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WORLD
2017.03.16

ポルトガル・マディラ島移住に必要なこと
1ヵ月で必要な生活費は約○○万円

LCCなどのローコストキャリアと呼ばれる格安航空会社が出現して、渡航費は過去に比べて驚くほど安くなったよね。テクノロジーの進歩により、場所を選ばず、ラップトップ1枚で仕事ができるデジタルノマドと呼ばれる人々が出現して、人類はひとつの場所に縛られる時代に終わりを告げようとしているように感じるわ。今後この流れは、テクノロジーやグローバリゼーションの加速と正比例して、人類が今までにない大移動の時代を迎えるのではないかと予測されているの。そんな新しい時代を賢く生きるために、海外移住に必要な知識を、実際にその国に暮らす人々に聞いていくよ。今回は現在ポルトガル在住のイラストレーター、Cさんがポルトガル・マディラ島移住について詳しくご紹介!!

 

マディラ島移住基本情報(気候・言語・宗教etc.)

 

青い海と色とりどりの花に囲まれた島の暮らしを満喫できます。日本では、あまり知られていないマデイラ島ですが、ヨーロッパでは退職者の保養地としても有名。地理的には本土のポルトガルよりもモロッコの方が近いくらいですが、平均気温が20度と年中通して温暖な気候で、とても過ごしやすいです。言語はポルトガル語です。治安も日本くらいといっていいほどよいので、女性ひとりでも安心して暮らせます。

 

1.日本からのアクセス

 

マデイラ島まで直行便がでている都市はリスボン、ロンドン、パリ、ブリュッセルなどいろいろなルートがあります。乗換え時間などをみて日本からのコンビネーションのいいルートを選びましょう。マデイラに到着の際は、昼間なら乗り合いタクシー(7ユーロ)、またはプライベートタクシー(23ユーロ)をmadeira airport transfersに予約しておくと便利。直接空港から出ているタクシーに乗るより断然お得です。

 

2.気候

 

気温は16度から23度 で12月、1月には雨の日が多くなりますが、一般に晴れが多く春めいた気候が1年中楽しめます。山の方に住まない限り、分厚いコートはほぼ着る機会がないくらいで、小寒い季節でも、昼間は長袖Tシャツ1枚で出歩ける感覚です。逆に夏もクーラーが必要なほど暑いことはなく、衣服は春、夏物、ウィンドブレーカーがあればちょうどいい感じです。

 

3.言語

 

ポルトガル語です。マデイラ島が観光地であるためと、ポルトガル人は一般に英語が達者な人が多いため、コミュニケーションに困ることはないです。また、ベネズエラからの移民(大抵は70年代にベネズエラに移民したポルトガル人とその家族が戻ってきているという形。)が多いので、スペイン語とのバイリンガルも多いです。

 

 

4.治安

 

治安は他のヨーロッパ都市に比べて断然よく、観光地の割に、スリ、置き引き、ひったくりなどの被害も少ないです。単独女性、小さいお子様連れ、高齢の方々も安心して過ごせる場所と言えるでしょう。

 

マディラ島での1ヵ月の生活費は○○万円

 

 

1.家賃

 

中心都市のフンシャルなどの都市に住む場合、地域、部屋数、日当り、建物のコンディションにもよりますが、350〜600ユーロ。一軒家は少なく、日本で言うマンションのような形が多いです。車を持たない場合は、多少家賃が上がっても徒歩で動き回れる中心地に住むのがおすすめです。

 

2.光熱費

 

調理台や湯沸かし器が電気かガスかでも違ってきますが、電気代 月50ユーロ前後 、ガス代30ユーロ前後、水道代は20ユーロ前後と考えてよいでしょう。 また、家のつくりや陽の当たり、個人の感じ方にもよると思いますが、年中を通して温暖な気候なため、一般的にストーブやエアコンを使わないでも過ごせるという点で光熱費を節約できます。

 

3.ネット代

 

ネットのみだと大手電話会社のmeo, NOSなどから25ユーロ/月からあります。55ユーロ前後で、ネット、テレビ、固定電話、携帯電話パックになっている物もあります。

 

4.携帯電話代

 

家でネットをひかず、携帯のみ契約する場合200Mbで12ユーロ/月や3GB18ユーロ/月というプランもありますが、自分からかけることが少ない場合やインターネットはネット環境のあるところからするという人は、カードのみ(2.50ユーロ)を購入しプリペイドで使うので十分です。

 

 

5.食費

 

200ユーロ程度。島だけに野菜や果物が本土よりは高めですが、日本くらいと考えてよいでしょう。肉類が安い。特に鶏肉、豚肉はともすると野菜より安いこともあります。(例:ホールチキン 4ユーロ程度。)魚はイワシと鯵以外は安くはありませんが、おいしい魚がいっぱいあります。特にマグロ、鮭、ドラダ(鯛)、エスパーダ、鱈はおいしいので買う価値あります。和食材は醤油、日本製ではない味噌、豆腐以外は手に入らないと思って下さい。

 

6.交際費

 

これもどれくらい自炊するか、外食をするかで大きく違いますが、簡単な軽食なら2ユーロ程度から、まともにレストランでディナーを食べれば20〜50ユーロはかかるでしょう。コーヒーは安くBica(エスプレッソ)が地元バルで70セント、観光地でも倍の1.20ユーロ程度です。なぜかカプチーノになった瞬間いきなり2.50ユーロと跳ね上がったりしますが、これはポルトガル人がコーヒーを飲む習慣があるため定番は値段を上げず、他は観光客むけのべらぼうな値段設定とおもわれます。 マデイラ島にはミニバスツアー、トレッキング、ボートツアー、ゴルフ、パラグライダー、と言った観光アクティビティが充実しているので、お金をかけて遊ぶこともできますが、島全体が植物あふれる美しいところなので、旧市街、庭園や海辺を散策したり、公園の芝生でゴロゴロしたり、お金をかけずに楽しめることもたくさんあります。 交通もフンシャル市内ならば徒歩で回れるところも多く、市内バスもバスカードを利用すれば、通常乗車券が1.95ユーロなのが、1.25ユーロで乗れます。ちなみに初乗りから1時間以内乗換え自由です。郊外の街にも中距離バスが出ています。

 

  

7.合計

 

家賃、光熱費、食費、軽い交際費で12万円から、語学学校、外食、観光費用、なども入れると15万円くらいと考えてよいでしょう。 マデイラの気候は温暖で過ごしやすい反面、たくさんの植物があるためか、季節の変わり目や、湿気の多い時期にインフルエンザがよく流行ります。またそういった季節にアレルギーや花粉症の人には反応が出るかもしれないので、医療費や薬代というものも見込んでおいた方がいいかもしれません。

 

 

マディラ島移住のコツ(就職・ビザ取得・税金)

 

 

1.ビザの取得について

 

ポルトガルでの観光ビザでの滞在は90日間までとされていますので、その後の長期滞在は、ワーキングホリデービザ、学生ビザ、労働ビザ、EU配偶者ビザなどの手続きになってきます。 この中では1年間滞在許可のおりる、ワーキングホリデービザを日本から申請していくのがよいかと思われます。ただし、このビザは18歳〜30歳までで子供は同伴できません。

 

2.仕事の探し方について

 

ポルトガルは失業率が高く、マデイラ島では産業も観光業にほぼ限られているため、残念ながら、現地での就職は難しいと言えます。人からの紹介が仕事探しのキーポイントなので、ワーキングホリデーで1年間滞在のうちに、仕事を紹介してくれる人を探す。また現地就職にこだわらず、デジタルノマドでやってくるにはとてもいい環境です。

 

3.準備資金について

 

往復航空券代、家賃、光熱費、通信費、食費、交通費、交際費、学費、保険、をあわせると、1年で最低でも約200万円は必要かと思われます。

 

4.婚姻について

 

まず戸籍登録保存所(Conservatória do Registo Civil)にて、婚姻許可申請(processo preliminar de casamento)に必要な書類を提出します。

必要書類

・日本国旅券

・ポルトガルの滞在許可証(Título de Residência)(必要に応じて)

・出生証明書の原本及びそのポルトガル語の翻訳証明

・婚姻要件具備証明書

提出書類が受理されると、戸籍登録保存所長名で婚姻許可の決裁書が発行され、その6ヵ月以内に婚姻の日時を戸籍登録保存所と決めることになります。 日程が定まると、戸籍登録保存所長の立会いの下、宣誓して婚姻手続きが正式に成立します。 ポルトガルでの婚姻成立後、3ヵ月以内に日本国大使館通して、または直接当該市町村役場にして手続き完了です。

 

5.税金について

 

付加価値税(IVA) : 標準税率は22%で大抵、内税になっています。その他軽減税率は品目により違い、野菜、果物、肉、穀類、乳製品などは5%ボトルウォーター、ワインなどは12%とわかれています。

 

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