本命は「倍返し」「じぇじぇじぇ」!?
流行語大賞有力候補を英語にすると

編集部が大胆予想! 流行語大賞候補10個を英訳!!

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構成・文/松本考史

 

年末恒例の「2013 ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)の候補50語」が、先日発表されました。大ヒットドラマ、『半沢直樹』の「倍返し」や、『あまちゃん』の「じぇじぇじぇ」など、決めゼリフが順当にノミネート。大賞にドラマのセリフが選ばれれば19年ぶりとなるとか。そのほか、2020年東京五輪招致に関連した単語や、バラエティー番組に引っ張りだこだった、東進ハイスクール、林修先生の「今でしょ」などがライバルとして立ちはだかっています。流行語が大豊作だった2013年。どれが「新語・流行語大賞」を受賞するのか、12月2日の発表が楽しみです。
そこで、Cheer up! English編集部では、発表を前に50の候補から10語をピックアップ。「新語・流行語大賞」を大胆予想とともに英訳しました。みなさんもご一緒に今年の顔ならぬ、“今年の言葉”を英語で楽しみましょう!

 

 

◎=本命

 

「倍返し」

 

「じぇじぇじぇ」

 

Cheer up! Englishのコラムでもいち早く取り上げ、英訳した、
半沢直樹が英語で「倍返しだ!」と啖呵を切ったなら。』と、『あまちゃんが英語で「じぇじぇじぇ!」と言ったなら。』の名セリフです。

 

最終回の視聴率が42.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で、今世紀の全ドラマを通じて最高記録となった『半沢直樹』。堺雅人さん扮する銀行マンが、理不尽な上司らの仕打ちに向けて発する痛快なセリフは、

 

「やられたら、やりかえす。倍返しだ!」

If you've done it to me, I'll give you back by double it!

 

ちなみに「倍返しだ!」は、その後海外の大手情報機関・ウォールストリートジャーナルでも、

 

Fictional Japanese TV Banker Takes Double the Payback.

(日本のTVドラマの銀行員は、倍返しする。)

 

という見出しで紹介されていました。

 

一方、大晦日の紅白PR大使にも任命された、能年玲奈さんの瑞々しい演技が光った、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』からは、舞台となった岩手県久慈市の方言で、ヒロイン・天野アキが驚いた時に発する、

 

「じぇじぇじぇ」

You are kidding me!

 

編集部は、社会現象化したこの2語の一騎打ちだとにらんでいます。

 

 

=対抗

 

「お・も・て・な・し」

 

2020年の東京五輪の招致を決めた9月8日のIOC総会最終プレゼンテーションで、滝川クリステルさんが、両手を合わせて拝むような仕草をしながら語った、

 

「お・も・て・な・し」

O・MO・TE・NA・SHI / Be our guest

 

直訳すると“Hospitality”ですが、お客様へのおもてなしというニュアンスなら、“Be our guest”が適切。しかし滝川さんのスピーチは、『外国人が抱く日本人のイメージ』をわかりやすく表現するために使われた言葉なので、ローマ字表記が一番しっくりきますね。9月8日とやや遅咲きのため、少々分が悪いですが、対抗馬として十分大賞を狙えます。

 

 

△=複穴

 

「今でしょ」

 

東進ハイスクールのTVCMで、現代文講師を務める林修さんが、

 

「いつやるの? 今でしょ!」

When will you do it ? Now is the time !

 

と生徒たちに檄を飛ばすフレーズが人気を博し、一躍時の人に。今年前半は、大賞間違いなしと目されていましたが、「倍返し」「じぇじぇじぇ」「お・も・て・な・し」の登場で、やや霞んでしまいました。とはいえ、トップテンへの入賞は確実!? 英訳の“Now is the time.”は「今こそ、その時期だ」という意味の慣用表現です。

 

 

▲=単穴

 

「引いたら負け」

 

日本シリーズでの優勝の興奮さめやらぬ、東北楽天ゴールデンイーグルス。その立役者、マー君こと田中将大投手が、リーグ優勝の際のインタビューに答えた一言、

 

「引いたら負けだと思った」

I thought I would be defeated if I didn't go all out.

 

彼の闘志あふれるピッチングに東北の方々をはじめ、日本中が元気づけられました。

 

 

×=大穴

 

「弾丸登山」

 

「日傘男子」

 

「こじらせ女子」

 

「ブラック企業」

 

「コントロールされている」

 

今年6月、富士山が世界文化遺産に登録されたことも大きなニュースでした。しかし、ご来光を拝むために山小屋などで十分な休息をとらず、徹夜で頂上を目指す、

 

「弾丸登山」

Bullet Climbing

 

をする人が増え、その危険性が問題視されています。富士山の5合目と6合目には、『やめよう 弾丸登山』と自粛を呼びかける看板が設けられ、外国人にも“STOP ! Bullet Climbing”と記載されています。

 

そして、2009年の「新語・流行語大賞」のトップテンに入賞した「草食男子」を思わせる、

 

「日傘男子」

Parasol-Using Males

 

雨傘は“umbrella”、日傘は“parasol”と使い分けます。文字通り、夏の暑さ対策で日傘をさす男性のこと。もはや女性だけのアイテムではなくなったんですね。男性の草食化が加速しているように感じます。

 

対して、女性では『モテる』女子に対する劣等感が強く、自分に自信が持てずに傷ついたり悩んだりする傾向が強い人を意味する、

 

「こじらせ女子」

Self-Entangled Females

 

なんて新語も生まれました。なにぶん新しい言葉なので英語表現も困難。
「こじらせ女子」が持つ誠実かつ繊細、でもちょっぴり自意識も強く意固地なハートを表現するのに、糸や髪がもつれてしまう状況を表す、“entangled”という動詞を使って英訳しました。はたしてこのニュアンス、外国人には伝わるでしょうか? 自己愛が強く、嫉妬深い女性を「こじらせ女子」と定義するなら、“You just Jealous her.”という表現の方がわかりやすいかも。

 

お次ぎは、従業員の健康面を無視した極端な長時間労働(サービス残業)などを強いる企業を指す言葉として、すっかり市民権を得た、

 

「ブラック企業」

Sweatshop / Immoral Company / The Dark Company

 

海外でもこの手の企業は存在し、上記のように呼ばれています。あまり流行してほしくない言葉ですね。

 

最後は、

 

「コントロールされている」

The situation is under control.

 

滝川クリステルさん同様、東京五輪招致の決め手になったといわれる、安倍首相の

 

“Some may have concerns about Fukushima. Let me assure you, the situation is under control. It will never do any damage to Tokyo.”

(東京は最も安全な都市の1つです。福島のことに懸念を持っているかもしれませんが、確実に言えます。状況はコントロールされています。東京には決して被害はありません。これまでもありません。)

 

というスピーチから抜粋されたフレーズです。私たちの国のリーダーによる、全世界へ向けての発言。これは、流行語という一過性の枠内に収めることのできない、非常に重い一言ではないでしょうか。

 

いかがでしたか? 12月2日の結果発表が待ち遠しいですね。編集部厳選の10語がいくつ当たるか、みなさんもぜひチェックしてください!!


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