毎日Eトレ!【137】英単語rather、
ネイティブは実際の会話でどう使う?

ratherの使い方、知っておこう

今回のテーマは「マシ」です。ratherを使って表現するのですが、ratherには日常的にとっても使える単語なんです。早速読んで会話で使ってみましょう。

~の方がマシ/むしろ~の方がいい

rather than~

 

解説

 「マシ」はこのrather thanで言い表すことができます。rather thanは「AよりBの方がいい」という比較表現として使うことができます。

I would rather eat alone at home than eating lunch with them!

彼らと一緒にランチをするくらいなら、家でひとりで食べたほうがマシだよ!

➡ちなみに以前would likewant toの意味合いを代用する、ことを紹介しました。今回はある意味熟語的なwould rather A than B「AよりもBの方を好む(=マシである)」という表現です。こちらの助動詞wouldは仮定法としての語用であり、以前紹介した意志を表すwouldとは使い方が違います。

 

 rather thanを「むしろ~の方がいい」という表現で使う場合は、次のように言うことができます。She is a friend rather than a mother.「彼女はお母さんというよりも、むしろ友達よ」や、I would use a bus rather than a train.「私は電車に乗るくらいなら、むしろバスに乗るわ」などと言うことができます。

 

 さらに、ネイティブがよく使うratherには「多少」「いくらか」「幾分か」という場合に使われることもあります。この場合のratherはフォーマルな場面で使うと会話表現が洗練されます。口語表現ではよく Pretty good.「結構いいね」や Quite good.「かなりいいね」などの表現でprettyquiteを使いますが、prettyquiteは少し砕けた表現になります。これらをratherに置き換えるだけで、ビジネスなどフォーマルな会話で使えます。例えば、You are idea is rather nice.「あなたの案は結構いいですね」といった形で使用することができます。

 便利なratherを使い倒してみましょう。

 

 

ライタープロフィール●M.K

小中時代をアメリカ、ワシントンの現地校で過ごす。帰国後ICU高校入学、都立大人文学部、途中オーストラリアのマッコリー大学へ交換留学。現地での専攻は英語科教授法、多文化多言語教育。10年間働き、大学院修士課程卒業。現在は応用言語学、モチベーションの研究に携わる。

 


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