カナダ永住権申請

婚姻後に必要な書類

Dogaの永住権取得奮闘記

7月に結婚式を挙げ、先日無事日本領事館にも婚姻届を提出してきました。ちなみにカナダ人と結婚したら自動的に永住権が取得できるというわけではありません。これから膨大な量の書類を集め、自ら申請をしなくてはいけないのです。重要な申請ですので移民弁護士を雇う方も多いのですが、自分自身で申請することも十分可能です。僕は自分自身で進めることにしました。そして 最近、取得に時間がかかる書類がようやく一通り集まりつつあるのですが、前回の記事でも紹介したMarriage Certificateの発行に時間がかかっています。現在の予定だと9月中には書類を提出できればと思っているのですが、まだ前に進んでいる実感がないのでやはり不安も多いです。しかも今のところ申請してから永住権が発行されるまで約12ヵ月(国外申請の場合)かかるとも言われています。早い方は半年で永住権が出る方もいるようなのですが、こればかりは状況によるようです。そこで今回は、ファミリークラスでの永住権申請をする際に必要な書類についてご紹介をしたいと思います。

 

ー「国外申請」と「国内申請」の違い

 

そもそもの前提になるのですが、ファミリークラスとして永住権申請をする方法には「国外申請」 と「国内申請」の2種類があります。前者はカナダ国外から申請をするというもので、後者はカナダ国内に住みながら申請するというものです。

ちなみに国内に住みながら国外申請の体で申請することも問題ありません。ただ国外か国内かで、 以下のような大きな違いが存在します。

 

 

<国外申請>

 

・取得までの所要期間目安:12ヵ月(2016/08/28現在)

・申請中のカナダ継続滞在:不可能(ビジターとして一定期間滞在は可能)

・申請中の国外旅行:可能

 

 

<国内申請>

 

・取得までの所要期間目安:26ヵ月(2016/08/28現在)

・申請中のカナダ継続滞在:可能(申請すれば労働許可も取得可能)

・申請中の国外旅行:不可能(カナダ国外へ出ると申請プロセスが無効になる)

国内申請だと永住権取得までに約2年少しかかるわけです。しかも待っている間は基本的にはカナダ国外へ出ていけないため、十分検討した上で決断が必要です。

僕はカナダ国外へ出られないということが嫌だったのと、2年半も永住権申請のために時間をかけるのも嫌だったので「国外申請」を選んだというわけです。

 

ー申請に必要な書類

書類は国内申請と国外申請で多少異なるようですが、大まかに以下必要な書類をまとめてみました。

なお、申請書類や内容は頻繁に変わるので必ず公式サイトで確認するようにしてください。

 

<スポンサー側(パートナー)> 

・Document Checklist (IMM 5491)
・Original of completed Application to Sponsor, Sponsorship Agreement and Undertaking (IMM 1344)
・Original of completed Sponsorship Evaluation (IMM 5481) or Financial Evaluation (IMM 1283)
・永住権申請費用の支払い済みレシート
・Original of completed Sponsor Questionnaire (IMM 5540)

・カナダ人であることを証明する書類(パスポートなど)のコピー
・Marriage Certificateのコピー
・Last Notice of Assessment for the most recent taxation year

・雇用契約書と収入証明

 

 

<移民者本人(僕)>

・Generic Application Form for Canada (IMM0008)

・Schedule A - Background/Declaration (IMM5669)

・Spouse/Partner Questionnaire (IMM5490)

・Additional Family Information(IMM5406)

・Marriage Certificate原本

・出生証明書
・戸籍謄本 ※英語翻訳必須
・改正原戸籍謄本 ※英語翻訳必須
・パスポートのコピー ・パートナー(スポンサー)との関係を示すもの(例:結婚写真、メール、共有口座) ・無犯罪経歴証明書
・健康診断受診の証明書
・顔写真2枚
・Document Checklistのコピー

 

※参考:CIC公式サイトの各セクションより抜粋

いかがでしょうか? 書類の多さに一瞬くじけそうになりますが、それくらい永住権を取得するということは大変なことなのです。

 

 

ー書類集めは計画的に

 

とは言うものの、僕もまだ全ての書類を完成させたわけではありません。ただ時間がかかる書類に関しては先手を打ってきました。

例えば戸籍謄本改正原戸籍謄本に関しては家族を通して日本から現物を取り寄せると同時に、 翻訳サービスへ依頼が必要でした。

  

無犯罪経歴証明書に関しても専用のカナダの指紋取得機関で指紋を取り、日本の領事館を通して取得しました。ちなみに書類が届くまで2ヵ月かかります。永住権の申請時点で、この証明書が発行されてから3ヵ月が過ぎていると証明書が無効になってしまうため計画的に進める必要があるのです。

 

あとMarriage Certificateに関しては結婚をしてから約8週間後に申請ができるようになっているため、実は僕はまだ発行を待っている状態です。無犯罪経歴証明書の有効期間が切れる前に揃わなければ、再度書類を取り寄せるという面倒なことになってしまうため、何気に今も不安を抱えております…。

 

ただこのMarriage Certificateの発行を待っている今の間にそれ以外の書類作成を終わらせるという計画です。近々写真撮影や健康診断も実施しようと思っています。

このようにまだまだ先は遠いのですが、ひとまず申請できれば一段落つくため、引き続き準備を進めていきたいと思います!

 

 

 

ライタープロフィール●Doga

日本の通信・IT関連の会社で3年半働いた後ワーキングホリデーのビザでトロントへ渡り、現地の仕事片手間にブログ運営、ライター、翻訳の仕事をしながら生活をしているDoga (@DogadogaTv)です。ブログ「DOGA2 Blog B面」では、ワーキングホリデー、永住権に関することから、トロント情報、ガジェット情報、商品紹介、海外生活情報など幅広く綴っております。現在はカナダでの永住権取得に向けて準備中です。

 


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