ポートランドより前からサードウェーブ？

アメリカのオースティンがヒップな理由

ヒップというのは広告やメディアの影響を受けている主流の文化よりもヴィンテージや自分の感覚を大事にし、環境問題や食事にも敏感で、スキニージーンズを履き、インディーズ音楽を愛し、デジタル機器が好きな若者たちのこと。そんなヒップスターたち、実はオースティンが前から熱いって知ってた?

オースティンってアメリカのどこにある？

オースティンはテキサス州の州都。アメリカ南部の州で面積が本土では1番の大きさを誇る州なんだよ。テキサス州といえば、カウボーイや砂漠をイメージして昔はテキサス出身だと「田舎者」って小馬鹿にされていたんだけど、今ではその州都オースティンは若者たちの憧れの街で、ポートランドやブルックリンに劣らないリベラルな魅力で人を惹きつけているんだ。

ポートランドより前からヒップな人が集まる街

オースティンには“Keep Austin weird”というスローガンがあって、これを訳すと「変なオースティンのままで」という意味でこれを真似したのが、“Keep Portland weird”。海外のネットでは、「オースティンとポートランドのどちらがヒップか？」なんて議論されているんだよ。特に、イーストオースティンには面白く変わった人が多いので、アーティスト、ミュージシャンが集まりインスピレーションをもらっているとか。Appleのキャンパスもあるから、何か面白いことが生まれそうな街なんだよね。

オースティンのヒップな街づくり

環境に対する意識高い系のヒップスターたち。オースティンは、歩行者・自転車に優しい街づくりをしているほか、グリーンに恵まれているわ。人造湖や州立公園は、休みの日にアウトドアをするのが好きな彼らにとってとても居心地がいいんだ。オースティンになぜヒップな人たちが集まるのかというと、彼らが大好きなインディーズ音楽をはじめとした世界最大級規模の音楽イベント、サウス・バイ・サウスウエストの会場でもあり、食意識の高いヒップスター御用達のホールフードマーケット発祥の地でビーガンやオーガニックのレストランが多く、美味しいコーヒーやビールを飲める店やヴィンテージショップのお店の数がオースティンはどこにも負けてないからなの。ローカルの店を大事にしつつ、新しい考えをとり入れる街の姿勢こそがヒップなのよ。