E質問箱【4】GiveとGetの意味の違
い、for meとto meはどっちを使う?

ケンブリッジ大学認定英語教師

ケネス宮本が英語の疑問にお答え

外国人との会話中に、会社での商談の時に、ささいな英語の疑問がわくことってありますよね? そんなあなたの疑問に、ケンブリッジ大学認定英語教師のケネス宮本がお答えします。日頃ふと浮かんだ疑問、ぜひ気軽にメールで質問をお送り下さい。

Helloooooooooooooooooooooooooooo!!

How’s everything?

皆さん、いかがお過ごしでしょうか?^^

今回いただいた質問をさっそくご紹介!

 

★質問はこちらでーす^^

givegetは、どう使い分けたらいいのですか?

 

 

実は意味合いがちょっと違う、二種類の「あげる・くれる」

ふむふむ、これは英語を知っていくと必ず迷う疑問ですね!

まず、実際にどんな形で使われてるものなのかを見ていきましょう。

次のふたつの文を見てみて下さい。

 

1      Chris gave me a nice shirt.

2      Chris got me a nice shirt.

 

このふたつの文の違いは、gavegotが違う、っていうことだけです。

動詞が違うんだから文の意味が違うのも当たり前ですが、その違いが分かりにくい、よって使い分けにくい、だから今回のご質問があるわけですねー。

 

では、違いを見ていきましょう。

「クリス君は」「僕に・私に」「ナイスなシャツを」、どうしたんでしょう?

 

違いはこちら。

 

1      gave (もともと持っていたシャツを)「くれた」

2      got (何らかの方法で入手して)「くれた」、特に「買ってくれた」

 

このように実は意味が違うので、それに合わせて使い分けてくださいませ!^^

 

と、givegetの違いなら回答そのものは終わりにできちゃいますが、もっと掘り下げて応用できるように理解もしたいところ。

上のふたつの文は並べ替えができるので、ちょっとやってみましょう。

 

1      Chris gave a nice shirt to me.

2      Chris got a nice shirt for me.

 

どうでしょう?

 

まず、gaveの文で、あとにtoがくるのは、あげる・くれるモノの「行き先」を示すものだからですねー。

ここではシャツが、クリス君から自分に「移動」したわけです。

 

あと、gotの場合にforがくるのは、クリス君がそのモノを、僕・私のため(あげる・くれるため)に「入手」したから。

その行動の「目的」を表すものだからですね。

 

 

買わない「入手」も含む、getの使い方

入手の方法としては、多くの場合が「買う」です。

「私のために買った」「買ってくれた」ということで、buyを使っても意味は同じになりますから、

 

Chris bought me a nice shirt.

Chris bought a nice shirt for me.

クリスは素敵なシャツを買ってくれた 

 

と言ってもオンナジですねー。

こちらも、「私のために」「買うという行為をした」ということで前置詞はforになります。

 

でも、getの意味はもっと広くて、必ずしも「買って入手」じゃありません。

「手に入れる・得る」ということですから、歩いて取りに行ったり、奪い取ったり盗み取ったり、など手段に関わらずgetで済ませちゃうこともできます。

 

例えば、日常生活の中で、「取って(きて)もらう・あげる」でもよく使われます。

 

Can you get me the tissue there?

Can you get the tissue there for me?

そこのティッシュを取ってもらえる? 

 

Can you get me a spoon from the kitchen?

Can you get a spoon from the kitchen for me?

台所からスプーンを持ってきてもらえる? 

 

はたまた、映画やドラマでこちらみたいな場面もあるかも知れません。

 

A: I will get you a diamond ring soon.

A:近いうちにダイヤの指輪を(入手して)あげるよ

 

B: How? You don’t have money.

B:どうやって? お金ないでしょ

 

A: Well… (I can’t tell you that I’ll steal one.)

A:いや…(盗むつもりなんて言えないよ) 

 

他にもいろいろと使えるgetですけれど、今回お話ししている意味では「買ってあげる・くれる」であることがほとんどだと思って大丈夫です。^^

 

 

「おごる」にも使えるget

今回お話ししているgetの使い方は、教科書ではまず教えてくれないので日本人には使い慣れにくいものです。

ですが日常での使用頻度はけっこう高いので、もうちょっと場面や発話の例を見て、ぜひ慣れていきましょう!^^

 

サラさんとクリス君の会話を聴いてみましょう。クリス君はエルビス・プレスリーの大ファンです。

 

Chris: Hey, look! Elvis’s first record!

クリス:ねえ見て! エルビスの一番最初のレコードだぜ! 

 

Sarah: Wow, the first one?! It looks so old.

サラ:わあ、一番最初の!? すごく古そうね 

 

Chris: It is. It’s from Danny.

クリス:うん(古いよ)。ダニーからもらったんだ 

 

Sarah: What, Danny got you this?!

サラ:え、ダニーがコレ買ってくれたの!? 

 

Chris: He didn’t get it for me, but he had it and gave it to me.

クリス:買ってくれたんじゃなくて、持ってたのを僕にくれたんだよ 

 

Sarah: He had it! That’s surprising.

サラ:持ってた! ビックリだわ

 

Chris: He said it was originally his dad’s.

クリス:元々お父さんのだったんだってさ

 

Sarah: I see. You must be happy, then.

サラ:なるほど。それじゃあ嬉しいでしょうね

 

Chris: Very happy. I’m gonna get him dinner tonight!

クリス:すごく嬉しい。今晩あいつに晩メシをおごってやるんだ! 

 

ちゃんちゃん。^^

 

いかがでしょう?

買ってくれた(get)んじゃなくて、持ってたものをくれた(give)、という違いがお分かりいただけたでしょうか?

 

あと、クリス君の最後のセリフも、今回の話題になっているgetの使い方であることに注目です。

「買って・あげる(くれる)」とは言いましたが、「おごる」場合も使えるんです。

 

I’ll get you a drink.

一杯おごるよ

 

なんて言い方も、知っておくと便利ですね。^^

 

 

ライタープロフィール●ケネス宮本

アメリカ、イギリスなどで計7年の海外生活経験をもつ生粋の日本人。英語教師、翻訳・通訳、コラムニスト。雑学(科学全般・歴史・芸術など)が大好き。色んな言語をカタコトで話すのも大好き。取得資格:ケンブリッジ英語教師資格(CELTA)ほか語学系。

 

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