もうすぐ春休みとあって、家族や友達同士で海外旅行を計画中の方も多いはず。しかし、普段から英語が必要な環境でないと、簡単なフレーズひとつ話すにも苦労します。特に「英語が苦手！」という方なら、なおさらですよね。そこで、今回は渡航前に準備しておきたい、無料のiPhoneアプリを紹介します。このアプリを活用すれば、海外旅行が２倍も３倍も楽しくなりますよ！

◆機内・入国に最適『指さし会話アメリカ　touch＆talk（LITE版）』

出国審査を終え「いざ搭乗」となると、いよいよ英語の世界です。しかし、恐れることはありません。機内からスタートし、入国審査、ホテルへのチェックインくらいまでは、使うフレーズは決まっています。この「指さし会話アメリカ　touch＆talk（LITE版）」は「機内・入国」「空港から街へ」「通貨とチップ」という３つのシチュエーション別に、必要なフレーズがイラスト入りでわかります。しかも、フレーズ部分を「指さし」すれば、なんと音声も聴けます。これなら発音も間違えませんし、最悪iPhoneに話をさせることもできます。ただし、LITE版だけあって、上記のシチュエーションしか用意されていません。また、機内向けといっても「今晩デートしましょう！」など、客室乗務員さんを誘うフレーズなどもありません。そこは、がんばって英会話を学習しましょう。

◆必要な単語は辞書で検索『英和辞典 Japanese English Dictionary Free』

街中に出ると、お決まりのフレーズばかりでは済まないケースもあります。そんなとき、あると安心なのが辞書アプリです。英文を組み立てられなくても、最低限相手に伝えたい英単語はわかるので、何とか自分の意思は伝えられます。辞書ソフトは多数ありますが、オススメなのは「英和辞典 Japanese English Dictionary Free」です。知りたいワードを検索すると、関連ワードを含めて一覧にしてくれます。あとは使いたい単語を選べば、いくつかの候補が表示されるので、自分が使いたい単語を選びましょう。たとえば「パン」と検索すると、“bread”だけでなく“pastries”なども表示されます。また、その単語を使った例文を見られたり、クリックひとつで発音も聴けたりするのも大変便利です。単に辞書としてだけでなく、学習にも向いているアプリですね！

◆全文英訳＆和訳したい人には『Google翻訳』

「もうダメだ～単語単位じゃどうにもなんね～！」という、危機的状況でも助けてくれるのが「Google翻訳」です。検索欄に必要な日本語を入れればすぐに英語に翻訳くれるだけでなく、翻訳した英文を読み上げてくれます。また、英文を打てば、日本語に訳してくれるので、まさに「マイ通訳！」ともいえるアプリです。とはいえ「私は映画を食べる」と打ってみると“I eat a movie”とそのまま訳してくるので、ちょっとお茶目なところもあります。ですから、日本語の打ち込みは、ちゃんとしなきゃダメですよ。

◆音声から翻訳したい人には『VoiceTra+』

「打つことすらしたくない！ホントに通訳がほしい」などというワガママに応えてくれるアプリが「VoiceTra+」。なんと、マイクに向かって話すだけで、自動的に翻訳してくれます。もちろん翻訳した言葉は音声で再生できるので、いたれりつくせり。さらに日本語を英語にするだけでなく、英語を日本語にもしてくれます。本当に無料で良いのかと思ってしまうアプリですね。試しにレストランで使いそうな「大盛りにしてください」とマイクに入力したところ“Large servings please”と出ました。なお、「今日はお腹が痛いので、会社を休ませてください」と入力したところ、音声認識ができなかったのか、結果がでませんでした。できるだけ短文で使うのが良さそうです。

◆遊びながら英語を覚える『旅行英会話クイズ』

最後は、お遊びアプリです。英語が少しでも伝わり始めると、俄然学習意欲が湧いてきますよね！そこで、オススメなのがクイズ形式で勉強できる「旅行英会話クイズ」。出題エピソードも「機内編」「空港編」「ホテル編」「観光編」「レストラン編」など、すぐに活用できるテーマばかり。「英語の知識がないと答えられないんでしょ？」と思うかもしれませんが、回答は３択方式なので「まったくわかりません」という状態にはなりません。夜のホテルでじっくり学習するもよし、仲間や家族とゲーム感覚で遊ぶなんてものもアリですよ。

いかがでしたか？これからも海外旅行にオススメの英会話支援ソフトを見つけたら紹介しますので、楽しみにしてください。また「もっと英語を勉強したい！」という方には、無料の学習アプリも多数ありますので、ぜひインストールしてください。きっと機内で充実した時間を過ごせると思いますよ。

構成・文／さいとうよしかず（編集部）