E質問箱【33】「一本取られた」「痛いとこ突かれた」は何て言う?

ケンブリッジ大学認定英語教師

ケネス宮本が英語の疑問にお答え

外国人との会話中に、会社での商談の時に、ささいな英語の疑問がわくことってありますよね? そんなあなたの疑問に、ケンブリッジ大学認定英語教師のケネス宮本がお答えします。日頃ふと浮かんだ疑問、ぜひ気軽にメールで質問をお送り下さい。

Helloooooooooooooooooooooooooooo!!

 

★質問はこちら!^^

「痛いところを突かれた」は英語でなんて言いますか?
なんとなく思っただけですが…


英語の「痛いところを突かれた」はこんな言い方

コレ英語でなんて言うのかな、と思うのは素晴らしいことですね!
そういう疑問から解いていくことがイチバン身につきます。^^

ではでは、「痛いところを突かれた」。

You got me.

って言い方をよくします。

ここでのgetは、「捕まえる」とか、外さずに「当てる・命中させる」と言った意味で使われるもの。
ですから、まさしく痛いところを「突かれた」って感じで、「ああ、逃げられないな」「言い返せないな」なんて意味合いなわけです。
ちょうど日本語の「一本とられた」と同じ意味でも使えますよー。^^


知ることに勝る? 自分なりに訳してみる!

英語でなんて言うのか、を知るのはもちろんよいこと。
かといって、知らないなら知らないまま・言えないまま、なんてことはありません。

「英語でなんて言うのかな?」と思ったら、「自分なりに英語でどう言えるかな?」と思い直すことを強くオススメします。
「痛いところを突かれた」を自分なりにどう言えるか、自分なりのやり方をぜひ試してもみてください。^^

ここはひとつ、例として僕なりに訳させてもらいますね。

You poked a tender spot.

pokeは「つっ突く」。tender spotが「(触ると)痛いところ」。
直訳すると、「あなたは痛いところを突いた」といった文ですねー。

ただ、この訳はあくまで1例です。
言い方なんていわば無限にありますから、必ずしも上のような文になる必要はありません。

pokeって言葉が出てこないなら、touch「触る」を使ってもよいでしょう。
tenderって言葉を知らなければ、painful「痛い」を使ってもよいですし、「繊細な」としてsensitiveなどと言うこともできます。

キリがないのでこの辺でやめますが、ここで言いたいのは、もとの日本語をこねくり回してみる・自分にできる言い方を探してみるとよい、ってこと。^^

 

完全に訳さなくていい場合も多い!

日本語で思ったことを英語にする時、必ずしも全体が言葉どおり英語にされてる必要はありません。
要は、言いたいことが「伝わればいい」わけですよね?
ここでの「痛いところを突かれた」だったら。

Oh, that hurts.
ああ、それは痛い

Ouch…!
あいたた…!

No. Don’t say that.
ダメ。それ言わないで

などと、リアクションとして言ってもいいでしょう?
しかもこれらのリアクションは、とっても自然なネイティブ英語でもあります。

こうして「トンチを利かせる」ようにして、その時に思いつくかたちで表現するようにすると表現力・伝達力がぐんぐん上がりますよー。^^


日本語の表現やコトワザを訳して伝えると面白い

日本語での言い方を英語にしてみる、という作業をしましたが、日本の慣用表現やコトワザを訳して伝えるのも、とても面白いです。
「こういう時、日本ではこう言うんだよ」などとして紹介すると、その意味に納得しながら、文化や精神性の違いに新鮮な驚きをもって喜んでもらえたりします。^^

ちょっと僕の思い出話になりますが、アメリカに住んでた頃のこと。
友達が「母校でアメフトの試合があるんだ。観に行くかい?」と誘ってくれました。
僕はもう20代でしたが、アメリカの高校は永遠の憧れ(笑)でしたから、喜んで連れていってもらいました。
行き着いたのは、都市部から離れた田舎の高校。

アメリカンハイスクールだー! ひろーい! アメリカの高校生だー! 本物のアメフトだー! うわ、チアリーダーもいる!
と僕が大はしゃぎするワキで、僕の友達はなんだか浮かない顔。

 

These kids don’t know anything!
こいつらは何も分かってない!

Look at that. All they think about is being cool.
アレ見ろよ。考えてるのはカッコつけることばっかりだ

They are in this small town, and don’t know anything about the world.
こんな小さな町にいて、世界のことなんかなんにも分かってない

 

都会好きな彼は、自分の出身地が閉鎖的な田舎だと感じていて、そこで生まれ育ったことを損に思ってたみたい。
その点では、田舎育ちで都会に憧れた僕ととても似てました。
そこで彼に日本のコトワザを紹介。

 

In Japan, we say, “Frogs in a well don’t know the ocean.”
日本ではね、「井の中の蛙大海を知らず」って言うんだよ

彼は目を丸くして。

That’s so right! They are frogs in a well!
ホントそうだ! こいつら井戸の中のカエルだよ!

と、思いの外すんなり理解してくれました。
僕はその高校生たちを可愛いと思いながら眺めてたんですけどね。

I was like that in high school. You were like that, too.
僕も高校の時はあんな感じだったよ。お前もそうだった

Some of these kids will jump out of the well, like we did.
こいつらにも井戸から跳びだす奴らがいるよ、僕たちみたいにさ

 

そこで友達は、

You got me.
一本取られた

とは言ってませんでしたけれど、納得してました。笑

いかがでしょうかー?^^

 

 

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ライタープロフィールケネス宮本

アメリカ、イギリスなどで計7年の海外生活経験をもつ生粋の日本人。英語教師、翻訳・通訳、コラムニスト。雑学(科学全般・歴史・芸術など)が大好き。色んな言語をカタコトで話すのも大好き。取得資格:ケンブリッジ英語教師資格(CELTA)ほか語学系。

 

 

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