Dear B,

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BRIDGETと友人達のLetterを管理するDear B,のEditor達。彼女達の目標は、多くの女の子をBRIDGETのように世界に飛び立たせること。
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HOW TO
2016.07.22

障害はテクノロジーでカバーできる

ブレインコンコンピューター活用法5

現代のコンピューターは、人間が脳で考えていることを理解できるほど進化しているよ。脳からシグナルが直接送達されれば、その人が頭で考えているように体が動いたり、ネット上で好きなページを見たり聞いたりできるんだ。まさにSFの世界が実現したかのようで、体を動かせない重度障害者の人にとって画期的な技術なの。ブレインコンコンピューターインターフェース(BCI)はおそらく今後10年で最も重要な医療テクノロジーだと思っていいよ。

目が見えるようになる

 

私たちの脳にはニューロンと呼ばれる神経がたくさん詰まっていて、各神経細胞が軸索と呼ばれる経路を介して他の体内細胞と連携を取り合っているんだ。私たちが何かを考えたり感じたりしている時は常にニューロンが働いているんだよ。研究者は、人が赤い色を見た時に視神経から脳にシグナルが送られることを発見し、それをBCIで応用すれば視覚障害者が赤い色を実際に見ることができるようになることも可能だと推測しているよ。

  

キーボードが必要なくなる

 

手が不自由な人だとなかなかキーボードを打てないよね。そういう人にBCIは救いの手をさしのべてくれるよ。頭上に電極を装着し、ソフトウェアをモニターにつなげるんだ。こうして、頭の中でコンピューター上のどの位置にカーソルを置きたいかターゲットを定めると、ソフトウェアを介してモニター上の正確な位置にカーソルが収まる仕組みが現在導入されているよ。

 

手足が不自由な人が自由に手足を動かせるようになる

 

事故などによって筋肉が損傷してしまうと脳のシグナルが行き届かずに手足を動かすことが遮断されてしまうんだ。そのような人の体内に電極を埋め込んでシグナルを送るようにすれば、今まで動かなかった手足が頭で考える方向に自由に動かせることがわかっているんだよ。行動範囲が広がって生活の質がぐっと向上することは明らかだよね。

 

人工内耳の役目を果たして耳が聞こえるようになる

 

聴覚障害者は音波が耳に入った際、聴覚神経に伝わるシグナルが受信されないことにより耳が聞こえなくなってしまうのだけど、BCIを応用することによってこれまで耳が聞こえなかった人が会話を理解することが可能になるんだ。実はこの人口内耳はBCIの中で最もよく用いられている医療ケアなんだよ。

 

BCIの改善点

 

こんなにも優れているように思えるBCIにはまだまだ改善点があるんだって。というのも、人間の脳には1000億ものニューロンが存在しているため、脳波をすべて拾うためにはまだまだ改善の余地があるそうよ。また、装置が持ち運びにくいというのが難点なのでワイヤレスにしていく方向を考えているとのこと。BCIが広まる将来が楽しみね。

 

 

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