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BRIDGETと友人達のLetterを管理するDear B,のEditor達。彼女達の目標は、多くの女の子をBRIDGETのように世界に飛び立たせること。
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HOW TO
2014.03.03

オンナを上げる海外マナー その1
エレガントに見えるレストラン作法

“日本の常識は世界の非常識”なんて言いますが、誤ったマナーは、その人の知性や品格の評価につながるので要注意です。特に女性の誤ったマナーは、“イイ女度”を劇的に下げてしまうかも。そこで今回は、日本人が陥りやすい欧米でのレストランマナーの落とし穴をシーン別にピックアップ。エレガントに見える正しい作法と、その時々で使われる英語表現もご紹介します。

 

◎お水は有料と心得る

 

海外では、日本のようにお店に入ったらすぐにお水が出てくるわけではありません。有料で水を提供するレストランがほとんどなので、「お水まだですか?」と、“持ってきてもらうのが当然”なんて態度は問題外。また、「water」には、普通のミネラルウォーターと、炭酸水の2種類があり、「Excuse me, I'd like to have some water.」(すみません、お水をいただけますか)と言うと、たいていは「Sure. With or without gas?」(かしこまりました。ミネラルウォーター、それともガス入りどちらがよろしいですか)と聞かれます。「With gas, please」(炭酸水をお願いします)など、さらっと好みを伝えられるとスマートです。

 

■普通のミネラルウォーター

without gas / still

 

■炭酸水

with gas / fizzy / sparkling

ここでいう"still"とは、「静止している/動かない」という意味があるのですが、お水で「still」というと、「シュワシュワ動いていない=炭酸ではないお水」ということになります。

 

◎ワインは男性が注ぐもの

 

日本では、お料理を大皿から取り分けたり、グラスが空いたらドリンクを頼んだりと、きめ細やかに動ける人が「できるオンナ」と言われますが、海外では全くの逆ですので要注意! 男性の「レディーファースト」を、いかにエレガントに受けられるかがポイントです。たとえばワイン。レストランではカジュアルなところ以外、基本的にお店の人が注ぐもの。自分たちで注ぐ場合は、女性ではなく必ず男性が注ぎます。ワインの場合は注がれるときにグラスを傾けたり手を添えたりしないこと。男性が注いでくれるのを見守り、最後に一言「Thank you.」と言えばそれでOKです。もしグラスが空いているのになかなか男性が気付いてくれない場合は、「This wine goes well with the dish, doesn’t it?」(このワイン、お料理ととっても合うわね)などと、さりげなくワインの話題を振ってみましょう。ちなみに、「go well with~」で「~に合う」という意味になります。

 

◎「おいしい!」と感想を述べるとき

 

学校の授業では「おいしい=delicious」と習った人も多いでしょうが、最近、映画などでよく耳にする「yummy」という表現も、使いたくなりませんか? 恋人同士や友人同士の会話の中であれば、敢えてかわいらしく「yummy」と言うのもアリかもしれませんが、もともとは幼児語なので、日本語にすると「おいし~い♡」と言っているイメージです。エレガントに振る舞いたいなら"delicious""tasty"などを使うほうが無難。レストランで「Is everything OK? 」(お食事はいかがでしたか?)と聞かれたら、「They are all tasty.」(どれもおいしかったです)などと答えましょう。大げさなお世辞をいう必要はありませんが、「Please send my compliments to the Chef.」(シェフにもよろしくお伝えください)などを加えると、とても丁寧な印象で、グッとオンナ度が上がります。

ちなみに、彼とふたりきりの部屋でスイーツを食べて「Mmm.. yummy♡」と言うのは、たぶんアリです。普段エレガントに振る舞っているほど、子供っぽい意外な一面に「なんてかわいらしいんだろう!」と思われるかも。

 

◎物を落としてしまったとき

 

レストランで食事中、落としてしまったナイフやフォークを自分で拾っていませんか? 日本では、さっと自分で拾いがちですが、海外では自分で拾わないのがマナーです。落としてしまったらまずは、「Excuse me.」(すみません)と言って、お店の人を呼び止めましょう。「Excuse me, I dropped my knife. Can I have another one?」(すみません、ナイフを落としてしまいました。取り換えて頂けますか?)と言えば、すぐに新しいものを持ってきてくれます。

 

いかがでしたか。食事の作法は特に女性の品格を左右するもの。訪れる国のマナーを事前に調べ、どの国でも品格ある振る舞いをしたいものですね。

 

構成・文/坂口弥生

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