インド留学を成功させるために、留学前に必ず知っておきたい5つのこと

行く前の準備だけじゃない、英語を

身につけるのに大事なのは心構え

近年、急激な経済発展と共に、新たな留学先として注目されているインド。その最大の魅力は、欧米圏と比べて安価に語学を学ぶことができるだけでなく、ITスキルも同時に磨くことができることにあります。

そこで今回は、インド留学前に必ず確認しておきたい5つのことをご紹介します。

その1

日本とは違いすぎる人生観や文化、マナーを理解する

インドは「訪れるだけで人生観が変わる場所」と言っても過言ではないのです。それは、私たち日本人とは考え方が違いすぎることが背景にあると考えています。 

インドは「宗教上の理由による食文化」「カースト制的な考え(現在は法律で禁止されています)」「男尊女卑の考え」など日本人からするとタブーとされるような、理解に苦しむ文化やマナーなどが多く見受けられます。 

「カースト制」「男尊女卑」に関しては、国際社会へ向け、徐々に国の政策などで改善はされていますが、そのような背景がインドにはあることを頭に入れておきましょう。

 

その2

水には細心の注意が必要

体が資本である留学生活の中で、水との関わり合いはとても大事なポイントになります。日本は水道水を飲めますが、インドでは飲むことができません。 

実は世界中を見渡しても、水道水をそのまま飲用水として使用できる国は15か国ほどしかありません。 

また、ペットボトルの水を購入する時も、硬水なのか注意が必要です。日本の水道水は軟水なので、なるべく軟水を選ぶことをお勧めします。軟水に慣れている日本人は、硬水を飲むだけでお腹の調子を崩しす人が多いからです。

 

その3

トイレや衛生管理は最低レベル

生活面では、インドは世界的に見ても衛生状態が良いとは言えない国です。トイレが付いている家庭は全体の46.9%しかなく、不衛生なトイレは観光収入を損失しているとまで言われています。 

また、インドでは左手は不浄の手とされ、用を足した後は左手と水で洗い流します。もちろんトイレットペーパーなどは基本的になく(高級ホテルなどにはあります)、衛生面の良い環境で育った私達にとっても過酷なものになることは覚悟しなくてはなりません。 

抵抗がある方はトイレットペーパーをトイレに持参するようにしましょう。

 

その4

インド人にとって英語は第2言語

インドでは、テレビやラジオで英語の番組も多数放送されているため、生活に英語が溶け込んでいることは間違いありません。 

幼少期から培われた英語力に疑いはなく、英語を習得できることがエリートへの第一歩と認識されているため、高学歴の人はネイティブスピーカーと比べても遜色のない英語を話す傾向にあります。 

しかし、インドは憲法で20以上の言語が公認されている多言語国家です。そのため、インド人は日常的には現地語で会話をすることが多く、英語に関しては「ヒングリッシュ」と呼ばれる独特の英語が特徴です。 

また、インドはイギリスの植民地になっていたことがあり、イギリス英語に近い英語が使われることが多いので、事前に勉強しておくと良いでしょう。

 

その5 

インド留学はマンツーマン授業は主流ではない

カリキュラムや学校選定によりますが、インド留学は1ヵ月15万~25万円(授業料+滞在費)の学校が多く、フィリピン留学も10万円~25万円ほどなので、同等の費用になります。 

アジア留学の中で人気の高いフィリピン留学はマンツーマン授業が主流ですが、インド留学の場合は23人の少人数制、10人ほどのグループレッスンのカリキュラムを組んでいる語学学校が多いのが特徴です。 

また、インド留学は「ITスキルを語学と同時に伸ばしたい方」「語学と同時にヨガやアーユルヴェーダなども習得したい」など、語学+付加価値を考えている人にとっては最適な留学先なのです。

 

インド留学の歴史はまだまだ浅いですが、インド全体の経済発展や費用対効果の面から考慮すると、これから発展が期待される留学先と言えるかもしれません。

 

ライタープロフィール●三浦 哲郎

「総合旅行業務取扱管理者」「総合旅程管理主任者」であり、フィリピン留学・世界一周情報サイトTabi Joy運営者。大学卒業後、オーストラリア・フィリピンへ1年半の留学を経て、海外語学学校、旅行会社、留学エージェントにて勤務。これまで約40ヶ国へ渡航しており、国や場所に左右されない生き方を実践しています。

 


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