女同士の嫉妬の嵐!!

マウンティングって海外にもあるの!?

マウンティングとは、「自分の方が上の立場」ということを相手に知らしめて優越感を得ること。日本ではよく、学歴、夫の収入、住んでいる場所、乗っている車、持っているバッグなどで格付けしてマウンティングをしかけてくる女子がいるけど、個人主義の海外もそういう風潮があるのか気になるよね？

1、女子同士のマウンティングって海外にもあるの？

日本で使われるマウンティングという英語は造語（mount……哺乳類が交尾をする時にライバルを排して自分が優位な状況で馬乗りすることを表す。それから転じて相手の上に乗るという意。）で、英語ではhierarchy（階層）という単語でマウンティングを表すよ。以下にマウンティング方法をあげるけど、欧米では多くの場合、そんなにネチネチしたものじゃないんだ。というのも、アメリカやヨーロッパの場合はその国に住む人種が多様で、たくさん個性があるんだよね。だから比べられないし、お互い「そういう生き方もあるよね」って認め合う風潮なの。

2、アメリカでみられる、ちょっとしたマウンティング

学生：アメリカでは女子のスクールカースト頂点に、チアリーダー部の美女（クイーン・ビー）が位置するよ。特に、彼女らにマウンティングされるわけではないけど、アメリカでは美女で、運動部（特にアメフト）所属の彼氏がいないと学生でいる間は上にのし上がれることは不可能。映画『ミーンガールズ』ではアメリカ版スクールカーストの実態がみれるよ。

社会人：社会人になると、職業によってアッパーミドル、ワーキング、ロークラスに住み分けされてしまうため、わざわざ違うヒエラルキーの人と会ったりするようなこともなく、マウンティングはあまりない。あえて言うなら、オフィスでのポジション争いが熾烈よ。また、ジェンダーの問題も浸透しているため、独身女、既婚女でマウンティングし合うこともあまりないわ。

ママ友：高級住宅街に住んでいたり、子どもが良い学校に通っていたりするとそれを鼻にかけるママもいることもたしか。ただ、そういう人は自分もバリバリ働いているママが多いため、夫の収入や家柄など自分以外のくだらないことで自慢することはあまりないよ。

3、欧米女子にとって友人とは？　日本とどこが違う？

欧米では、マウンティングして自分が優位な立場にいれる友達関係を作るのではなく、お互いに心の底から大事にしてディベート等を通して高め合いたい人を友達として選ぶ傾向があるわ。欧米はキリスト教的な個人主義が根本にあって自分らしい幸福をつかむことを第一に考えるから、正直いって友達に嫉妬したり執着しすぎないのも事実。日本人は農耕主義的な集団主義が根っこにあるため、常に他人と比較することしか自分の幸せを感じられないのかもしれないね。

欧米ではマウンティングして優位に立たなくても、宗教を信じている人が多いため、自分は愛されて特別な人という自信があるのよ。嫉妬はエネルギーを使って自分の成長を低速させてしまうし、自分の周りの人だけと比べてもしょうがないから、マウンティングしそうになったらひと呼吸置こう！！