快“進撃”続く『進撃の巨人』
海外アニヲタの反応、和訳してみた

実写映画化決定!!

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構成・文/山川俊行(編集部)

 

『進撃の巨人』の実写映画化が決定! みなさんのなかにも、この一報を待ちわびていたという人も多いのでは? この映画は、突如として出現した謎の存在「巨人」により、絶滅の危機に立たされた人類と巨人との戦いを描いた同名のマンガが原作です。 原作マンガのシリーズ累計売り上げは2,300万部を記録。また、4月から放送がはじまったアニメ版のオープニングテーマ『紅蓮の弓矢』を歌う“Linked Horizon”は、紅白歌合戦の出場が決定するなど、“進撃”人気はとどまるところを知りません!
そんな『進撃の巨人』ですが、欧米などの英語圏でもアニメ版が放映されているとのこと。果たして、海外での評価をいかほどか? その実態を探るべく、世界最大のアニメ配信サービス「Crunchyroll」のレビューコメントから海外アニヲタたち反応を分析! 今回は、作画編、ストーリー編、サウンド編に分けてご紹介します。

 

【ストーリー編】

“While most anime recently are featuring high school kids in school, AoT takes a new approach to 'high school' aged kids and fitting them into a military role while giant, monsters known as Titans invade their home.”

最近のアニメは学校に通っている高校生くらいの主人公が多いが、『AoT(=Attack on Titan)』は同じくらいの歳でも、襲ってくる巨人を迎撃する役割を負わせているアプローチが新しい。

 

“The story is rich for analysis. Is great for people who enjoy themes which deal with camaraderie, social commentary, philosophy, and the implications dealing with applications of science and humanity's role in nature.”

この物語は分析に値する対象をふんだんに含んでいる。仲間意識や社会的主張、哲学、科学や人類の存在意義などに興味のある人にはうってつけだ。

 

“The story-telling really draws you in to the characters' plight and the plot stands out from most modern anime. It does post-apocalyptic right, which is a difficult thing to accomplish.”

最近のアニメとは一風変わった、主人公たちの苦境というものを味わえるよ。黙示録後の、生き残るなど到底不可能な世界。

 

人間が巨人に食い殺されるシーンの残忍性がクセになるという人が多い一方で、「人間とはなぜ生きるのか?」「人類の未来とは?」という哲学的な問いの投げかけに、このアニメの特異性を見出している人も。少年少女たちが命を賭して戦っても、巨人の前では無力……。いくらもがいても出口が見えない悲壮感は、国内外問わず現代の若者とリンクしているのかも?

 

▶▶▶作画編・サウンド編の評価はコチラ!


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