CHOOSE JAPAN EDUCATION FAIR
出展16大学一覧&学校の特徴をご紹介

468

2月7日に『アオバジャパン・インターナショナルスクール』で開催された『CHOOSE JAPAN EDUCATION FAIR 2014』のレポートに続き、(レポート記事はコチラ⇒国際的な大学と高校生をマッチング CHOOSE JAPAN EDUCATION FAIR )FAIRに出展した大学16校についてご紹介します!

 

『CHOOSE JAPAN EDUCATION FAIR 2014』参加の16大学をご紹介!

 

『CHOOSE JAPAN EDUCATION FAIR 2014』は、英語で教育を受けてきたインターナショナルスクールの学生や、海外からの留学生と日本の大学の進学マッチングを目的に企画されました。
この催しに出展したのは、英語のプログラムを提供する国際的な大学16校(※グローバル30採択校含む)。そんな各大学の出展ブースで、プログラムの特徴などついて伺いました。

 

グローバル30……2020年までに国内の留学生受け入れを30万人に増やすことを目標に、文科省が進める事業計画のひとつ。英語を第一言語とする留学生やインターナショナルスクールの学生に、国内で国際的な教育を提供するために様々な取り組みを行っています。

 

■参加大学16校(50音順)

 

★編集部的、注目校はココ!

①大手前大学

◎特徴1「日本で入学して、アメリカで卒業する“Transfer Program”」
アメリカで学ぶための英語力を日本で身につけ、留学先大学の卒業単位に互換(入れ換え)できる日本の学位を取得。その後、アメリカの提携大学へ編入留学。アメリカの学位を取得し、アメリカで卒業するプログラムです。
◎特徴2「英語特待生になると、学費全額免除!」
入学試験(英語特別基準)あるいは資格審査をクリアした学生は、特待生として初年度の学費が全額免除になります。

 

◆大手前大学の留学アドバイザー 安藤幸一教授 にお話を伺いました!
弊校では、かなり厳しい教師の採用基準を設けています。学位や語学スキルなども考慮しますが、“学生と有効なコミュニケーションがとれる”“従来の方法に捕われない柔軟な教え方ができる”など、優れた能力を持つ教師だけを採用しています。
また、現時点では一般教養科目の合格点を低めに設定するなどして間口を広げていますが、今後は引き上げる予定です。学費全額免除の英語特待生制度もあるので、「経済的に進学、留学が難しい」という方にも挑戦してほしいですね。

 

②大阪大学 ★グローバル30採択大学

英語で学ぶのは『化学・生物学複合メジャーコース』『人間科学コース』。研究者を目指す生徒も多いそう。

 

③慶応大学 ★グローバル30採択大学

英語で学ぶのは、情報通信分野に特化した『GIGAプログラム』。海外フィールドワークやインターンシップ制度が充実しています。

 

④国際基督教大学

大学講義全体の約3分の1が英語で、英語のみで学ぶのは『リベラルアーツ英語プログラム』。

 

⑤多摩大学

教員の約半数は英語ネイティブの外国人。英語で学ぶのは『グローバルスタディーズ学部』で、少人数対話形式の授業スタイルを採用。生徒のコミュニケーション力の向上に注力しています。

 

⑥筑波大学 ★グローバル30採択大学

積極的に留学生を受け入れる大学の先駆け的な存在。英語で学ぶのは、社会人留学生を対象とした1年制の『国際関係論短期特別プログラム』、2年制の『中央アジア日本研究プログラム』など。学生寮の改修や日本での生活を支援する留学生センターの設置など、留学生の学習環境を改善するための様々な取り組みが行われています。

 

⑦デジタルハリウッド大学

日本人生徒を対象とした英語プログラムは、生徒の語学レベル別にクラス分けされます。「フレンドリーな先生が、楽しく自然に身につく英語を教える」ことをコンセプトに、高い語学力がなくても無理なく学べることが特徴。世界のデジタルコンテンツを学ぶための海外留学制度もあります。

 

⑧テンプル大学・ジャパンキャンパス(東京校/大阪校)

2005年に文科省から初めて「外国大学の日本校」として指定を受けたアメリカの総合大学の日本校です。全ての授業は英語で行われ、単位の取得を目的としないプログラムが特徴。受講生の年齢層は10代~60代と幅広く、様々な国籍の社会人の生徒が多く在籍しています。

 

⑨同志社大学(京都府)

日本独特の文化を色濃く感じる京都で学べると留学生に人気。留学生の金銭的な負担を軽減するためインターネット無料通話システム『Skype』での入試面接制度を導入しています。日本人の生徒も多く、10数名の少人数クラスでディスカッションを中心とした授業を受けることができます。

 

⑩東北大学 ★グローバル30採択大学

平成25年度から、英語で学ぶ『東北大学グローバルリーダー育成プログラム (Tohoku University Global Leader Program:TGLプログラム)』を実施しています。

 

⑪名古屋大学 ★グローバル30採択大学

英語で学ぶのは『自動車工学プログラム(工学部)』、『物理系プログラム(理学部、工学部)』『アジアの中の日本文化プログラム(文学部)』など多数。

 

⑫北海道大学

外国人留学生を対象とした英語のみで学ぶ『現代日本学プログラム』を導入。日本語習得のための集中的プログラムほか、4つの日本学(歴史、文化、社会、制度)などを学びます。

 

⑬立命館アジア太平洋大学(所在地:大分県別府市)

海外からの留学生が全生徒の半数。ビジネスや社会学を学ぶプログラムが充実していて、約95%の高い就職率が特徴。昨年は日系企業を中心に400社が大学を訪れ、その場で学生の採用面接を行った企業もあるとか。

 

⑭立命館大学 ★グローバル30採択大学

ボストン大学の付属英語教育機関であるCELOP(Center for English Language and Orientation Programs)で集中的に学ぶプログラムを導入。英語力の総合力と海外の大学での学修技法を身につけるための目標(TOEFL®430から500レベル相当)のもとに実施されています。

 

⑮ビジネス・ブレークスルー大学

オンラインでMBA(経営管理修士)を取得できることで話題の大学。●同校副学長のインタビュー記事はコチラ⇒ビジネス・ブレークスルー大学副学長「磨くべきは、企業力より“個人力”」
英語学習プログラムはもちろん、実践的なアントレプレナーシップ(起業家精神)が身につくプログラムが特徴です。

 

⑯レイクランド大学 ジャパン・キャンパス

ウィスコンシン州シボイガンに本部を置くアメリカ合衆国の私立大学。大学の正規プログラムを一般社会人の向けにアレンジし、週1回各2時間、10週間受講する、『オープン・カレッジ』があります。講座は全て英語で行われますが、参加するための英語力の基準は設けていないそう。

 

グローバル30を受け、各校が英語による授業やグローバル人材を育てるためのプログラムを積極的に導入しています。
仕事を続けながら通うことのできる社会人を対象とした大学もあるので、これからのグローバル時代に向けて学びなおす社会人が増えていきそうですね。

 

取材・文/甲斐真理愛 撮影/間宵ひろみ


おすすめ記事