「あなたの幸福度は何%ですか」

世界幸福度調査～ハンガリー人編～

第3回目となりました、世界幸福度調査インタビュー！　今回は、筆者がハンガリーに旅行に行ったときに、現地で仲良くなったエヴァです。写真をお見せできないのが残念ですが、女性の筆者でも見とれてしまうような美貌の持ち主です。（余談ですが、ハンガリーはとっても美人が多いのです……！）あどけなく、無邪気でかわいらしい雰囲気も時折見えるのですが、芯が通っていて、意志の強い女性です。さて、そんな彼女が思う幸福感とは、そしてハンガリーという国とは、どんなものなのでしょうか……？

エヴァ/女性/ 21歳/ハンガリー人

ーあなたはどのくらい幸せですか(100%のうち何%幸せか教えてください）

７０％！！楽しい毎日だけど、あと３０％はこれからの期待を込めて。

ーあなたを自分が幸せと思わせるものは何ですか？

音楽ね！　私は父がピアニストで音楽教師、母はバイオリニストという音楽一家に育ったの。だから覚えていないくらい小さなときからピアノを習っていたわ。最初にどんな風にピアノに触れたか覚えてないけれど、私の一番小さなときの記憶は、すでに両親と楽器の合奏をしていた記憶なの。だから、本当に物心つく前から楽器に触れていたのよ。要するに、音楽は私の人生そのものという感じね。どんな時の思い出にも音楽があって、楽器がそばにいたのよ。今は、プロのピアニストを目指して音楽学校で勉強中。練習がつらくて大変で、投げ出したいって思ったことは何度もあったけど、そんな辛いことよりも、やっぱり楽しいと思えることの方が多いわ。そういえば、音楽漬けで育ったから交友関係もほとんど演奏関係の人ね。だから、私から音楽を失くしたら、何にもなくなっちゃう。全然幸せじゃないと思うな。

ーあなたの人生でいちばん大切なものは何ですか？

自分のやりたいことに、のめり込む時間かな。家族は当たり前に大切だけど、それ以外でっていうなら。まだまだ子供ね、って言われるかもしれないけれど、自分がやりたいことを全力でできなければ、生きている意味なんてないじゃない。そんな楽しくない人生なんていらないわ。私はメイクしている時間も、勉強している時間も、料理をしている時間も、ピアノのレッスンをしている時間も、いつも全力でベストを尽くしたいと思っているし、そうする事で、自分の価値を上げることができると思う。自分の人生の質を高めたいなって、常に思うのよ。

ーあなたの国の人々は幸福度が高いと思いますか？

ハンガリー人は悲観主義者が多いって、ほかの国の人に言われるわ。確かに、自殺率は高いらしいし、歴史的にも戦争も負け続きだけど、私の知る限りではそんなにネガティブだとは思わないわ。なんていうか、愚痴とか、困ったことをいう事が挨拶みたいな感じなの。それで、親密度を上げるっていうのかな。逆に自分のよかった出来事や、自慢ばかりしているのは、恥ずかしいっていうか、マナーと違う感じなのよね。だから、不満めいたことばかり言っているからと言って、そこまで本心で困っているわけでも、悲しんでいるわけでもないから、本当のネガティブとはちょっと違う気がするな。他国の人と付き合うようになって、私も気が付いたんだけど。私が付き合いのある他国の人って、ヨーロッパ人がほとんどで、いろんな国と比べてハンガリーよりいい国って沢山あるなって思っていて羨ましく思っていた所もあったの。でも、この前たまたまアフリカの貧困についてテレビで流れていて、興味を持って調べてみたの。私が知らなかっただけで、世界中にはいろんな国があって、政治や自然環境などで過酷な生活を強いられている人がたくさんいるって事がわかった。私が知らなかっただけで、私たちの国はずいぶん豊かで幸せなんだな、って思ったわ。

ーあなたの国の幸福度を上げているもの、下げているものは何ですか？

幸福度を上げているものって何かしら……歴史的な建築物とかかな？　オペラ劇場なんて本当に美しくて立派よ。何って特にない国だけれど、美しいものを見るだけで、心がきれいになるものね。あと、食べ物もおいしいよ～！　幸福度を下げているものは、税金かな？　詳しいことはよくわからないけれど、次々と新しい税金が作られて、みんな文句をいっているわ。

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