sushiやsamuraiだけじゃない!
英語辞書に載った意外な日本語は?

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構成・文/和田鈴香(編集部)

 

外国人にも伝わる日本語と言えば、sushi(寿司)やsamurai(侍)、tempra(天ぷら)にgeisya(芸者)などが有名ですよね。最近は、キャラ弁ブームの影響でbento(弁当)も浸透しているのだそう。そんな日本語が語源となった単語、実は外国で発刊されている英語辞書に1500項目ほど収録されているというのだから驚きです! 今回は数々の単語の中から、ちょっと意外な英語辞書に載った日本語をご紹介します。

 

eikyu shushoku(永久就職) = marriage

omiai (お見合い)= the first step in an arranged marriage.

“永久就職”や“お見合い”も、英語辞書に載っているんだとか! 諸外国に比べて離婚率が高いアメリカでは、“永久就職”という考え方は新鮮なのかもしれませんね。

 

oshibori (おしぼり)= a towel wrung out usually in hot water.

飲食店で“おしぼり”が出てくるのは、日本特有の文化ですよね。「気が利いている!」と、喜ぶ外国人も多いそうです。

 

giri(義理) = duty, obligation, honor, justice

otokogi(男気) = a chivalrous spirit.

gekokujo(下剋上) = the lower dominating the upper.

日本人の精神を表す“義理”や“男気”に、戦国時代の“下剋上”という風潮は、samurai(侍)やbusido(武士道)好きの外国人に受け入れられそうな単語ですよね!

 

nemawashi(根回し) = maneuver behind the scenes.

日本社会でなくてはならない“根回し”。英語ではprior consultation(事前相談)という表現もありますが、maneuver behind the scenesは「裏工作」という意味合いが強い表現です。

 

pompom(ぽんぽん) = belly

幼い頃、お腹のことを“ぽんぽん”なんて言いましたよね! 英語の幼児語ではtummyと表現しますが、pompomも辞書に掲載されているそうです。

 

ama (海女)= a woman diver.

昨年“世界に見せたい日本ドラマ”として表彰され、続編も噂されている「あまちゃん」。今後amaという単語は、外国人に伝わる日本語のひとつになるかもしれませんね!

 

いかがでしたか? 英語になった日本語を知ることは、日本特有の考え方や文化を見つめ直すきっかけになりそうです。外国人に「どんな意味なの?」と訊かれたら答えられるように、ぜひ英語の意訳も覚えてみてくださいね!

(出典:早川勇著「英語になった日本語」)


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