呼び合うようになった担当セラピストのバトマとカマニ。ふたりにお礼を言うと、来年は結婚して結婚相手とここにまた来るようにと言われた(笑)。

1週間オイルやハーブをマッサージで身体に浸透させ、食事と薬からもアーユルベーダのエッセンスを吸収してきたわけだが、「何か変化があったのか?「と聞かれれば、もちろんあった! 

まず、毎日満腹に3食食べていた(日本では2食)はずなのに、3キロも痩せたのだ。

これには体重計を乗って大はしゃぎ! 

酒を断ったからだろうか? 

下剤や浣腸のトリートメントは受けていないのにこんなにも簡単に痩せるとは・・・。

お腹がでていない! 顔もすっきりしている。そして、毎日のパソコン仕事で凝り固まっていた肩はすっかり柔らかくなった。

アーユルヴェーダ最高 !!

 

11:30 スリランカ ローカル探検

 

朝の海散歩で知り合った、スリーウィラー(スリランカのトゥクトゥク)の運転手シシラに、バーベリン4回目の日本人Tさん(男性)とローカルを案内してもらった。

でこぼこ道、広がる景色はジャングル。バナナやマンゴー、パパイヤなど南国フルーツがそこら中になっている。コマーシャルで見たことのあるガムの木も。

 

スリランカは仏教徒が多いので、道の途中に仏像があったり、お寺も多い。

お寺の庭になんと象がペットとして飼われていた。象は鎖で木につながれているだけ。

塀がない場所で象を初めてみた。感動…。

 

12:30 ローカルレストランでランチ

 

お昼はローカルのカレーを堪能することにした。

ローカルのレストランは、ほとんどがイスラム教徒が経営しているシシラはいう。しかし、金曜日のお昼はイスラム教徒にとって大切な集団礼拝の日らしく、ここのカレーは絶品だよといって案内されたカレーレストランが閉まってる…。

2件目のカレーレストランも同じ理由で、お店から追い出されてしまったので仕方なく、川沿いのホテルでスリランカ風フライドライスを食べた。

 

13:30 ドクターの最終コンサルテーション

 

ドクターの最後の問診。症状は改善されたかを聞かれて、いくつかの質問に答えると、アーユルベーダの3つのドーシャ(体質)のうちピッタ、カパ、ヴァータのどのタイプか診断がされる。また帰国後1ヵ月分の薬やオイルがお土産として渡される。

アーユルベーダにどのようなオイルが使われていたのか気になったので、聞いてみたところ、私の場合はセサミオイルとトリファラオイルであったということ。

また、お土産の薬は、喉の症状を改善したり、ホルモン状態を整えるものだった。

 

14:00 スペシャルトリートメント

 

ネトラバスティ

アーユルベーダ最終日のスペシャルトリートメントは、楽しみにしていたヤギの乳で作ったバターオイルを目に注ぐネトラバスティ。目の周りに小麦粉を固めた粘度で土手をつくり、土手の中にオイルを注ぐ。オイルがたまったら瞬きをする。これがしみるのかと思ったら全くしみないのだ。

ギーのプールがあればゴーグルなしで泳げるのに…。しかし顔まわりがめちゃくちゃ乳臭い。

このトリートメントは、眼精疲労や視力回復にも効果があるらしい。オイルが目の中に入ったので、施術直後の視界はかなりぼやける。また、施術後4時間はコンタクトレンズはしないようにと注意される。(私はコンタクトがないとまったく見えないので、30分後には装着してしまった)

劇的に視力がよくなるということはなかったが、目の周りの筋肉はリラックスしたように思う。

 

ウロバスティ

こちらは胸部に小麦粉を固めた粘度で土手をつくり、暖かいオイルを注ぐ施術。

神経系をリラックスさせ、胸をすっきりさせるのが効果らしいが、私は得に何も感じなかった…。

 

私が受けたスペシャルトリートメントの他にも、症状によっては、バスティと呼ばれる浣腸やヴィレチャナと呼ばれる下剤、ナスヤカルマと呼ばれる、鼻からオイルを吸い込んで、口から出すなどのトリートメントもある。

 

 

17:00 ボートで灯台へ

 

サンセットを見ようとホテルの前のビーチに出ると、スリーウィラードライバーのシシラが友達のビーチボーイズ達とたむろしていた。

シシラの友達がボートを出すから、近くの灯台のある無人島までいかないかと必死に勧誘され、せっかくだからとその誘いにのってしまった。

(※シシラとはランチで打ち解けており、昼にご一緒したバーベリン4度目のTさんも彼は信用できると言っていたので、ついて行ってしまったが、不安な人は真似しないでください。自己責任!)

 

しかし満ち潮でボートが揺れる! そして飛ぶ!! 飛ぶ度に叫び声をあげる私に、シシラとシシラの友達は大笑いしながら、灯台のある無人島についた。

現地の人はこの無人島で夜通しバーベキューパーティーをするそう。

  

シシラに、"Are you truly happy?" (心から自分のこと幸せだと思う?)と聞くと、

間髪入れずに100%という答えが返ってきた。

 

美しい自然はあるし、ジューシーなフルーツはあるし、スリランカは世界一いいところだと。

昼間に見せてもらったシシラのパスポートには、インドへ渡航したスタンプがひとつだけ押してあった。

 

私自身20代の前半から多くの国を旅して、その土地で色々なことを感じてきた。

そして今だに旅を続けているのも、日本以外に、"もっとほかに幸せになれる国があるんじゃないか?"という理想を追い続けているからだと思う。

自分が心から幸せだと思うか? と聞かれたら、「もちろん」とは答えるが、そのふた言目に日本を褒める言葉がでてくるかというとそうではない。どこか自分の国に満足が出来ない自分がいるからこそ、他を探してしまうのだろう。

スリランカの最後の夜…。1週間の出来事を振り返りながら、物思いにふけってしまった。

 

8日目に続く…

 

○プロローグ

なぜ今、女がひとりでスリランカなのか?

 ○1日目

コロンボの空港からバーベリンリーフへ

 ○2日目

デトックスの最高峰 本場のアーユルヴェーダを体験

○3日目

スリランカ早朝マーケットとアーユルヴェーダの食事

 

○4日目

スリランカ・ワンデートリップ 世界遺産の旧ゴール市街を散策

 

 

○5,6日目 

神の声が聞こえた!? スリランカのシロダーラで昇天

 

 

○最終日

なぜ27歳女はスリランカにひとりで旅するべきだったのか

 

 

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