毎日Eトレ!【136】水、モノ、人…
manyやmuch英語でどれを使う?

いろんな「たくさん」を使おう

今回のテーマは「たくさん」です。manyやmuchをおさらいしつつ、その他の「たくさん」について解説します。カウントするものによって違うので、早速使い分けてみましょう。

たくさん

many / much / a lot / lots of ~ / plenty of ~ / heaps of~ / tons of~ hundreds / thousands / millions of ~ / a large number of~

 

解説

 一般的に、manyは「数えられるもの」、主に物の個数や人数などに使い、例えば、I have many friends in the U.K.「イギリスにはたくさん友人がいるのよ」などと言うことができます。

 一方muchは「数えられないもの」、主に水などの液体や人の気持ちなどで使え、例えばThat’ too much for me. 「私には量が多すぎるよ」などと使い分けることができます。これらを文法上では「可算名詞」「不可算名詞」という分け方をします。

 このように学校の英語の授業で数えられる「可算名詞」と数えられない「不可算名詞」でmanyとmuchを使い分けて「たくさん」や「多くの」という表現にすると学んできたのではないでしょうか。しかし、実際に使われている英語にはmanyやmuch以外の「たくさん」があるのです。早速見てみましょう。

 

その1

a lot / lots of ~

 a lot of「たくさんの~」は知っている人も多いでしょう。これは可算、不可算名詞どちらにも使用することができ、「たくさんあるよ」と量の多さを表したい時に使います。

 典型的な例として、可算名詞と不可算名詞の順に説明します。

I found a lot of interesting animals from the book.

その本に面白い動物がたくさん載ってたよ

 

I have a lot of homework to do.

私、やらなきゃいけない宿題がたくさんあるのよ

 

 また、似た表現としてlots ofを使うこともあります。使い方はa lot of~と同じで、可算・不可算名詞問わず使えます。これはカジュアルな表現になり、会話で使うことが多いです。この場合、a lot of~の複数形になっているので、a lot ofよりもさらに「たくさん」であること、つまり量を強調したい時に使う傾向があります。

 例えばコンサート会場の外などで、I saw lots of people coming out from that building.「その建物から人がいっぱい出てくるのを見たよ」などと言うこともできます。

 この他にも、手紙の最後にlots of love,「愛を込めて」などの言葉を添えることもあります。

 

 

その2

plenty of

 「十分に足りている」「十分たくさんある」という意味でよく使われます。例えばWe have plenty of time.「時間はたっぷりあるよ」のように時間などでも使えます。

 これは「もうこれ以上は必要ないくらいたくさんある」という意味に取られてしまう可能性もあり、例えば、I had plenty of it.「もう十分(出された食事)をいただきました」=「ごちそうさま」となり、食事が終わったように受け取られることもあるので、状況に応じて使い分けましょう。

 

 

その3

heaps of~

 heaps ofはカジュアルな会話で使いますが、何かが山のようにある時に使います。これは肯定的な意味合いよりも「嫌というほど多く」という否定的な意味合いが含まれることがあるため、使用する時には少し注意した方がいいかもしれません。例えば、We saw heaps of Japanese young people wearing Nike shoes.「ナイキの靴を履いている若い日本人をすっごい見かけたよ」などと、とにかくたくさん見かけた、というニュアンスで話すこともあります。

 

 

その4

tons of~ hundreds / thousands / millions of ~

 ton「トン」や「百」「千」「万」などを使って、「たくさん」を表しています。次のようにも使えます。I have hundreds of places to see in this country.「この国で観光したい場所、何百とあるのよ」

 

 

その5

a large number of~

 最もかしこまった「たくさん」という表現にあたるかもしれません。特にデータの数値など統計的なことを述べる時などに使われます。

A large number of our students didn’t realize that they need to prepare Japanese yen by themselves.「私たちの学校の生徒たちの多くは、それぞれで日本円を用意しておく、という認識がなかったのよ」

 

 いつもmanymuchだけでなく、たまには違った「たくさん」を表現してみると一気に会話の「英語度」も増します。ぜひ挑戦してみて下さいね。

 

 

ライタープロフィール●M.K

小中時代をアメリカ、ワシントンの現地校で過ごす。帰国後ICU高校入学、都立大人文学部、途中オーストラリアのマッコリー大学へ交換留学。現地での専攻は英語科教授法、多文化多言語教育。10年間働き、大学院修士課程卒業。現在は応用言語学、モチベーションの研究に携わる。

 

 

 

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