カナダ永住権、Express Entryから

ファミリークラスへの方向転換

DOGAのカナダ永住権取得奮闘記

どうも、ワーキングホリデーで滞在できる期間が残り5ヵ月を切ったDogaです。以前スキルドワーカーとして永住権を取得するための方法のひとつ「Express Entry」についてご紹介しました。前回の記事を書いていた頃から約2ヵ月が経っているわけですが、実はその間に様々なことが起こりました。もちろん目標としていたExpress Entryの申請準備をひとつひとつ進めていたのですが、その取り組みの結果、僕はある重要な決断をすることなります。単刀直入にお伝えすると...7月に結婚することになりました!

 

そしてExpress Entryで永住権申請をする代わりに、自分のパートナーにスポンサーになってもらいファミリークラス(配偶者)として永住権申請をすることとなったのです。以前Express Entryのご紹介をさせて頂いたばかりですし、もちろん理由もなくExpress Entryを諦めたというわけではありません。そこで本日は、僕がこの2ヵ月で取り組んできた内容とExpress Entryを諦めることになった理由についてご紹介したいと思います。

 

僕がExpress Entryへ向けてこの2ヵ月間で取り組んできたことは主に以下の3つです。

うちふたつは 以前の記事で紹介した行程の1)と2)ですね。

1.英語試験(CELPIP)の受験

2.日本の最終学歴のレベル変換手続き(IQAS)

3.CICのサイトで合格ラインとなるスコアの動向をチェック

 

 

ー英語試験(CELPIP)の受験

 

Express Entryを通して永住権取得をするために避けて通れないのが英語試験です。政府指定の英語試験には「IELTS」と「CELPIP」の2種類があり、前者はカナダに限らず世界で話されている英語、時事ネタに特化した国際的英語能力試験で、後者はカナダ英語、カナダ時事ネタに特化したカナダ英語能力試験です。共にリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの全セクションがあることは変わりませんが、IELTSは紙面でのテストなのに対し、CELPIPはPC上でのテストだったり、スピーキングテストもIELTSは対人、CELPIPはマイクで録音と、それぞれ若干仕様が異なります。

ちなみに僕はPCテストの受けやすさとカナダ英語との自分の相性を鑑みてCELPIPを選びました。 受験料は税込みで$299.45(約24,000円)で、試験はトロントに数ヵ所ある試験会場で頻繁に実施されており、スコア結果は受験から8日後にオンライン上で公開されます。

ちなみに僕がExpress Entryで高いスコアを出すためにはこのCELPIPの全セクションで「9」以上のスコアを獲得する必要があったのですが、なんと僕のスコアは「リーディング:8、ライティング:8、リスニング:9、スピーキング:6(!)」と、目標スコアを大きく下回ってしまったのです。

 

 

ー日本の最終学歴のレベル変換手続き(IQAS)

 

Express Entryのスコアは教育レベルに応じて加算ポイントが異なります。僕は日本の大学の修士号を持っているのですが、カナダの教育レベルへ変換する必要があります。この変換作業をサービスとしている政府指定の教育機関はいくつかあり、料金、必要書類、所用期間がそれぞれ若干異なります。僕は他と比べ審査期間が比較的短い(10営業日)Albertaの「IQAS」というサービ スを選びました。サービス料は$215(約17,000円)です。

 

 

この手続きのためには日本の大学へ成績証明書(英文)の発送と指定申請用紙への署名を依頼しなくてはいけません。僕の場合全ての書類が日本からAlbertaの機関へ届いてから13営業日で審査完了のメールが届きました。ただ全ての工程を換算すると変換結果の証明書が手元に届くまでに1ヵ月半くらいかかったので、この手続きはなるべく早めに取り掛かることをお勧めします。

 

 

ーCICのサイトで合格ラインとなるスコアの動向をチェック

 

上記作業を進めながらも常に僕が欠かさずチェックをしていたのがCICのサイトで公開される合格スコアと合格になった人数です。月に約2回Express Entry合格者の人数と合格者の最低スコアの発表があるため、僕はいつもこの発表を固唾を飲んで確認しておりました。そしてこの合格スコアの動向がExpress Entryを諦める大きな決め手となります。

 

 

なんとここ数回、到底今の自分の状況だと獲得できない480点以上のスコアで高止まりをしている状態なのです。このスコアが下がることを予測していた自分からするとこの状況はかなり厳しく、 もちろん目標未達の今の自分の英語スコアも足かせとなります。

 

 

以上3つの取り組みの中で悩んだ結果、残念ながら僕はExpress Entryを諦める決心をしたのです。また合わせて、長く付き合っている今のパートナー(カナダ人)と籍を入れる決断をしました。 自分が立てていた目標を達成できなかったことは少し残念ですが、そもそも永住権取得そのものがカナダに来た目的ではありません。むしろ取得してからが勝負なのです。これから気持ちを切り替え、次はファミリークラス(配偶者向け)にて永住権取得を目指します! 今後は僕がファミリークラスでの永住権を取得するまでの道のりについてご報告をさせて頂くことになりますが、引き続き応援の程よろしくお願いします!

  

 

ライタープロフィール●Doga

日本の通信・IT関連の会社で3年半働いた後ワーキングホリデーのビザでトロントへ渡り、現地の仕事片手間にブログ運営、ライター、翻訳の仕事をしながら生活をしているDoga (@DogadogaTv)です。ブログ「DOGA2 Blog B面」では、ワーキングホリデー、永住権に関することから、トロント情報、ガジェット情報、商品紹介、海外生活情報など幅広く綴っております。現在はカナダでの永住権取得に向けて準備中です。

 


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