レイアウトはあなた次第

欧米就職で選ばれる履歴書の書き方

2016.09.16 | 英語で働く  ・  連載

米国のResume、英国のCurriculum Vitae(CV)と呼ばれるいわゆる「履歴書」。日本のようにフォーマットがあるだけではなく、マイクロソフトWordで白紙の状態からせっせと仕上げます。項目もレイアウトもフリースタイルなので、履歴書は十人十色です。欧米就職の際の履歴書は「こういう仕事に就きたいな」より「このポジションに自分という人材が絶対必要」という意識を伝えるものです。

そして、新卒からエグゼクティブ、どのレベルでも大切なのが「職業魂」。営業なら相手の心を掴む一枚に、企画部ならクリエイティビティを、細かさが求められる役職ならば、文頭やスペースは美しくそれえて…こういう部分が案外内容よりも決定打となります! 日本とはひと味違った海外の履歴書のコツをご紹介いたします。

 

提出形式

 

PDFファイルでA4X1枚、多くても2枚。

 

フォント

 

そして見落としがちなフォントは応募する会社で実際使われているものを使用しましょう。これができるとかなりポイントが高いんですよ!!

例えばamazonウェブ上で使われているのは”Veranda, Arial, Sans-Serif”。このフォントは、amazon社がお客様にもっとも分かりやすいフォントとして吟味されたものなので、ぜひ履歴書に使ってみましょう。必ず選ばれます! 志望している会社が使用しているフォントが分からない場合、ArialやメールのデフォルトのCalibriが無難。反対にフォントがあまりにも会社のイメージから離れていると目を通してもらえない可能性もあるので気をつけて下さい。

 

項目

 

Personal information:(個人情報) 

 

・名前

・性別(日本人の名前はわかりにくいので)

・国籍

・メールアドレス

・電話番号・住所

※写真は指定が無い限りNGです。

仕事に顔つきは無関係=「余計なファクター」です。人種・年齢差別を避けるという意味もあるでしょう。

 

 

Personal profileまたはSummary(プロフィール)

 

自分という人物を2,3行で説明しましょう。経験と知識が豊富なオペレーター、人脈の幅が広いコンサルタントなどの職歴から、ビジョナリー、論理的的思考など自身の長所も織り交ぜ、職業のタイトルにストーリーを持たせるように書きましょう。

ちなみに私はA bilingual international relations expert with diverse business and industry experiences.”(幅広い業界の経験をもつ、バイリンガルの企業外交エキスパート)と表現しています。

この時、“I am”といった言い回し、形容詞の使用は、主観的になってしまうので避けてください。

 

Education and qualifications(学歴と資格)

 

全てを記載する必要はありません。応募している役職に関連しているもの、会話のネタになりそうなものを厳選しましょう。そして年代は日本の履歴書と反対で一番上に一番最新のものを、下に行くにつれ過去にさかのぼります。

 

Languages(語学)

 

Mother tongue(母語)

Fluent(流暢)

Proficient(堪能)

Intermediate(中級)

でも十分ですが、英語の資格があればここに記載します。

 

Employment and work experience (経歴)

 

①  時期(例:September 2011 – March 2015)

ここでも最新のものを一番上に書きましょう。

②  職名 

セールスマネージャー、リクルートメントアシスタント、SDE(システムディベロップメントエンジニア)など、「仕事内容」と「ポジションの重さ」がだいたいわかる職名にします。様々な経験があったとしても、得意分野を選びスペシャリストと名乗ってしまいましょう。

③  職歴

自分が担当した仕事内容と成果を記載します。「100億の利益を出したプロジェクトに貢献した」のなら自分が何を担当したのかわかりやすく、ディレクターなのか、コーディネータなのか等書きます。わかりにくいと信憑性が低くなるので気をつけて!ここでも”I am”の使用は控えます。

(例)

April 2015 – Current, Culture & Employee Engagement(20154月から現在、カルチャーとエンゲージメント)

Reviewed the current employee engagement strategy, developed new engagement surveys and performance reviews program for all levels from part time team members to senior executives and reduced turnover from 150% to the target of 50%, saving £1.2m in cost.

今現在のエンゲージメント戦略を改善し、アルバイトからエグゼクティブレベルの新しい意識調査、人事考課を考案し、実行。社員のターンオーバーを150%からターゲットの50%へ落とし, 1億2000万の経費を節減した

*例は私の実際の履歴書ですが、数値は変えています。

 

Interests and activities(趣味)

 

社交性が求められるような職種であれば、ネットワークの広さなどがアピールできるので書いたほうが良いですね。趣味の内容でポイントを稼ぐか致命的になるかのどちらかなので、これというものがない人は書かないのが無難です。

 

Awards/prizes(賞)またはPublications(出版)

 

あればタイトルごとに、新しい順番から。

 

 

 

簡単にご紹介しましたが、カバーレターと一緒に提出する履歴書で選びぬかれるのは「もしかしたら」という可能性を持った人。

最近の大手金融会社では出会いサイトで使われている方程式を用いて、会社と人材のマッチメイキングを試みています。これから履歴書の書き方は企業ごとにどんどん変わってきますのでアンテナをはりめぐらせておいてください。

 

みなさん採用されますよう、心よりお祈りいたします!

 

 

伊勢 音亜(いせ・おとあ)

英国在住暦20年。社会人暦10年のうち、9ヵ月を日系イベントのプロジェクトマネジャー、1年はamazon社で翻訳、トータルの8年ちょっとを元コンサルタントの英国起業家のもとでしごかれる。VC、スタートアップ、飲食業界、ブランディングなど幅広い業界にて幅広い人材と幅広い経験を持つ。現在は英国LEON社にてエンゲージメントを担当。

人を動かす英語術」紹介しているブログもチェック→  http://ameblo.jp/otoa-ise/

 


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