毎日Eトレ!【168】ネイティブの
スラング英語フレーズNail it! って?

日常で使いたい

ポジティブフレーズ

今回のテーマは、スラングに近い形で使われる「うまくやれよ!」の表現を紹介します。会話例と共に、早速確認してみましょう。

うまくやる、釘を打つ

Nail it

 

 

解説 

 nailと言えば、ネイルアートでおなじみの「爪」という意味ですが、nailには「釘」という意味もあり、Nail it!「釘を打って」という意味となります。

 釘を打つ職業の人は大工さんですよね。技術を持った職人さんである大工さんですが、素人に比べて釘を打つ作業を確実に完璧にこなすイメージがあります。それを例えて使うのがNail it!です。

 

 Nail it.You can nail it.「やればできるよ」などと言う時に使います。同じような英語のフレーズにYou can do it.「やればできる」と同じように使われますが、You can nail it.はより細かい作業を伴うニュアンスが含まれます。

 You nailed it.nailedと過去形にすることで、You did it.You made it.「よくやった」と同じように使われますが、同様にYou nailed it.の方が何かより細かい作業や複雑な処理を終えた時に使われることが多いんです。

 

 実際の会話例を見てみましょう。

I know it’s going to be very difficult, but be confident!

You can nail it!

そとても難しいのは知ってるけど、自信を持って!

やればできるよ! 

 

Oh you nailed it!

Our department is now exceeding last year’s sales revenue!

よくやったぞ!

私達の部署は昨年の売上を超えてるよ!

 

My son’s baseball team has finally nailed down the regional championship.

息子の野球チームはようやく、地区大会を勝ち抜いたよ!

naildownを加えることで、nail down「決定的にする」「徹底的にやりとげる」「こぎつけた」となり、より強い表現になります。

has finally nailedとなっていますが、今回の野球チームは地区大会を制した今回まで、予選を勝ち抜いた結果ここまで来たという経緯があるので、現在完了を使っています。

 

After long years, we finally nailed it down the agreement.

長年のをかけて、ようやく同意にこぎつけたぞ

➡これは過去形となっていますが、同意にこぎつけたこと自体はその時生じたできごとで、長年の間にこぎつけてはいないので、上記の野球チームのように現在完了ではなく、過去形を使います。

 

 みなさんも毎日Eトレ! で英語をたくさん覚えていきましょう! You can nail it!

 

ライタープロフィールCinnamon Roll

高校で米国へ留学し、外語大で英語を専攻。卒業後に日本のメーカーで海外営業を担当し、その後外資系メーカーでキャリアを積み、現在は語学研修コンサルタントとして活動。これまでの経験を生かし、日常英語に加え、グローバルビジネスでも通用する英語も少しずつ紹介していきます。

 


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