世界最大の機械式時計生産国スイスで、高級機械式腕時計ブランドとしてその名を轟かせている「フランク ミュラー」の日本輸入総代理店であるワールド通商株式会社とCheer up! Englishが行う留学プログラム第３弾の奨学生が決定！

「ロンドン語学留学＆スイスインターンシッププログラム」とは 

Cheer up! English が意欲ある有能な若者たちに学びのチャンスを提供すべく行っている留学プログラム。今回は、世界最大の機械式時計生産国スイスで、高級機械式時計ブランドとしてその名を轟かせている『フランク ミュラー』の日本輸入総代理店であるワールド通商株式会社がプログラムを全面サポート。時計工房でのインターンシップ体験とロンドン語学学校での英語研修を通じて国際感覚を養うと共に、スイスの伝統産業である時計作りの粋を体験することがミッション。

私が留学します！

山田のど夏さん

大学では「現代マーケティング」のゼミに所属し、市場分析や新製品の考案、プレゼンテーションなど実践的なマーケティングに取り組んでいる。企業と環境の関わり、持続可能な社会におけるビジネスに興味があり、今回のプログラムでそのヒントを得たい。

ウォッチランドに身をおいて

フランク ミュラー氏の想いを肌で感じたい

私たちの生活はデジタル化が進んでおり、時計も例外ではありません。私の周りでは「時間の確認は腕時計ではなくスマートフォン」という人も多いですし、最近は多様な機能を持つデジタル腕時計も人気で、その傾向はますます高まっているように思います。

しかし、私はアナログの文字盤の時計が好きです。なぜなら私にとっての「時計」とは、「現在の時間を確認するツール」だけではなく「未来に繋がる時間の象徴」であり、そこにワクワクするからです。

フランク ミュラーの工房があるウォッチランドは、スイスのレマン湖のほとりにある自然豊かで美しい場所だと伺っています。持続可能な社会を構築していくためには、企業がビジネスを行う時、環境との関わりをひとつの軸として捉える必要があると思います。綺麗な水、澄んだ空気が必要な時計製造業は、まさに環境と関わりの深い仕事です。フランク ミュラー氏、そして作り手である職人の方々の時計に込める想いやデザインに対する考え、自然豊かな場所に工房を置くこだわりなどを自分の目で見て心で感じてみたいと強く思い、今回の募集に応募しました。

短期間で老舗ブランドと肩を並べるまでの

マーケティング戦略を知る

多くの老舗時計メーカーが世界中でしのぎを削る中、フランク ミュラーがどのようなマーケティング戦略で短期間のうちに多くの人に愛されるようになったのか、ということに大変興味があります。

あるビジネスが展開される時、そこには多くの人たちが異なる側面から関わっています。グローバル化の進む現在、ひとつのビジネスに様々な国の人たちが携わります。その時、相手国の歴史的背景や習慣、文化を知り自国の文化を発信することで、お互いの価値観の相違を受け入れ理解することが大切だと思います。単にビジネスを行う戦略だけを立て、短期間では利益が見込めたとしても、基盤となる相互理解がなければ長期間にわたる多国籍間のビジネスは成功しないと思います。この相互理解にはコミュニケーションが不可欠です。グローバル化の中、コミュニケーションを行うツールとして、今回のイギリスでの語学研修で英語力を磨きたいと考えております。

初めてのスイス、ロンドンでは

多くの文化に触れる実体験を大切に

私は今までいくつかの国際交流プログラムに参加し、いろいろな国に行く機会がありました。スイス、ロンドンは今回が初めてです。幼いころからイギリス人の先生に英語を習っていたので、イギリスで生のクイーンズ・イングリッシュに触れるのを楽しみにしています。また、ロンドンで本場のミュージカルを鑑賞し、イギリスの演劇文化を体験したいと思います。

また、スイスは永世中立国で、ジュネーブには国連欧州本部をはじめ多くの国際機関があります。アルプス山系の大自然も魅力的です。今回スイスで自由研修があります。ヨーロッパ最高峰モンブランへのゲートタウン、フランスのシャモニを訪れてアルプスの大自然をレポートしようと考えています。

撮影／さとうのりゆき　取材・文／坂口弥生