『英国紳士と国際結婚@ロンドン』著者
に聞く「イギリス留学と国際結婚」(前編)

317

取材・文/甲斐真理愛(編集部)

 

大人気ブログを書籍化した『英国紳士と国際結婚@ロンドン』の著者、白田あやさんをインタビュー。現在、イギリス人の旦那様イアンさんと、ロンドンで幸せな結婚生活をおくる白田さん。渡英後は、語学学校に通いながらwebデザイナーとして働き、素敵なパートナーに出会うべく婚活もされていたとか。そんな白田さんに、留学に必要な準備や心構えについて。また、国際結婚やイギリスの魅力について伺ったことを、前後編に渡ってお届けします。前編では、白田さんが留学を決意した理由や語学学校でのエピソード、留学費用など役立つ情報をご紹介!

――34歳でイギリスに語学留学した白田さん。早速ですが、留学を決意した理由を教えてください。

実は高校を卒業してすぐの18歳の頃、イギリスに1年間留学していて。いつかまた行きたいと考えていました。それで、34歳の時にちょうどキリがついた仕事がいくつかあって「行くべき時がきた!」と思えたんですね。ちょっとした節目を感じたとでもいいますか。後は、これ以上待ったら体力が追いつかなくなるし、留学に失敗して万が一日本に帰るハメになったとしても、34歳から3~4年たった38歳くらいならデザイナーとして日本で復帰できると考えて。そんな思いもありつつ、勢いのある年齢のうちに行こうと決意しました。


――イギリスを選んだのは、どうしてですか?

最初の留学でイギリスを選んだのは音楽やアートに興味があったからなのですが、実際に来てみると、個性を尊重する国民性というか、人間同士の距離感が自分に合ってると感じました。帰国後もいつかもう一度行きたいとずっと思っていたため、34歳の時も迷わずイギリスに決めました。日本で個性って言うと「変わり者」とか「普通ではない」と見なされる場合もありますよね。それがイギリスでは、個性がなく周りに合わせてばかりいる人は、おもしろみのない人だと判断されて「プレーン」と言われたりもします。ヨーグルトなら「ブルーベリー味」じゃなくて「プレーン」です。一人ひとりが違って当たり前という考え方が定着している国なので、人目を気にせずにいいと思ったことができて、言いたいことを言えるんです。そんな環境に心地良さを感じました。

 

――イギリスって素敵な国ですね! ただ、留学には苦労も多そうですが、不安はなかったのでしょうか?

18歳で初めて留学した時は失敗を沢山しました。留学の目的自体が漠然としていましたし、語学力もスキルも自信もない。そんな自分がダメ人間に思えて、ひきこもりがちになっていました。要は準備不足だったんですよね。

そんな経験があったので、34歳で留学した時には何年も前からかなり真剣に下準備をしました。私はイギリスで学びながら仕事もしたいと考えていたので、イギリスにはどんな企業があって、どんな技能をもつ人材が求められているのかを調べました。もともとは、雑誌やWebサイトを製作するデザイナーとして働いてきたのですが、当時イギリスの日系企業の求人広告でITエンジニアの募集をよく見かけたので、ITカレッッジに通って国際資格も取りました。結局それらのITの知識なんてイアンと話をする時にしか役に立ってませんけど。

 

――やっぱり準備って大事ですよね。留学前に英語も勉強しましたか?

それがあまり勉強していなくて、英会話スクールに通ったこともないんです。「イギリスで働きたい」と思うようになってから、英語力よりもスキルを磨くことを考えていました。

とはいえ、暮らす為には多少英語力は必要なので、苦手なリーディング力を鍛えるために英字新聞を読んだりしました。新聞の文章って一見難しそうですけど、簡単な表現が多く文章として割と読みやすいんですよ。語彙力をつけようと、英語の本もイヤイヤながら読んだ事もあります。英語を読むと眠くなっちゃうのでなかなか進まないんですけど。複雑な表現や難しい単語がいっぱい出てきて、最初の頃は辞書を引き引き、そのうち知らない単語はとりあえず飛ばして読んで、後で気になった場合は調べる、という方法を自然と取るようになっていきました。

 

――語学学校の授業にはついていけましたか?

私は最初振り分けられたクラスで、他の学生達の読み書き会話の速さに全くついていけず、一つ下のレベルに変えてもらいました。日本人は欧州学生に比べると割と文法が出来るのでレベル判定テストのスコアが良かったりするのですが、いきなり上級者クラスに入ってしまうとかなりキツイと思います。特にヨーロッパ出身の学生達は文法が苦手でもかなり英語を話せますし、文を読むスピードも速いので、文法力だけで上級クラスにいってしまうと、そんな学生たちの会話にはいる隙がない……、なんてことになるかもしれません。

英語学校の教室ではよく “英語を学んで何がしたいのか”という話になりました。そこで私も気づいたのですが、目標を少しだけ具体的にさせてみると、心が折れることなく、気持ちを維持できるのかなと思います。「英語を上達させるため」というよりも「英語の先生になるため」とか。
ちなみに語学学校の学生達は結構壮大な夢を堂々と語るんですけど、そういう感じが何だかいいなと思いました。

いかがでしたか? イギリス留学についてご紹介した前編に引き続き、後編では、白田さんの婚活&国際結婚エピソードや、イギリスの生活についてご紹介します。お楽しみに!

★後編はコチラから!

 

●語学学校の予算
学校の授業料は年間30万円〜50万円くらいからあります。詳しくは、ブリティッシュカウンシル(http://www.britishcouncil.jp/)などで、認定校かどうか、学生ビザが発給されなかった場合に払ったお金が返ってくるかなども含めてよく調べ、直接問い合わせてから決めましょう。
授業の質にこだわるのなら、あまり安いところはおすすめしません。ネットで検索して、分からない部分はメールで質問すると大体返事がきます。英語学校のスタッフは下手な英語に慣れているので、英語が下手でもちゃんと伝わりますから、心配不要です。(白田さん・以下、同)

 

●生活費・家賃
イギリスの家賃は結構高いと思います。フラット/ハウスシェアだと1ヶ月7万円くらいからあります。食費は外食しなければおさえられます。生活費は家賃や定期代などをいれて1ヵ月12万円くらいが目安でしょうか。
手頃な学校を選べば、語学留学で年間200万円あれば足りると思います。
(旅行や遊びのお金は別に準備する必要があります。)

 

●現地での交流
語学学校で自分と同じクラスの友達を作るのも良いのですが、インターネットや図書館などから地域の情報を見つけて、イベントやワークショップなどに出向くのもおすすめです。現地のネイティブと話す機会や友人ができるかもしれません。

 

■プロフィール
白田あや(しらた・あや)
南ロンドン在住。大人気ブロガー、コミックエッセイスト。デザイナーとしても活躍中。

●白田さんブログ『英国紳士と国際結婚@ロンドン』
http://ameblo.jp/living-london/

 

◀「英国紳士と国際結婚@ロンドン」(富士見書房)
英国人イアンとの出会いから結婚までの馴れ初めはもちろん、ロンドン留学や国際結婚のアルアル話まで盛りだくさんの4コマエッセイ。イギリスでの婚活バナシは必見、イアンが初めて日本を訪れた時のエピソードも多数収録!


おすすめ記事

2017.04.18 | TOEIC  ・  IELTS  ・  クチコミ  ・  PR  ・  体験レポート  ・  大人&大学生  ・  セブ留学  ・  奨学生  ・  QQイングリッシュ  ・  セブ島留学  ・  DMM英会話  ・  CUE留学プログラム  ・  語学学校情報  ・  語学学校  ・  ミツミ電機  ・  大学生