Dear B,

Editor
BRIDGETと友人達のLetterを管理するDear B,のEditor達。彼女達の目標は、多くの女の子をBRIDGETのように世界に飛び立たせること。
このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る
HOW TO
2017.04.07

働き易さは女性の管理職の多さに比例

女性の管理職が多い国・少ない国5選

International labor organization(国際労働機関)が2015年に発表したデータを参考に、女性の管理職が多い国・少ない国を調べてみたよ。女性の管理職が多い国ほど男女平等が実現しているといっていいんじゃないかしら。日本はどのくらいの位置にいるんだろう?

 

 

女性の管理職が多い国5選とその背景

 

 

1位、ジャマイカ (59.3%

 

2位、コロンビア(53.1%

 

3位、セントルシア(52.3%

 

4位、フィリピン(47.6%

 

5位、パナマ(47.4%

 

ざっと見てもわかる通り、カリブ海に浮かぶ南米が多くランクインしているよ。特に上位3国は女性の方が男性を上回っているよね。これらの国々では女性の教育水準の改善が大きな転換となり、女性の方が男性より高学歴となって経済的、社会的改善がみられるようになったんだよ。男性はどうしてるの? って思うけど、たとえばジャマイカの男性はレゲエばかり聞いたり、昼間から仲間同士で遊んでいて全く働かない人が多いんだとか……。つまり、男が頼りないから女が代わりに働かないといけないっていう状況。

 

アジアでは唯一フィリピンがランクイン。フィリピンは女性大統領が歴代2人も選出されていてもともと女性の地位が高く、結婚しても子どもをヘルパーさんに気軽に頼む風潮があったり、家事を家族全員が協力して行う空気があるため、のびのびと女性が働ける国なんだ。「子どもを産んだら仕事を続けられないんじゃないか?」なんて迷うことはないそうよ。

 

女性の管理職が少ない国5選とその背景

 

1位、パキスタン(3.0%

 

2位、アルジェリア(4.9%

 

3位、ヨルダン(5.1%

 

4位、バングラデシュ(5.4%

 

5位、クウェート(6.8%

 

戦火の絶えない中東がのきなみランクインしているね。2014年に当時16歳で史上最年少ノーベル賞を受賞したパキスタンのマララ・ユスフザイさんがパキスタンの現状を訴えたのを覚えているかしら?パキスタンでは女性の2人に1人が文字の読み書きができないなど女性の地位がかなり低いんだ。こうした現状は、ここにランクインした他の中東諸国も同じよ。マララさんが「教育以外に解決策がない」と言った通り、女性の管理職を増やす以前に、女性が自立して生きられるように何よりもまず教育水準を上げることが急務と考えられるわ。

 

日本の現状

 

東京都知事選に小池百合子氏が選ばれるなど日本も女性トップの活躍が目立っているけど、全体的な女性管理職の割合は11.1%で世界96位なんだ。

他の先進国を見てみると、

アメリカは15位(42.7%)

フランスは24位(39.4%)

オーストラリアは36位(36.2%)

イギリス41位(34.2%)

 

だから、欧米に比べるとまだまだ男女平等には程遠いわ。

 

日本の場合、教育水準は男女格差がほとんどないにもかかわらず女性管理職が少ないということは、男女間の仕事の割り当ての不平等、産休、育休のとれなさ、男性の家事協力の意識のなさ、保育園不足など、根底には問題が山積みといえるわ。ちなみに周辺国の韓国(11.0%)、中国(16.8%)も日本と同じような状況。

 

ステキ♡と思ったら
いいね!してね