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覚えておきたい英語面接の心得

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外資系企業に転職活動編 その3

 

英語面接の心得|ビジネス英語専門家に聞く
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「英語面接の準備の方法」

 

 

「企業分析」「自己分析」といっても、何をしたら良いか分からないという人は、以下のポイントを参考に研究を進めてみて下さい。

 

 

■1:企業分析の方法

 

・会社の理念、社長のメッセージ、将来の展望などを中心に、企業ホームページを読みこむ

・会社が発表しているプレスリリースを読む

・企業のFacebookやLinkedInのアカウントを確認し、内容を読む

・企業が直面している問題について、国内外の情報をGoogle検索で探る

・業界やその企業の事を知る人に話を聞く

・その仕事に必要な資格やスキル、経験を考えて書き出してみる

 

特に「プレスリリース」は企業が発信する正式な発表で、直近の話題や今後の展望、新サービスなどを理解することができるので、目を通しておいた方が良いでしょう。最近はFacebookLinkedInなどのSNSから、実際に働いている人のコメントが読めたり、社風を感じることができるのでこちらもチェックしておきます。

 

 

■2:自己分析の方法

 

・SWOT分析

あなた自身のSWOT、つまりStrengths (強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)を書き出します。今持っている強みと弱みだけでなく、「現在御社は国内向けに展開されていますが、自分の強みである英語力を生かし、今後世界的な事業展開に貢献していきます」などと、将来の展望についても語れると良いでしょう。

 

・自分の能力の棚卸しをする

その企業やポジションに求められるスキルや知識、経験の中で、自分が持ち合わせているものを全て書き出しましょう。

 

・自分の強みを3つの分野に分類する

自分の強みを3つの分野に分類し、仕事にどのように関わるかを簡単に説明する事ができるようにしておきましょう。「3つに絞る」ということが大きなポイントです。面接でどんな質問をされたとしても、この3つのどこかに結論を持っていくように意識すれば、一貫性が保て、説得力が増すでしょう。

 

・自分の弱みを理解する

自分の弱みを理解し、どのように弱みをカバーしていくかも考えておきましょう。

 

 

■3:他の候補者と差をつける

例えば以下のようなポイントで、「この人はちょっと他の人と違うな」という印象を与えることができます。これをしたからといって面接に合格するわけではありませんが、プラスアルファのポイントとして知っておくと良いでしょう。

 

・面接時間より早めに行くのは常識ですが、早すぎないようにも気をつけましょう。

 

 

・受付や秘書の人にも丁寧でフレンドリーに接しましょう。

10時から面接のサトウです。<中略>ところでこのオフィスは景色がすばらしいですね。びっくりしました!」などと、コミュニケーションを取ってみるのも良い方法。採用担当者が「あの人のことどう思った?」と受付の人たちにあなたの印象を聞く事もあるので、いつでもフレンドリーで丁寧な対応を心がけます。

 英語面接の心得1

例:Good morning. My name is Ken Sato. And I’m scheduled for a job interview with Mr. Blake at 10AM today. This is such a nice office.(おはようございます。私の名前はサトウケンです。本日Blake様と10時に面接のお約束をさせて頂いております。素敵なオフィスですね。)

 

 

・特に面接官が外国人の場合、日本人の名前に慣れていない事が多いので、自分の名前はゆっくり、はっきり名乗りましょう。アイコンタクトを忘れずに、しっかりと握手をかわします。

英語面接の心得2

例:Good morning, Mr. Blake. My name is Ken Sato. It’s a pleasure to meet you.(おはようございます。私はサトウケンです。お会いできて嬉しいです。)

 

 

・「本日は貴重なお時間をありがとうございます」と、忙しい面接官に感謝の意を表します。

英語面接の心得3

例:Thank you for taking the time to meet with me today. I’m very excited to have this opportunity.(本日は面接のお時間を頂戴しまして有難うございます。この機会を頂き光栄です。)

 

 

・履歴書をすでに送付していたとしても、当日は何部かコピーを持参しておくと好印象。

英語面接の心得4

例:I have an extra copy of my resume.(履歴書の複写をお持ち致しました。)

 

 

・リファレンスがとれる人のリストをあらかじめ作り、「よろしければこちらのリストをご利用下さい」と提示すると気の利く人という印象につながります。

英語面接の心得5

例:I’ve brought a list of references as I didn’t include them in my resume.(履歴書には記載していないリファレンスのリストをお持ちいたしました。)

 

 

・面接で聞きたい質問をあらかじめいくつか用意しておきましょう。

なぜこのポジションが空いたのか、1日の仕事の流れや年間の業務について、チームメンバーについてなど、面接でしか聞けない質問をこの機会に確認したいところです。

英語面接の心得6

例:May I ask a few questions about the job?(この仕事についていくつか質問をさせて頂いてもよろしいでしょうか?)

 

 

・「何かご確認されたい事がありましたら、いつでもご連絡下さい」と、自分の連絡先を再度伝えます。

外資系では特に、ハングリー精神やリーダーシップがあるかどうかを見ているので、これぐらいのアピールをしてちょうどよいでしょう。

英語面接の心得7

例:Please contact me at this number in case there’s anything you’d like to know about me. (ご質問があれば気軽に連絡してください。)

 

 

 

・帰宅後は、「本日はありがとうございました」というフォローメールを送りましょう。

 

フォローメールサンプル:

フォローメールは以下のように、誠意とやる気を見せながらも簡潔にまとめます。

 

Dear Mr./Ms. ______,

Thank you for taking the time to interview me for the marketing manager position today. After learning about TN Motor’s aggressive expansion plans throughout Asia and all the upcoming marketing initiatives, I am eager to join your marketing team.

 

As you requested, I have enclosed my last three performance evaluation results.

Thank you for your time and consideration.

 

Sincerely yours,

 

 

______様

本日はマーケティングマネージャーのポジションの面接にお時間を頂き、誠に有難うございました。

TN Motor’s のアジアから新興国におけるマーケティングの精力的な拡大計画を知り、マーケティングチームに参加したいという気持ちが強まりました。

 

ご要望の通り、直近3つの実績評価を添付いたします。

何卒宜しくお願い申し上げます。

敬具

 

 


 

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次はいよいよ面接本番です!!英語面接でよく聞かれる質問と回答の方法をご紹介していきます。

お楽しみに!!

 

 文/坂口弥生

 

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