alarmingly、superbly、marvelously

英語でどうやって使い分ける?

資格試験で役立つ英語の同義語では、>IELTS>TOEFL®で頻出の単語の中から、同じ意味を持つ3語をピックアップし、使い方や使用場面の違いを紹介していきます。"alarmingly", "superbly", "marvelously"、この3つの副詞に共通するのは、『驚くほどの(程度がすごい)~』という概念です。「驚くほど~な」という内容を表す時、日本語ではニュートラルな響きを持って、良い意味でも悪い意味でも使うことができますが、これら3つの英単語では、使える場面が異なります。 大まかには、"alarmingly"はネガティブな意味・”superbly"・”marvelously"のふたつは、良い意味を表します。それでは、今回、こちら3つの単語が持つ語感について、ひとつずつ丁寧に見ていくことにしましょう。

alarmingly

"alarmingly"は、/əˈlɑː.mɪŋ.li/ と発音し、主に、「不安や恐れ、心配を呼び起こすほどに驚くべきこと」というネガティブな意味がベースになっています。名詞の”alarm"を思い出してみましょう。確かに、この言葉が使われるのは、火災警報などの”警報音”や、大事なことをリマインドしてくれる時計のアラーム機能など、いずれも緊張感を伴った様子が引き起こされる時に限定されている感じがしますね。 よって、副詞形である”alarmingly"も同様に、ほぼニュートラルなレベルのことにも使われず、この「警報・警鐘が鳴らされるような・注意を喚起するような」場合にぴったりの表現となります。 

superbly

”superbly”は、第二音節に強勢が置彼、/suːˈpəːbli/と発音します。「(最上級のクオリティのことに言及して)素晴らしく、極上に、見事に、(感動を与えるほどに)とびきり、豪華に、荘厳に」といった語感がしっくりくる語です。”exceptionally"や"superlatively"また、"majestically"など突出した素晴らしさを表します。 

”superbly"は副詞ですが、この語の形容詞形である”superb"から語感を掴みましょう。”very good, excellent"の意味で、ある物事に対して、とても満足したり、感動したりして「いいね、素晴らしいね」と受け答えをする際や、ほめ言葉として使われる言葉です。英語には、この手の同義語がたくさんあり、”wonderful", "splendid","fantasitic"などにも置き換えることができます。 

marvelously

”marvelously”は、長い語ですが、/ˈmɑːv(ə)ləsli/と、最初の音節にストレスを置いて発音します。イギリスでは、”marvellously"のように”-ll”をふたつ重ねて綴られます。こちらも、基本的に『大変良い』ニュアンスのみを持つ語で、”superbly"とほぼ全く同じように使うことができます。強いてこのふたつの違いを挙げるとすれば、”superbly"がやや「エレガントで荘厳なイメージ」にも使われるのに対し、”marvelously"の方はやや”enjoyable", "exciting"などの意味を含んでいて、「わあ、どうしてこんなにも素晴らしいのだろう!」という不思議さや賞賛の気持ちを表す点くらいです。ただ、”superbly"と比べるとややインフォーマルな語という程度なので、置き換えて使ってもおかしくはありません。
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