アメリカ大統領選の前に知っておきたい

ドナルドトランプの公約5つ

世界の中心地であるアメリカの大統領にもしトランプが選ばれたら、世の中の仕組みが変わってしまう危機感をおぼえている人も少なくないんじゃないかしら。実際にトランプは、自身が大統領になった場合には、移民、貿易、税金、外交政策の現状を変えていくと公言しているよ。トランプが具体的に考えている政策をあげてみるね。

1、メキシコとの国境に壁を築き、壁の費用をメキシコに支払わせる

トランプは不法移民対策に、アメリカとメキシコとの国境に巨大な壁を作ってその費用をメキシコ側に支払わせると無茶なことを一貫して主張しているよ。ただ、この壁を作るのはかなりのコストがかかり、どうやってメキシコに支払わせるのかって議論が渦巻いているんだ。

2、イスラム教徒がアメリカに入国するのを一時的に禁止する

アメリカがIS（イスラム国）の全体像を把握するまではテロ防止策として、イスラム教徒を全員入国禁止すると言っているよ。最近になって、身元調査を行ってテロ支援国家から来た人だけを入国禁止にすると訂正したんだ。考えを緩和したものの、トランプが実際に大統領になったら宗教規制が増えそうよ。

3、中国やメキシコ製品の関税を引き上げる

トランプは、アメリカの経済を脅かす中国製品に45%、メキシコ製品に35%の関税をかけると公言しているよ。大統領になれば税金を引き上げる権利があるため、もし本当に実現したら貿易戦争になりかねないし、親米国も含めて報復されて世界経済が混乱化するのは目にみえてるよ。

4、オバマケアを廃止して、保険会社に競合させる

オバマケアとは国民皆保険といって全員が国の医療保険に入るのを目指す仕組みだけど、トランプはこれを廃止して、保険に入りたい人だけが入って、入りたくない人は入らなくて良い仕組みを作ると言っているよ。トランプは資本主義の考えが強いから、保険会社に競合させれば将来的に低価格で保険に入れるようになるって提案しているんだ。国民皆保険を提案するヒラリーとは反対の意見ね。