オーストリア・ウィーンが

QOL世界No.1と呼ばれる理由

皆さん、QOLという言葉を聞いたことがありますか?

QOLはQuality Of Life(クオリティ・オブ・ライフ)の頭文字をとったもので、政治、経済、文化、医療、教育、公共サービス、移動手段、レジャー施設、住環境、自然環境の側面から生活を通して「幸福」を感じることができているかを表す指標のことを指します。

私たち日本人は、世界を見渡しても恵まれた環境の中で生活し、多くの嗜好品やレジャーに囲まれて生活しています。しかし、一方で昨今話題の「ブラック企業」など、日本的な思想や価値観に消耗し、心の調子を崩してしまう人、自ら死を選んでしまう人も少なくありません。

NYを本拠地とする世界最大の組織・人事コンサルである、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングは世界230都市の中から「QOLが高い街ランキング」を毎年発表しています。なんとオーストリアの首都ウィーンはこのランキングで 7年連続1位に選ばれているのです。ちなみに2016年、東京は44位にランクインしています。

そして今回、「QOL世界No.1のウィーンと東京は一体何が違うのか?」という真相に迫るべく、

ウィーンの街

©ANTO_Crane

ウィーンの人々の価値観

 ©ANTO_llgner

ウィーンの人々の仕事観

 ©ANTO_Christof Wagner

ウィーン（オーストリア）の社会保障

ウィーンの人々の娯楽

©ANTO_kaernten-werbung-Edward Gr+Âger

という5つの観点から、オーストリア政府観光局広報の青山マリアさんにお話しを伺いました。

取材協力&写真提供：オーストリア政府観光局