E質問箱【1】似た単語Trip、Travel、
Tour、Journeyの使い分けは?

ケンブリッジ大学認定英語教師

ケネス宮本が英語の疑問にお答え

外国人との会話中に、会社での商談の時に、ささいな英語の疑問がわくことってありますよね? そんなあなたの疑問に、ケンブリッジ大学認定英語教師のケネス宮本がお答えします。日頃ふと浮かんだ英語の疑問、ぜひ気軽にメールで質問をお送り下さい。

Helloooooooooooooooooooooooooooo!!

 

ケネス宮本です! こんな名前ですけどネイティブの日本人です。笑

今回から始まりました! 『E質問箱』!!\(^o^)/

英語に関する皆さんの疑問をお寄せ下さい!

ふとした英語の質問、日頃からつきまとってる質問、こう言いたい、意味が解らない、などなど何でも。

お気軽に、質問ボックス(メールアドレス)を通して送って下さいませ!^^

 

さて。

皆さん、ゴールデンウィークのご予定はどうなっているでしょう? 

旅行などに出かける方もいらっしゃると思います。

そんな折の、こんなご質問にお答えしまーす。^^

 

★質問はこちら!

日本語の「旅、旅行」にあたる英語、trip、travel、tourjourneyvoyageはどう使い分けるんでしょうか。

私の直感では、tourは「観光」、voyageは「航海」というイメージで、journeytraveltripより抽象的だと思うんですが、いかがでしょうか?

 

 

英語には類義語がいっぱい!

はい、これらはみ~んな、意味が似ている言葉ですね。

類義語とか同義語と呼ばれるものですが、それを英語では、

synonym /ˈsɪnənɪm/(シノニム)

って言います。

 

この単語そのものはぜんぜん重要じゃないですけれど、いろいろなシノニムを知るのは記憶を助ける有効な手段のひとつですねー。

語彙が増えることで想像できる世界が広がりますし、表現・伝達をより的確にしてもくれます。

 

皆さんは、英語の類語辞典をお持ちですか?

意味が同じ言葉・似ている言葉がたくさん見られて面白いですよー。

もともとがゲルマン系の言語である英語は、歴史を通してラテン語系やギリシャ語系の言葉も取り入れてるので類義語がホントにたくさんあります。

例えば、leave「発つ」はゲルマン語系、depart「出発する」はラテン語系。

 

類語辞典は、物書きさんや作詞家さんなどにも重宝されるアイテムです。

電子辞書をお使いの方なら、その中に入ってるはずですから、ぜひ覗いてみて下さい。

 

だだし、シノニムを憶えることに没頭はしないほうがヨイです。

「こんな言葉もあるんだ」ぐらいに、軽~い気持ちで知っておきましょう。

基本的には、ひとつの言葉に対してひとつのシノニムを知っていたら充分もいいとこ。

それでさえも、単語によっては「ネイティブも知らない言葉を知ってる!」、なんて場合があるかも知れません。^^

 

 

Trip、Travel、Journey…「旅・旅行」を表す類義語(シノニム)の使い分け

ではでは、ご質問いただいた「旅・旅行」にあたる言葉のシノニムたちを見てみましょう!

類語辞典を引くとホントにたくさん出てきますが、ご質問で挙げられてる単語が代表的なので、それらを見ていきましょう。

なるべくひと言でニュアンスを伝えるかたちにしたいところ。

 

trip 「旅行」

➡休暇などにするもの、といった感じ

 

travel 「旅」

➡tripよりも長い。見聞・経験を得られる

 

tour 「周遊・巡行」

➡ひとつの場所、また次の場所、と巡る

 

journey 「長旅・移動」

➡主に陸の旅。目的地が遠い、到着まで月日がかかる

 

voyage /ˈvɔɪɪʤ/(ヴォイィジ)「航海・長旅・宇宙の旅」

➡長いjourney。未知を開拓する感も

 

 

こんな感じでどうでしょう?^^ 軽ーく例を挙げてみましょうか。

 

He just came back from a trip.

彼、ちょうど旅行から帰ってきたところだよ

 

I’ve been a backpacker before.

I traveled around Asia for 3 months.

前にバックパッカーしてたことがあるよ

3ヵ月間アジアを旅して回ったんだ

 

The band is on tour in Japan now.

そのバンド、いま日本でツアーしてる(複数の土地を回ってる)よ

 

Now, their journey to India has begun.

いま、天竺へ行く彼らの旅が始まった

 

Columbus discovered the New Continent on his voyage to the west.

コロンブスは西への航海で新大陸を発見した

 

Bon voyage!

よい旅を! 

➡フランス語から。この時の発音はフランス語のまま「ボン・ヴォヤージ」

 

なんとなく意味合いが伝わったでしょうか?^^

 

もちろん、これらはお互いの意味が重なってて、どちらを使っても良い、なんて場合はよくあります。

あまり気にしすぎるよりも、とにかく口にして使ってしまうのがオススメです。

2回3回と使ってるうちに使い分けができるようになりますよー。^^

 

 

出張、交通費などなど…日常でこんな風にも使われる

社会人の方々の中には、しばしば「出張」される方も多いと思います。

英語ではbusiness trip、とけっこう単純に表現されますね。

 

I will be away on a business trip from May 16th to 21st.

I will respond to your email upon my return.

5月16日から21日まで出張でこちらにおりません。

頂きましたメールには戻り次第ご対応いたします。

 

などといった自動返信を設定しておくのもアリです。

 

また、これらの旅・旅行にあたる言葉たちは、単に「移動」という意味で使われることも多いです。

例えばこんな場合。

 

Have a safe trip home.

気をつけて帰ってね

 

Does the company pay for travel?! That’s impossible in my country!

会社が交通費を払うの!? 私の国ではありえない!

 

I transferred once, and it was a 20-hour journey in total.

乗り換えが1回あって、合計で20時間の移動だったよ。

tripを使っても良いです

 

あと欧米では、自転車というものの見方が日本と違います。

文化的に、日本では徒歩の延長といった捉え方をしていますが、あちらではスポーツのため、もしくは立派な乗り物です。

そのせいか、「ふたり乗り」ってものを考えたこともない人たちがいるんですよー。

 

僕はロンドンでも自転車に乗っていましたが、ある日、バス停に向かう友達(オーストラリア人の子)に、

I can give you a ride, if you want.

乗っけてってあげるよ、よかったら

と言いました。

ふたり乗りをしたことも考えたこともなかった彼女には、とても新鮮だったみたい。

100メートルぐらい先のバス停につくまでWow, wow, wow!と声をあげてましたし、

 

This is the best journey I’ve ever made!

こんな最高な移動は初めて!

 

なんて言ってました。笑

ここで、triptravelを使ってもいいんです。

彼女は驚き・喜びが大きかったから、より壮大にjourneyを使ったんでしょうねー。

ちなみに、僕はふたり乗りをオススメしてる訳ではありません。

おまわりさんに怒られちゃうので、自己責任でお願いしまーす☆

 

ではでは、皆さん。

今年のゴールデンウィーク、ご旅行に行かれるとしたら、Have a nice trip! (^o^)/ 良いご旅行を~!

 

お役に立てたでしょうか? 英語についてのご質問・コメントどしどし下さい! 

★マークを@マークに変えてお送り下さい

toukou★cheerup.jp

 

 

ライタープロフィール●ケネス宮本

アメリカ、イギリスなどで計7年の海外生活経験をもつ生粋の日本人。英語教師、翻訳・通訳、コラムニスト。雑学(科学全般・歴史・芸術など)が大好き。色んな言語をカタコトで話すのも大好き。取得資格:ケンブリッジ英語教師資格(CELTA)ほか語学系。

  

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