毎日Eトレ!【355】実を言うと…

日常会話のフレーズ

英語でこれって何て言うんだろう? そんな疑問に思う瞬間、ありますよね。毎日Eトレ!では日常で使えるフレーズをテーマごとに紹介して解説します。またこの他にもこう言える、というバリエーションも紹介するので早速会話でしゃべって使えるようになりましょう。

To tell you the truth... 

実を言うと…

 

「実を言うと」は内容によって使い分けよう

「実を言うと…」、このフレーズは結構日常会話の中で出てくる非常に便利なフレーズですよね。そこまでカミングアウト的に隠し事を暴露するような状況でなくても、会話の合間で上手く繋げる時なんかでも頻繁に使われているフレーズです。
今回、To tell you the truth...を紹介しますが、文法はtoから始まる不定詞を使ったものです。不定詞とはto + 動詞のことですが、「~することは」や「~すると」といった意味として使われます。あまり文法から入ってしまうと難しく感じてしまいがちですが、今回紹介しているTo tell you the truth...を使って説明します。

To tellは「伝える+こと」という意味となり、you「あなた」に対してとなるので、「あなたに対して伝えると」というひとつのフレーズが出来ます。何を伝えるかというと、the truth「真実」が後に付いているので、直訳すると「あなたに対して真実を伝えると」という、次の文章に繋がるフレーズができ上がり、「実を言うと…」というニュアンスで使えるのです。

例えば、「実を言うと、TOEICスコア990なんだ」であれば、To tell you the truth, my TOEIC score is 990.となります。または、「本当のこと言うと、彼女と別れたんだ」であれば、To tell you the truth, we broke up.というように、さまざまな状況で使えます。

 

 

一緒に覚えよう! 他の言い方・関連表現

In fact,
事実、

▶こちらはTo tell you the truthよりも若干カミングアウト度合が低くなりますが、よく使われるフレーズで、「事実、」という意味があり、フォーマルな場面でも使われています。
先に紹介した例文を参考に、In fact, my TOEIC score is 990.というと「事実、私のTOEICスコアは990です」というニュアンスとなり、文脈にもよりますが、多少謙遜度合が薄れるので、状況によってうまく使い分けましょう。

どちらかというと客観的事実を述べる時に使うと良いかもしれません。例えば、In fact, Mr. Obama was the first black president.「事実、オバマさんは初の黒人大統領だった」などです。

 

To be honest with you,
正直言うと

▶こちらもよく使われているフレーズで、toから始める不定詞です。
honestはhonesty「正直」の形容詞で、「あなたに対して正直になると」というニュアンスで、少し言いにくいことを勇気を持って伝えるときなどに有効なフレーズです。
To tell you the truthと結構近いニュアンスを持っていますが、To be honest with youの方が、話す相手との心理的距離が近い場合に使われる場合が多いので、家族や親しい友達だけに教えたい情報がある時などに使うと良いでしょう。

 

ライタープロフィール●Cinnamon Roll

高校で米国へ留学し、外語大で英語を専攻。卒業後に日本のメーカーで海外営業を担当し、その後外資系メーカーでキャリアを積み、現在は語学研修コンサルタントとして活動。これまでの経験を生かし、日常英語に加え、グローバルビジネスでも通用する英語も少しずつ紹介していきます。


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