E雑学【1】長期滞在や留学で海外に
持って行くとオススメなモノは?

何を持って行く?
初めての留学なら必読!

留学や旅行、海外に行く時や海外にいる時に知っておきたい情報、さらには英語の上達法などさまざまな情報をケンブリッジ大学認定講師であり、海外滞在、留学経験のあるライター、ケネス宮本がご紹介します。海外に行く時や現地で知っておくといいお役立ち情報などをご紹介します。

まずは絶対必要なモノに限定しよう

 留学や長期滞在に持って行った方がいいもの。何を持って行ったらいいのか考えちゃいますよねー。あれを持って行きたい、これも持って行きたい、いろいろあると思います。

 でも、本当に必要なものって、意外と少ないんですよー。^^ 「あ、コレ必要な時があるかも」、って思うモノは、なんだかんだ言って、なくても大丈夫な場合が多いです。

 長期滞在だとついついアレもコレもと欲張りがちになりますが、なければないで大丈夫なモノは切り捨てちゃいましょう。

 ではでは、持って行った方がいいモノ。

 

・洋服 

 まず、「気に入っている服」なら持っていくべきでしょう。でも日本よりもかなり寒い国に特定しますと、冬が寒すぎて日本の冬服は役に立たないこともあるはず。日本で着ている上着は持っていかずに、現地で買うことにした方が良いです。

 寒い国以外に行かれる方も、ご当地の気候を調べて、持っていく衣類を決めるのがオススメです。

 

・お金、カード

 そして、「お金」。いくらあってもよいものです。英語が話せても、お金がないと生活に困ります。お金があれば英語が話せなくても生きていけます。^^

 お金をそのまま持ち歩きたくない場合は、プリペイド式のクレジットカードも便利です。すでに支払った金額を超えて使えないので紛失・盗難による損害も制限できます。後からリチャージできるタイプ、できない使い切りタイプもあって、ご自分にあった種類を選べるのも親切です。短期の旅行などで利便性を発揮しそうなプリペイドですが、長期滞在でも、特にご当地での生活に慣れるまでは助かるアイテムかも知れませんね。^^

(プリペイドのクレジットカードについてご参考いただけるページ

 

 また、SMBC信託銀行プレスティア(旧シティバンク個人口座)の口座をもっているのも便利でしょう。日本の口座に入れてあるお金を、現地の通貨で引き落とせます。また、いざという時、日本でお金を入れてもらう必要がある時など、その口座にお金を入れてもらって、現地で引き落とせます。

 その時々の為替相場で預金額も変わってしまいますから、現地通貨での口座を開設しておくのも良いかも知れません。あと、預金額・毎月の出入金額が一定水準に満たないと月に2,000円+税の手数料が取られてしまうので気をつけましょう。

SMBC信託銀行プレスティアの手数料についてご参考いただけるページ

 

・ 保険

 それから、「旅行者保険」。万が一何かがあった時は、本当に、本当に助かります。

 かつて僕が渡米した際には、保険のお世話になるようなことはない、と思ってましたが、両親に強くすすめられて入りました。そして渡米して5ヵ月、事故にあってしまい見事に保険のお世話になってしまいました。もし保険がなかったら、医療措置や通院に、とんでもないお金がかかっていたはず。でも、保険のおかげで1セントも払ってません。

 

・パソコン&スマホ

 それと、現代人の多くの人は自分の「パソコン」を持って行きたいでしょう。現地でパソコンを買うとなると、中身は日本語対応にできてもキーボードに日本語が表示されてませんから不便です。日本から電気製品を持って行くとしたら、海外の電圧に対応しているか確認しておく必要があります。対応してなければ変圧器が必要になりますね。ですが、パソコンは基本的に世界中の電圧に対応してるので心配なし。(いちおうご自分のパソコンと滞在先の電圧を確認して下さい)

 長期留学で年単位の滞在になる場合は、携帯電話も現地で買うことになると思います。ですが日本のスマートフォンをお使いになる場合も、100V~240Vの表記があれば電圧に関する心配はまずありません。

 ひとつだけ。

 パソコンにしてもスマートフォンにしても、電圧の問題はありませんがコンセントの形が違う国が多いです。アメリカやカナダは日本と同じ形なので問題はないですが、国によっては「アダプター」が必要になります。

(各国コンセント穴の種類についてご参考いただけるページ

 短期の旅行でもそうですが、長期滞在される場合は特に、持っていく製品の数だけアダプターを買っておくとよいでしょう。空港でも売ってますよ。^^

 

辞書は絶対、それにこんなモノも持っていくと良い

 絶対必須アイテムとは言いませんけれど、「爪切り」「耳かき」といった生活小物は持っていくとよいと思います。必要性の割に荷物にならないので、日本から持っていくのも苦になりません。

 

・耳かき&爪切り 

 特に「耳かき」は西洋では売ってません。耳そうじに綿棒を使わない耳かき派でしたら、持っていくのをオススメします。ちなみに、「爪切り」は刃物なので機内に持ち込みできません。空港でのチェックインで預ける荷物(スーツケースなど)に入れておきましょう。

 

・電子辞書&辞書 

 あと! 僕が強ーくオススメしたいのが、自分にあった「良い辞書」です。海外に行くから、というわけではなくても、コトバを身につけようとするなら常に必要ですけどねー。今お持ちの辞書が、自分にとって「良い辞書」かどうか、考えて確認して下さいませ!

 電子辞書は、確かに手軽で便利です。そして、それと一緒に「書籍の辞書」もぜひ持っていって下さい。(ポケットサイズでなく中辞典をオススメします)

 それがあるかないかは、英語というものをどう捉えるかに影響します。それに、書籍の辞書には電子辞書にない長所があります。英語というものを、ムツカシク考える必要はありません。英語は、難しいのではなく、広くて深いんです。

 僕の知る限りでは、ほぼ100パーセントの人たちが、現地に行ってから、どれだけ英語を甘くみていたかを知ります。それからでは、良い英和辞書を見つけるのはほぼ不可能です。

 電子辞書もオススメですが、壊れる可能性もありますから、その保険としても書籍の「良い辞書」をもっていくのをオススメします。

 どれだけ知ってるか・知らないか、どれだけ話せるか・話せないか。なんてことは今あるままで仕方ないですし、問題ではなく、これから良くしていくものです。でも、知らないだけにどれだけ甘く捉えているか、は落とし穴になります。実感はムツカシイとしても、ぜひ耳を傾けておいてくださーい。

 

現地の人との交流を助けるお土産

 さて、いざ現地についたら、お土産をあげたいかも知れません。というか、それをオススメします。

 ホームステイならホストファミリーやその友人や、ご近所さんたち。アパートなどに住むとしたら大家さんやご近所さんに。仕事での赴任滞在なら仕事場での人々。などなど、お土産を差し上げるのは、現地の人との交流をスタートするにあたって確実に良い助けになります。たくさん必要なわけじゃありませんし、大層なものである必要もありません。ささやかなものがイチバン喜ばれますし、荷物にもなりませんねー。^^

 僕が初めに渡米した時には、日本の手ぬぐいをいくつかもっていきました。荷物にならないし、アメリカにはない日本のものだし、タオルとしても、なにかのカバーとしても雑巾としても、好きなように使ってもらえます。それを、最初に入居したアパートの大家さんやご近所さんに、挨拶しながら渡しました。

 安価で、小さなモノをいくつか、ちょっと多めに持っていくとよいのではないでしょうか? お寺や神社のお守りなども、話のネタにもなりますね。^^

 ヘンなところでは「5円玉」。穴が開いてる硬貨って海外では珍しいし、こちらも話のネタになります。「ご縁」って言葉・概念は英語にないので、説明は難しいと思います。

 

This is a lucky coin.

It brings you good encounters.

これはラッキーコインだよ

良い出会いをもたらしてくれるんだ

 

なんて教えてあげるとよいでしょう。

 

 参考になることがあったでしょうか? まあ無理しなくても、空港に行けば、和風なデザインのシオリなど、小物が売ってますよー。^^

 

 

ライタープロフィール●ケネス宮本

アメリカ、イギリスなどで計7年の海外生活経験をもつ生粋の日本人。英語教師、翻訳・通訳、コラムニスト。雑学(科学全般・歴史・芸術など)が大好き。色んな言語をカタコトで話すのも大好き。取得資格:ケンブリッジ英語教師資格(CELTA)ほか語学系。

 

 

 

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