E質問箱【10】would be funと
should be fun 違いをスッキリ解説①

ケンブリッジ大学認定英語教師

ケネス宮本が英語の疑問にお答え

外国人との会話中に、会社での商談の時に、ささいな英語の疑問がわくことってありますよね? そんなあなたの疑問に、ケンブリッジ大学認定英語教師のケネス宮本がお答えします。日頃ふと浮かんだ疑問、ぜひ気軽にメールで質問をお送り下さい。

Helloooooooooooooooooooooooooooo!!

 

How’s it going?

諸事順調でしょうか?^^

 

今回は、文法的にもけっこう深いご質問にお答えしますよー。

 

 

★質問はこちらでーす^^

Would be fun.Should be fun.と言うのは同じ意味ですか?

どちらも聞いたことがあるのですが違いが分かりません。

 

 

過去形の助動詞を使った表現、由来は過去仮定法

はい、確かにすごく似ている両者ですけど、違いは助動詞のwouldshouldですね。

単刀直入にお答えしますと、これらの意味は「同じではない」です。

ただし、文法上の構造、つまり文型は同じ。

どう文型が同じで、どう意味が違うのか、ちゃーんと説明するために、今回はwouldに、次回はshouldに焦点を当てて、2回に渡って説明していきますよ!^^

 

まず、何歩か後ろにさがって文型の全体像を見てみましょう。

Would be fun.Should be fun.は、どちらも「過去仮定法」から来てるものです。

だからどちらも助動詞が過去形なんですねー。

 

仮定法といえば、接続詞if「もし…なら」によって、ふたつの文がひとつにドッキングされてる文型ですね。

例えば、僕たちは学校で、こんな仮定法を最初に教わります。

 

If I see Thom, I will tell him to call you.

もしトムに会ったら、君に電話するように言うよ

 

この発言は、例えば後ほど行く場所などで、「私」はトムさんに会う可能性が充分にある、ってことを示してます。

状況の流れからして充分に考えられる事柄を話すための文型なので、厳密には「想定法」とも言えるものです。

文法上の決まりごととして、if節は現在形、もうひとつの節には未来・可能性などを表す助動詞がついたり命令形になったります。

 

それに対して「過去仮定法」は、本当の意味での「仮定法」なんです。

事実に反することを想像してみたり、何らかの状況を想像のなかで設定した場合の結論を出すもの。

 

If I had a lot of money, I would buy a house.

もしお金がたくさんあったら、家を買うなあ

➡実際には「お金がたくさんない」(事実に反することを想像)

 

If you went to Italy, you would want to live there!

もし君がイタリアに行ったら、そこに住みたくなっちゃうだろうね!

➡実際に行く予定はない(「行く」という状況を想像)

 

ここで留意しておくべきことは、過去仮定法は、「過去形を使うけれど」「過去の話をする文型じゃない」ってことです。

これが、過去仮定法が持つ基本的な表現機能でーす。^^

would以外の助動詞も使われますよー)

 

 

過去仮定法におけるwouldの意味はコレ!

ここからは、wouldという単語ひとつに焦点を当ててみましょう。

wouldにはふたつの意味があります。

 

1.その状況なら「こうする・こうでいる」という「仮定上の意志」を表す。

助動詞willはそもそもが「意志」とか「…することを望む」という意味の名詞・動詞で、それが助動詞としても反映されてるわけです。

上の例文If I had a lot of money, I would buy a house.でも、「お金がたくさんあったら、家を買う(ことを選ぶ)」という意志を表現してますね。

「世界中を旅行する(ことを選ぶ)」なら、I would travel around the world.になります。

 

2.その状況なら「こうするだろう・こうなるだろう」という「仮定上の予言」を表す。

これは、未来のことを予言する助動詞としてのwillがそのまま過去形になったものとして理解できますね。

上の例文If you went to Italy, you would want to live there!でも、「イタリアに行ったら、住みたくなるだろう」という仮定からの予言を表現してます。

 

 

would の1語で「そうだったら・私だったら」などが表現できる!

さあ、過去仮定法と、そこで使われるwouldの意味を見てきました。

これらをちゃんと理解すると、すごーく便利なさりげな表現法も使えるようになるんですよー。

if節がなくても仮定から結論づける意志・予言が表現できる」んです!

 

ちょっと、クリス君・サラさん・ダニー君の会話を聞いてみましょう。

3人はショッピング中。

サラさんは出席する予定のパーティーに着て行くワンピースを探していて、試着して鏡を見てるところ。

 

Sarah: Hm… What do you think?

サラ:ん~。どう思う?

 

Chris: I think it’s great! I would buy it.

クリス:すごくいいと思うよ!僕なら買うね

 

Danny: Yeah. If I were a girl, I’d take this one.

ダニー:うん。俺が女の子だったらコレにするよ

 

Chirs: You see? You’d be the star at the party!

クリス:ほらね。パーティーの人気者になるよ!

 

Danny: All the guys would be amazed!

ダニー:男たちみんなビックリするよ!

 

Sarah: Ha-ha, two gentlemen’s opinions. I’ll take this.

サラ:あはは、紳士ふたりのご意見ね。これにするわ

 

Danny: How much is it?

ダニー:それいくら?

 

Sarah: 200 dollars.

サラ:200ドル

 

Danny: That’s expensive! I wouldn’t buy it!

ダニー:そりゃ高い!俺だったら買わないね!

 

ちゃんちゃん。^^

この会話では、wouldwouldn’tがたくさん出てきてますね。

 

I would buy it.

I wouldn’t buy it.

には、本来ならIf I were you,「もし私があなたなら」などといった仮定のif節があります

ですが、wouldのひと言で「仮定上の意志」を伝えられてますね。

 

You’d be the star at the party!

All the guys would be amazed!

では、If you wore it,「もしそれを着てたら」などといった仮定のif節が省かれながらも「仮定上の予言」であることが表現できてるわけです。

 

ちなみに、過去仮定法では、if節の動詞がbe動詞の場合、「主語が何でもwereになる」という決まりごとがあります。

ダニー君が「俺が女の子だったら」をIf I were a girl,と言ってるのもそのため。(近年ではwasにしちゃうのもアリになってきてます)

 

さて、もうお解りでしょうか?

ご質問にあるWould be fun.も、本来なら仮定を表すif節があって、それが省かれてるものなんですよー。

そういう時は、仮定されてる状況がすでに会話に出てるから省いてオッケー、ってこと。

つまり、If so, that would be fun.「そうだったら楽しいね・楽しいだろうね」と同じ、ってことです。

 

次回は、もうひとつご質問にあるshouldを見ていきますよー!^^

 

 

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ライタープロフィール●ケネス宮本

アメリカ、イギリスなどで計7年の海外生活経験をもつ生粋の日本人。英語教師、翻訳・通訳、コラムニスト。雑学(科学全般・歴史・芸術など)が大好き。色んな言語をカタコトで話すのも大好き。取得資格:ケンブリッジ英語教師資格(CELTA)ほか語学系。

 

 

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